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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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やっぱりお得意はカウンター!?モウリーニョ・チェルシー、ここにきてFWが大当たり!

先週末のプレミアリーグは、リヴァプール、マンチェスター勢、アーセナル、チェルシーの試合がすべて土曜日に固まりました。全部観るのか、おもしろそうなゲームに絞るのかを悩んだ末、結局チェルシーVSカーディフを諦めてしまったのです。理由は極めてシンプルで、「どうせチェルシーの圧勝で、勝ち負けの興奮がない」「いちばんつまらなそう」だから。しかし、ひととおり試合が終わってみると、いろいろな意味でチェルシーのゲームは相当おもしろかったようで、正直、失敗したと思いました。

1点めは何とカーディフ!ダヴィド・ルイスが後ろに流れてきたボールを触るふりしてチェフに取らせようとしたら、相手FWマッチに詰められ失点、という珍しいシーン。おそらくこのとき、モウリーニョ監督はダヴィド・ルイスに対して相当、腹が立ったのでしょう。後のモウリーニョ退席の伏線は、この失点だと思います。

そしてチェルシーの同点ゴールは、これもまたGK絡みの珍プレー。エトーが真横にいるにもかかわらず、手に持っていたボールをドリブル(バスケットボールのほうです。地面を使って弾く、アレです)しようとしたGKマーシャルが、やっぱりエトーに足を出されてボールはこぼれ、大ピンチ。エトーが粘って流れてきた球をアザールがフォローして1-1です。そして勝ち越しゴールは、チェルシーにとって今季プレミアリーグ初のFWの得点。サミュエル・エトーが左からドリブルで持ち込み、今度こそはと強いシュートを叩き込みました。この後も、オスカルとアザールのゴールに加え、「レフェリーへの執拗な抗議でモウリーニョ退席処分」というおまけつきです。当日はBSでチェルシー、同時刻にJスポーツでマンチェスター・シティだったのですが、あらためて録画をチェックしてみると、マン・シティよりこちらのほうがおもしろかったです。いや、我ながら相変わらずヨミが甘い。

後半、ご退場されたモウリーニョさんですが、要はカーディフのプレイが遅い、時間稼ぎだと腹を立てていたんですね。またしても、コメントがいちいちおもしろいです。
「なぜレフェリーは、私に仕事をさせないようにする(=退席)のかわからない。スタンドでサポーターと一緒に観戦したって楽しくない。選手たちと話したいのに、それができないのだから、欲求不満がたまる」「私がこの試合にチケット代を払っていたら、プレーが止まるたびに、カーディフが21.5秒もかけていたことが気になっただろう。90分の試合のチケット代を払っているのに、55~60分しか観られないなんてお金のムダだし、ルール違反だ」
…21.5秒だったんですか。あまりに苛立って、スタッフに計らせたんですね。こういうところが、モウリーニョ監督らしい。この退席で、追って処分が発表されるそうです。エキサイトし過ぎた代償は、思っていたよりも高くつくかもしれません。

そして最後にチャンピオンズリーグのお話です。緒戦にバーゼルに不覚をとっているチェルシーは、もう後がありません。昨夜のゲームは、グループリーグでいちばん厳しいアウェイでのシャルケ04戦。カーディフ戦のようにはいかないだろうと懸念しておりましたが、終わってみれば0-3の快勝、またもやFWが2得点の大活躍。この夜は、F.トーレスです。

開始早々の5分、左CKをイヴァノヴィッチが競って流れたボールに反応し、ファーサイドでヘッドで押し込み、この日1点めを奪うと、69分には同点に追いつこうと焦るシャルケのミスを突き、カウンターから追加点。アザール、オスカルと一緒に攻め上がったF.トーレスは、「3対1でふたりフリー」からの、ごっつあんゴールを決める栄誉を後輩たちからもらった格好です。昨季のヨーロッパリーグでも活躍しましたが、相変わらずの「プレミアリーグではからきし&カップ戦で固め獲り」モード。そろそろ彼は、ゴールを挙げさせてもらえないプレミアリーグに別れを告げたほうがいいのかもしれません。

チェルシーは、88分にもカウンターから2対1の状況を作り、今度はアザールが左足でダメ押しゴールを流し込みます。今季のモウリーニョ・チェルシーは、第1期のカウンターサッカーからの脱却を図っているのかと思って観ていましたが、強さを感じるのは、やはり攻めさせてのカウンターが爆発したとき。モウリーニョさん、このうえは無理なさらず、「自陣でのボール奪取から、まっすぐ3タッチでゴール」というお家芸に徹したほうがいいのではないでしょうか。少なくとも、あなたの古巣であるレアル・マドリードや、ライバルのグアルディオラさんは、下手にポゼッションをとりに来られるより嫌がると思いますが…。

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“やっぱりお得意はカウンター!?モウリーニョ・チェルシー、ここにきてFWが大当たり!” への4件のフィードバック

  1. makoto より:

    はじめまして(^^)
    チェルシーファンのものです。

    モウリーニョの思惑通りに進んだ試合でしたね
    僕はあの堅守ブロックからのカウンターが好きなので思わずにやけてしまいました(笑)

    ボールを持っているのは相手だけど攻めれば攻めるほどピンチになり加点されて実はチェルシーペースっていう試合はやはりおもしろいです(笑)

    シャルケじゃ中から崩すことはできないし、かといって空中戦に強いチェルシーDF陣に外からのクロスはなにも怖くないので安心して見れました。

    この調子で次のシティ、アーセナルも撃破してもらいたいです

    —–
    チェルシーさん>
    そうですね。抜群のキレ味でしたね。いくらシャルケが前がかりだったとはいえ、1試合のなかで3対1、2対1のシーンがあれだけあるのは珍しいです。
    このサッカーするなら、F.トーレスはもっと元気になれるかもしれません。マタやアザール、オスカル、エトーにとっても悪くない話で、いっそそのまま…と思いますが、チェルシーサポーターとしてはどうなんでしょう。とりわけマンチェスター・シティとの対戦はおもしろそうですね。いかにもカウンターに脆そうなので。

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  3. That’s the best answer by far! Thanks for contributing.

  4. here より:

    That kind of thinking shows you’re on top of your game

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