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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

貴重な先制点もラスト3分の決勝ゴールもサカ&オーバメヤン!苦しんだアーセナル、劇的逆転勝利!

アウェイ扱いのファーストレグは1-1。チャンピオンズリーグ出場権をめざすアーセナルは、ベンフィカのアタックを完封すれば勝ち抜けが決まります。プレミアリーグのマンチェスター・シティ戦から4人を入れ替えたアルテタ監督の先発リストをチェックしておきましょう。GKレノ、DFベジェリン、ダヴィド・ルイス、ガブリエウ・マガリャンイス、ティアニー。中盤センターはダニ・セバージョスとジャカ、2列めはサカ、ウーデゴーア、スミス・ロウ、最前線はオーバメヤンという顔ぶれです。

キックオフからしばらくは、プレミアリーグのポゼッション。ベンフィカの厳しいプレスをかわそうとするアーセナルは効果的なパスコースを見出せず、横につなぐ時間が続いています。8分に左サイドから強引に狙ったオーバメヤンのシュートは、レイチがキャッチ。両者ともにラストパスが味方に届かず、15分を過ぎてもベンフィカにチャンスはありません。19分、サイドチェンジを受けたティアニーがすかさずグラウンダーをフィード。ニアでもらったスミス・ロウのシュートはDFにブロックされました。

静かだったゲームが動いたのは、21分でした。サカが縦に出したスルーパスがオタメンディの背後に滑り、ボックス右に流れたオーバメヤンが絶妙なループシュート。ファーストレグで決定機を逃したストライカーは、より難しいシュートを左のサイドネットに沈めました。リードしたアーセナルは、攻勢をキープ。25分、左からのボールを直接叩いたダニ・セバージョスのミドルは、右に切れていきます。34分、右からのFKを得たベンフィカがアーリークロスを入れると、フェルトンゲンのヘッドはクロスバーを越えました。

42分、ゴンサウヴェスの直接FKがゴール左に突き刺さり、1-1。2試合トータル2-2となったゲームは、後半の45分で勝負を決める展開となりました。49分にウーデゴーアの素晴らしいスルーパスをオーバメヤンが右隅に流し込みますが、ラインズマンもVARもオフサイドを指摘。アーセナルがポゼッションを取り、ベンフィカは全員が自陣にこもる時間が続いています。劣勢を打開しようとしたジョルジュ・ジェズス監督は、58分に3枚代えを敢行しました。

61分、GKのパントをダニ・セバージョスがヘッドで後ろに流すと、そこにいたのはダヴィド・ルイスではなくラファ・シウヴァ。飛び出したレノをかわしたストライカーが無人のゴールに蹴り込み、アーセナルは2点が必要になりました。アルテタ監督は、63分にスミス・ロウとダニ・セバージョスを下げ、ウィリアンとトーマス・パーティーを投入。サイドで優位に立つシーンが増えたホームチームは、67分に追いつきました。左サイドから仕掛けたウィリアンがニアに転がすと、エヴェルトンをかわしたティアニーの完璧な一撃が右のサイドネットに突き刺さりました。

72分、中央から強引に突破を図ったヌニェスのシュートは、惜しくも左にアウト。76分にオーバメヤンがGKのキックを足に当てると、こぼれ球を拾ったサカのシュートは右に外れてしまいました。アルテタ監督の3枚めは、78分にベジェリンをラカゼット。ガナーズが3-5-2にシフトすると、ベンフィカがサイドでキープできるようになり、サカ、ウーデゴーア、ウィリアンがずるずる下がってしまいました。作戦失敗…いや、サカとウーデゴーアは右サイドで攻め返しています。87分、右から仕掛けたサカがファーポスト際にクロス。外から走り込んだオーバメヤンのヘッドは完璧でした。

90分にサカとウーデゴーアが下がり、エルネニーとチャンバース。ベンフィカの猛攻をセーフティにクリアし続けたアーセナルが、セカンドレグを3-2で制してラウンド16進出を決めました。今日はとにかく、サカ、ティアニー、オーバメヤンでしょう。ウィリアンの投入で左サイドが活性化し、ティアニーが決めたところまではよかったのですが、サカ、ウーデゴーア、ベジェリンで優位に立っていた右サイドからSBを削ったのはミスだと思っていました。内側にいた相手が触れず、オーバメヤンに届いたクロスはエクセレント!絶対的エースが2発めをゲットし、初戦のミスをなかったことにしてくれました。

ドイツ勢が全滅し、レスターが消え、ナポリとPSVも去ったヨーロッパリーグ。プレミアリーグの3クラブとローマ、ミラン、アヤックスの争いとなりそうですが、アーセナルは2年前のリベンジを果たせるでしょうか。サカ、スミス・ロウ、ウーデゴーア、マルティネッリらの成長と、復調オーバメヤンの大暴れに期待しつつ、CL出場権をめざす戦いを見届けたいと思います。ファイナルは、ポーランドのスタディオン・エネルガ・グダニスクでしたっけ。2016-17シーズンの優勝チームと2018-19シーズンのファイナリストの激突が実現するのを楽しみにしています!


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