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CB獲得は強化になるのか?リヴァプールの補強最新トピックス!

ファン・ダイクとジョー・ゴメスを失った後、負傷者が続出し、一時は11人がリストに入っていたリヴァプール。プレミアリーグ連覇が危ぶまれ、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナムを推す評論家が増えましたが、ヴィラに7-2で敗れてから国内で10戦連続無敗とは、どれだけ強いのかと絶句してしまいます。0-7で大勝したプレミアリーグ14節のクリスタル・パレス戦は、記録ラッシュ。アウェイ7ゴールはクラブ史上初で、1試合で7人がアシスト(マネ、フィルミーノ、ロバートソン、アレクサンダー=アーノルド、サラー、マティプ、チェンバレン)はプレミアリーグレコードです。

トッテナム戦がプレミアリーグデビューだったリース・ウィリアムズは、リーグ戦では初のクリーンシートで自信を深めたのではないでしょうか。カーティス・ジョーンズはレギュラーメンバーとして持ち味を発揮しており、足りないのはプレミアリーグでのゴールのみ。ネコ・ウィリアムズは、アーノルド不在の穴を埋めました。中盤と最終ラインの主力をあれだけ欠いても、19歳トリオを活用してクオリティをキープできるのが、ユルゲン・クロップのマネジメントの素晴らしさです。

12月に入ってから、ツィミカスとジョッタが2月までアウトと報じられましたが、シャキリとミルナーがフルセッションに合流しており、チアゴ・アルカンタラも年明けに復帰できる見通しです。南野拓実が完全にフィットし、中盤のメンバーが揃えば、リヴァプールが昨季と同様の独走態勢に入る可能性が高まります。モー・サラーは13戦13発とフルスロットル。左サイドを制圧するロバートソンも絶好調で、2018-19シーズン以降のプレミアリーグでデブライネと並ぶTOPとなる28アシストを記録しています。

最強チームがつまずくとすれば、守備の混乱でしょう。唯一にして最大の懸念となっているCBは、現有戦力でまわるのでしょうか。他クラブであれば、「新戦力を獲ってくればいい」といえるのですが、今のレッズは微妙です。ファン・ダイクとジョー・ゴメスが復帰し、マティプがケガをしなければ、リース・ウィリアムズ、ナット・フィリップス、セップ・ファン・デン・ベルフはノーチャンスになりそうです。

現地メディアでは、20歳でシャルケの主軸として活躍しているトルコ代表DFオザン・カバクや、レアル・マドリードで出番がないエデル・ミリトンら若手の獲得候補が話題になっていますが、アカデミー出身の選手たちより格段にレベルが高いといえなければ、主力復帰後に余剰戦力化するリスクがあります。

「デイリー・メール」によると、財政難のシャルケはキャッシュをほしがっており、カバクの移籍金は4000万ポンド(約55億6000万円)から2500万ポンド(約34億7000万円)程度に引き下げられる可能性が高いとのこと。リヴァプールは、冬に動いて盤石の体制を築くのでしょうか。フリーエージェントのエセキエル・ガライという経験値を足して、短期的なピンチをしのぐという現実的なプランのほうが、先々を考えるとベターなのではないかとも思ったりします。 夏にウルヴスに移籍したキー・ヤナ=フーフェルに続いて、リース・ウィリアムズやファン・デン・ベルフが出ていってしまうことのないようにしたいものですが…。冬の移籍市場の動向に注目しましょう。


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“CB獲得は強化になるのか?リヴァプールの補強最新トピックス!” への1件のコメント

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    私個人は現有戦力を維持しながら乗り越えていく方式がベストだと思います。リース・ウィリアムスやナット・フィリップスはリーグ戦で戦える戦力でカウントできると思います。もちろん負けることもあるでしょう。それでも現有戦力を維持すべきだと思います。

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