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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ヴィニシウス、ハーヴィー・バーンズ、ソン・フンミン!ELのレスターとトッテナムは揃って3-0快勝!

「やりやがったな、DAZN!」。言葉は悪いですが、今の率直な気分です。チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの日本での放映をストップしたのは、彼らとしても苦渋の決断だったのだろうと想像しますが、もっと早く決まっていれば他社が動くことができ、きちんと広報してくれていればわれわれの困惑もこれほどではなかったでしょう。見逃し配信がなくなったため、早朝に2~3試合まとめて見るのが難しくなり、「UEFA.TV」かその他の手段でLIVE観戦した後はハイライトをチェックという日々が続きそうです。

そんなわけで、先ほど決着したレスター3-0ゾリャ、トッテナム3-0LASKリンツの2試合は、ゴールハイライトをお届けします。個人的なヨーロッパリーグの楽しみ方のひとつとして、「プレミアリーグのビッグ6以外の参加クラブに過剰に肩入れする」というものがあるのですが、昨季のウルヴスに続き、ブレンダン・ロジャースのレスターにも大いに期待しています。プレミアリーグで3勝2敗の4位に着けているチームは、ジェイミー・ヴァーディー、ウィルフリード・エンディディ、チャグラル・ソユンチュといった背骨を欠く厳しい状況のなかで戦っています。代役となるイヘアナチョ、ナンパリス・メンディ、フォファナがいかに穴を埋められるかが、前半戦の最大の注目ポイントです。

キングパワーで行われたゲームで最初に決定機を創ったのは、アウェイのゾリャでした。22分に左からのグラウンダーをカバエフはフリー。左足のボレーを右隅に決められればよかったのですが、ニアを狙った一撃はコースを目いっぱい切ろうと横たわったシュマイケルに阻まれてしまいました。レスターの先制ゴールは29分。イヘアナチョのパスを左で受けたハーヴィー・バーンズがコントロールショットをファーポストに当てると、リバウンドに反応したイヘアナチョが倒れ込みながらジェームズ・マディソンに預け、2人に囲まれながらキープした10番が冷静にプッシュしました。

41分にシュマイケルのミスキックがナザリナに渡り、ループシュートがGKの頭上を越えますが、わずかに右に逸れて同点ならず。ピンチが続いたレスターに追加点をもたらしたのは、得点力が高まった若きアタッカーでした。左からの楔が最前線のイヘアナチョに入り、ヒールで預けられたボールを受けたハーヴィー・バーンズがドリブルで中央を突破。2人を悠々と抜き去り、GKと対峙した15番は、右に蹴ると見せかけて左に浮かす完璧なフィニッシュでネットを揺らしました。

勝利を確実にしたホームチームの3点めは67分、イヴァニセニアがイヘアナチョにバックパスを出すという信じられないミスからでした。中央で反転したレフティが右足を振り抜くと、ボールは左のサイドネットへ。3点差勝利という順調なスタートを決めたチームの次戦は、AEKアテネとのアウェイゲームです。

プレミアリーグでレスターに1ポイント差の7位にいるスパーズも、本拠地トッテナム・ホットスパーで3ゴールをゲットしました。ヴィニシウス、ガレス・ベイル、レギロン、ドハーティー、ジョー・ハートと新戦力を揃えた一戦。先制は18分、ベン・デイヴィスが縦に出したボールを収めたヴィニシウスが完璧なタイミングでグラウンダーを入れると、GKの目の前でフリーになったルーカス・モウラが冷静に脇を抜きました。

2点めは27分。レギロンが華麗な3人抜きで中央に斬り込み、ラメラから右のガレス・ベイルとスピーディーにつながると、ウェールズのエースが左足のアウトで出したラストパスが中にいたヴィニシウスに向かいます。戻りながらコースに入ったアンドラーデは、オウンゴールとストライカーのゴールの二択を迫られているかのようでした。触らないという選択肢はないCBは左足で引っかけ、ホームチームのサポーターの期待に応えてしまいました。

後半のスパーズの収穫は、何度も決定機に絡んだデル・アリのパフォーマンスと、ヴィニシウスの2つめのアシストでした。84分、ドハーティーの浮き球を受けたヴィニシウスが巧みなヘディングでゴール前に落とすと、フリーのソン・フンミンが右隅に決めて3-0。ホイビュルク、レギロン、ダヴィンソン・サンチェス以外の8人を入れ替えて戦ったモウリーニョ監督は、望み通りの結果を得て週末のプレミアリーグに向かうことができました。アントワープ、ルドゴレツとのアウェイゲームに勝てば、残りの3試合は若手やサブの選手のコンディショニングに使うのではないかと思われます。

レスターとトッテナムのロングハイライトを詳細にチェックした今、声を大にしていいたいのは、ハーヴィー・バーンズ、ガレス・ベイル、ヴィニシウス…いや、「英語実況のみでいいから、お金も払うから、LIVE配信&見逃し配信のセットを誰かやってください」です。スパーズの試合は、リンツも11本のシュートを放っており、おもしろかったでしょうね…。プレミアリーグと欧州を3週連続で両立させなければならないクラブも、観戦の手段を奪われてネットの世界をさまよい続けるわれわれも、しばらくは苦しい戦いを強いられそうです。いやー。


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“ヴィニシウス、ハーヴィー・バーンズ、ソン・フンミン!ELのレスターとトッテナムは揃って3-0快勝!” への2件のフィードバック

  1. のこ より:

    uefa.tvも試合によっては見逃し配信やってくれるみたいですが、観る前からサムネイルにでかでかとスコアが書いてあっておぉう…という感じですね…

    • makoto より:

      見逃し配信、やってますね。
      プレミアリーグ勢の試合を全部やってくれれば文句なしです。
      操作性はDAZNよりいいですね。

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