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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

優勝候補チェルシーは勝ち抜け確実、アーセナルも文句なし。ELグループステージ組み分け決定!

昨季プレミアリーグで7位に食い込んだバーンリーが、ヨーロッパリーグでどこまでいけるのか、大いに期待していたのですが、プレーオフでオリンピアコスに3-1、1-1で完敗。7月26日スタートという厳しい予選スケジュールのなか、アバディーンとイスタンブール・バシャクシェヒルに競り勝った堅守のチームは、欧州に手が届く直前で散ってしまいました。EL対応のコンディショニングで挑んだシーズンで、目標を達成できなかったショックはかなり尾を引くのではないでしょうか。ベン・ミーとタルコフスキを中心とした守備陣は、絶対的守護神ニック・ポープが長期離脱。新戦力ジョー・ハートがカバーしているものの、直近のプレミアリーグ2試合で7失点を喫しています。ショーン・ダイチェ監督のチームが降格の憂き目に遭う可能性は、決して低くはないでしょう。

さて、そんなわけで今季のヨーロッパリーグ出場チームは、2018年のFAカップ王者チェルシーと、昨季プレミアリーグ6位のアーセナルのみとなりました。ロンドンで鎬を削る両クラブの新監督は、欧州の戦績は好対照です。セヴィージャ時代に史上初のヨーロッパリーグ3連覇を果たしたウナイ・エメリ監督に対して、ナポリ時代のマウリツィオ・サッリ監督は2017-18シーズンにCLでグループステージ敗退。2回出場したELもベスト32止まりと、攻撃的で美しいサッカーは国外で結果を出せていません。今季のヨーロッパリーグでは、チェルシーは優勝候補筆頭でしょう。強敵はラツィオ、ゼニト、ミラン、セヴィージャ、アーセナルあたりですが、CLでも充分戦えるスカッドを有するウェストロンドンのチームにとっては、勝たなければならない相手ばかりです。

昨日行われた組み合わせ抽選の結果には、チェルシーもアーセナルも納得でしょう。アーセナルが入ったグループGにはスポルティングCPがいますが、他の2チームがアゼルバイジャンのカラバフとウクライナの無名クラブなら問題なし。ギリシャ、ベラルーシ、ハンガリーのクラブと戦うことになったチェルシーは、カラム・ハドソン・オドイやロフタス=チーク、クリステンセン、アンパドゥら生え抜きの若手に出番与えながら勝ち上がるものと思われます。

【ヨーロッパリーグ2018-19シーズン グループステージ組み合わせ】
グループA:レヴァークーゼン(ドイツ)、ルドゴレツ(ブルガリア)、チューリッヒ(スイス)、ラルカナ(キプロス)
グループB:ザルツブルク(オーストリア)、セルティック(スコットランド)、RBライプツィヒ(ドイツ)、ローゼンボリ(ノルウェー)
グループC:ゼニト・サンクトペテルブルク(ロシア)、コペンハーゲン(デンマーク)、ボルドー(フランス)、スラビア・プラハ(チェコ)
グループD:アンデルレヒト(ベルギー)、フェネルバフチェ(トルコ)、ディナモ・ザグレブ(クロアチア)、スパルタク・トルナバ(スロバキア)
グループE:アーセナル(イングランド)、スポルティングCP(ポルトガル)、カラバフ(アゼルバイジャン)、ヴォルスクラ(ウクライナ)
グループF:オリンピアコス(ギリシャ)、ACミラン(イタリア)、ベティス(スペイン)、デュドランジュ(ルクセンブルク)
グループG:ビジャレアル(スペイン)、ラピッド・ウィーン(オーストリア)、スパルタク・モスクワ(ロシア)、グラスゴー・レンジャーズ(スコットランド)
グループH:ラツィオ(イタリア)、マルセイユ(フランス)、フランクフルト(ドイツ)、アポロン・リマソール(キプロス)
グループI:ベシクタシュ(トルコ)、ゲンク(ベルギー)、マルメFF(スウェーデン)、サルプスボルグ(ノルウェー)
グループJ:セヴィージャ(スペイン)、クラスノダル(ロシア)、スタンダール・リエージュ(ベルギー)、アクヒサル(トルコ)
グループK:ディナモ・キエフ(ウクライナ)、アスタナ(カザフスタン)、レンヌ(フランス)、ヤブロネツ(チェコ)
グループL:チェルシー(イングランド)、PAOKテッサロニキ(ギリシャ)、BATEボリゾフ(ベラルーシ)、ヴィデオトン(ハンガリー)

激戦のプレミアリーグで4位以内を外しても、こちらで勝てば2019-20シーズンのCL出場権をゲットできますが、最大のライバルはCLから落ちてくるクラブなのではないでしょうか。昨季のELでベスト4に進出したアーセナルは、CLのグループステージで敗退した理由がわからないアトレティコ・マドリードに完敗。ヴェンゲル監督の最後の年をビッグタイトルで彩ることはできませんでした。1日早くドローが決まったCLでは、トッテナムとリヴァプールが厳しい相手をつかまされており、マンチェスター・ユナイテッドも落ちてくる可能性があります。プレミアリーグの5位と6位がCL出場権を賭けてファイナルで激突というのが最も盛り上がるシナリオですが、果たして…⁉ヨーロッパリーグの開幕戦は、9月20日。アーセナルとチェルシーの試合は、もちろんすべて観戦します。

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“優勝候補チェルシーは勝ち抜け確実、アーセナルも文句なし。ELグループステージ組み分け決定!” への2件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    バーンリーの敗退は私も残念でした。むしろこれからのリーグ戦のほうが心配ですね。ご指摘の通り降格のおそれすらあります。早く守備陣を何とかしない解けないと思います。
    一方ELグループリーグはプレミア勢は文句なしで、ぜひ決勝まで勝ち上がっていってほしいところです。

  2. ゆゆ より:

    プレミア勢がEL決勝はめちゃくちゃおもしろいですね!
    ガナサポとしてはあり得そうでヒヤヒヤです。笑

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