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ヨーロッパリーグ準々決勝組み合わせ決定。優勝候補はユヴェントス、ベンフィカ、バレンシア!

プレミアリーグとは何の関係もなくなってしまいましたが、欧州サッカーのビッグイベントですので、こちらにも触れたいと思います。チャンピオンズリーグに続き、ヨーロッパリーグのベスト8の組み合わせも決定しています。うーん、こちらのほうが予想はやっかいですね。チャンピオンズリーグに出場していたイタリア王者のユヴェントス、昨季ELファイナリストのベンフィカが強そうですが、ナポリを下したポルトや、2月にアウェイでバルセロナに勝っているバレンシアも侮れません。

チャンピオンズリーグの予想記事でやったように、こちらも3強と優勝チームを予想するなら、こうでしょう。「3強はバレンシア、ベンフィカ、ユヴェントス。そして最後に勝つのはベンフィカ」。

■ヨーロッパリーグ準々決勝組み合わせ
AZ(オランダ) VS ベンフィカ(ポルトガル)
オリンピック・リヨン(フランス) VS ユヴェントス(イタリア)
バーゼル(スイス) VS バレンシア(スペイン)
ポルト(ポルトガル) VS セビージャ(スペイン)

それぞれ、根拠を挙げるとすれば、「対応力のバレンシア、モチベーションのユヴェントス、経験値のベンフィカ」でしょうか。まずはバレンシアですが、バルセロナやレアル・マドリードにまったく歯が立たないセビージャに比べ、彼らはときに互角以上のゲームをしており、相手が強いほど力を発揮するチームです。リーガエスパニョーラで10勝6分け12敗の8位と、スペイン国内では冴えない数字しか残せていませんが、強豪クラブは侮って戦うと痛い目をみるでしょう。

その知名度とセリエAでの強さゆえに、日本では優勝候補筆頭のように取り上げられているユヴェントスですが、今季の欧州戦線を見ていると、やはりセリエAの水準は微妙ですね。そもそも、ナポリとユヴェントスがチャンピオンズリーグでグループリーグを勝ち抜けなかったところから、イタリアには暗雲が垂れ込めています。ユヴァントスは、チェルシーが相手にしなかったガラタサライに大苦戦。ナポリはアーセナルやドルトムントと一緒の「死のリーグ」だったとはいえ、ライバルの2チームは欧州でもトップを争う野戦病院状態。カソルラ、アルテタ、ウォルコット、ギュントガン、フンメルスなど、両者のケガ人を足せばチャンピオンズリーグのベスト8にいってしまうくらいの状態だったにも関わらず、こちらも勝ち抜けず。

実は弱いのではないかと疑惑のセリエAではありながら、それでもユーヴェは3強に推しましょう。なぜなら、今季のヨーロッパリーグ決勝は、写真の「ユヴェントス・スタジアム」で開催されるからです。「ホームのサポーターの前で欧州タイトルを」という高いモチベーションが、厳しい局面で彼らの力になってくれるでしょう。ベスト16のフィオレンティーナ戦で、ホームでドローに終わったピンチをアウェイ勝利で切り抜けた姿をみて、接戦になったら結構粘るかもしれないとあらためて見直しました。

そしてベンフィカは、いわずとしれた昨季の準優勝クラブ。今季、ポルトガルのスーペルリーガでは、1試合平均得点が2点に満たず、攻撃に難があるようにみえますが、守備は23試合で15失点と堅牢。2位スポルティングに7勝ち点差、ライバルのポルトは12勝ち点差というぶっちぎりの首位に立っています。ベスト16で戦った、プレミアリーグ勢の最終兵器・トッテナムとのファーストレグは素晴らしかったですね。敵地ホワイト・ハート・レーンで1-3快勝。このチームは、ここぞというときの点の獲り方を知っています。私は彼らが今季こそ、タイトルをリスボンに持ち帰ると読んでいます。

さあ、ヨーロッパリーグ、どうなるでしょうか。チャンピオンズリーグより、私の予想はこっちのほうが当たりそうとにらんでおりますが…あっちで「マンチェスター・ユナイテッドの勝ち抜け&プレミアリーグ勢躍進予想」をしておいて、そんなこと言っちゃいけませんよね!?(ユヴェントス・スタジアム:写真著作者/Francesco Prota アンドレア・ピルロ:写真著作者/Валерий Дудуш)

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“ヨーロッパリーグ準々決勝組み合わせ決定。優勝候補はユヴェントス、ベンフィカ、バレンシア!” への2件のフィードバック

  1. スパーズ推し より:

    もうELには興味無いのでww
    よって、CLの方のコメントします(爆)

    マンUは意外と勝っちゃったりするかもしれません
    ただし、なんらかのミラクルは必要かと思います

    レアルの勝ち抜けはほぼ確定でしょう
    正直、去年とは状況が違い過ぎます

    スペインマッチは個人的願望を加えつつ、
    アトレティコに一票です

    で、チェルシーvsパリサンなんですが
    個人的見解では、チェルシーはレアルの次にマズい相手を引いた気がします

    大きな理由は当然イブラです
    プレミアでは中を固めて間受けをさせない
    ロングボールはCBが対応、という守備で
    堅守を保っていますが
    相手がイブラだと全く状況が違ってきます

    ボランチがコースを消したとしても、シウバからイブラへロング一発という手段が残されています
    プレミアでは空中戦無敵のCBもエアイブラ相手に同じことが出来るでしょうか?

    戦術を破壊する個の力に注目したいです

  2. makoto より:

    スパーズ推しさん>
    ヨーロッパで、わかりきった空中戦という戦術が通用するかどうか、ですね。

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