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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグとブンデスリーガが全面戦争⁉ CL&EL決勝トーナメント組み合わせ決定!

マンチェスター・シティは最高のクジ運、トッテナムはやむなし、リヴァプールとマンチェスター・ユナイテッドはやっかいな相手を引いてしまいました。ブンデスリーガ無敗のドルトムントとCL無敗のバイエルンのどちらが戦いやすいかは、意見の分かれるところだと思われますが…。昨日、スイスのニヨンにあるUEFA本部で、チャンピオンズリーグのラウンド16とヨーロッパリーグのラウンド32の組み合わせ抽選が行われました。4チームすべてがグループリーグ突破を決めたプレミアリーグ勢ですが、伏兵に足を取られて2位通過となったレッズとマン・ユナイテッドは、それなりの代償を払わされることになりました。クロップ監督のチームは、前年ベスト4のバイエルン。プレミアリーグ6位と苦境に陥っているモウリーニョ監督は、チェルシー時代からよく当たるパリ・サンジェルマンです。

リヴァプールにとって悩ましいのは、アンフィールドのファーストレグでファン・ダイクを起用できないことです。2月には、ジョー・ゴメスとマティプは復帰しているはずですが、どこかで大黒柱抜きの布陣の予行演習を済ませておきたいもの。欧州の強豪との対決では、アウェイゴールは命取りです。夏の新戦力がレオン・ゴレツカしかおらず、コバチ監督の戦術が浸透するのに時間がかかったドイツの名門は、直近になって守備が安定感を取り戻しており、簡単に勝てる相手ではありません。ロッベンやリベリーが往年の迫力を欠いても、ブンデスリーガ14試合10発のレヴァンドフスキや、アーセナルを出てから本格化したニャブリは要注意。難敵ですが、ナポリ戦で見せたゲーゲンプレスで後方からのフィードを遮断し、得意のショートカウンターを繰り出せれば勝機は充分。「私にとってはナイスな組み合わせ」と語っていたクロップ監督は、仇敵バイエルンを撃破することができるでしょうか。レッズサポーターにとっては、不安よりも楽しみのほうが大きい一戦ではあると思われます。

【チャンピオンズリーグ2018-19シーズン ラウンド16組み合わせ】
シャルケ04(ブンデスリーガ) VS マンチェスター・シティ(プレミアリーグ)
マンチェスター・ユナイテッド(プレミアリーグ) VS パリ・サンジェルマン(リーグアン)
トッテナム(プレミアリーグ) VS ドルトムント(ブンデスリーガ)
リヴァプール(プレミアリーグ) VS バイエルン・ミュンヘン(ブンデスリーガ)
アトレチコ・マドリード(ラ・リーガ) VS ユヴェントス(セリエA)
オリンピック・リヨン(リーグアン) VS バルセロナ(ラ・リーガ)
ASローマ(セリエA) VS ポルト(ポルトガルリーグ)
アヤックス(エールディヴィジ) VS レアル・マドリード(ラ・リーガ)
※左がファーストレグでホーム

マンチェスター・ユナイテッドは…。グループステージでユーヴェからアウェイ勝利をもぎ取ったチームを勝てないと断言することはできませんが、リヴァプールを圧倒したパリを2試合トータルで上回るのは至難の業。プレミアリーグ29失点の守備陣が、ネイマール、カバーニ、ムバッペを相手に無傷で終わるという楽観シナリオは描けません。もはやノーチャンスのプレミアリーグではモチベーションが低い試合が目立ちますが、相手がパリなら昨季の堅守とカウンターを思い出せるでしょうか。勝負のカギは初戦のオールド・トラフォード。先制ゴール、カウンターからの追加点、ゴール前にバスを停めて抵抗、デ・ヘアのビッグセーブの4点セットが揃えば…いやー、厳しい。サポーターとしては、ひたすら応援するのみです。

パコ・アルカセル、マルコ・ロイス、ジェイドン・サンチョがアグレッシブに仕掛けてくるドルトムントと、インテルの本拠地ドローで生き返ったトッテナムの激突も注目です。今季の戦績を見ると、ブンデスリーガ首位チームはバイエルンよりも明らかに強そうなのですが、欧州の大舞台で成功した経験がある選手がおらず、スパーズは互角に渡り合えるのではないでしょうか。昨季CLでレアル・マドリードを圧倒したポチェッティーノ戦術でやっかいなヴィツェルを封じ、ベスト8進出を果たしていただければと思います。マンチェスター・シティは、残留争いに巻き込まれているシャルケには負けないでしょう。レッズとスパーズが勝ってドイツ全滅か、2位通過が揃って討ち死にとなりペップのみが残る展開か。テンションが上がる組み合わせとなったCLは、予断を許しません。

ヨーロッパリーグのチェルシーはスウェーデンのマルメFF、アーセナルはBATEボリゾフ。こちらは問題なくラウンド16に駒を進めるでしょう。優勝候補はプレミアリーグの2チームとナポリ、のっけから直接対決となったラツィオ&セヴィージャ。ラツィオと同じ組で6連勝のフランクフルト、CLでリヨンに1歩及ばなかったシャフタル・ドネツクにもチャンスがありそうです。欧州のステージは、しばしのお休み。CL、ELとも再開は2月12日です。

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“プレミアリーグとブンデスリーガが全面戦争⁉ CL&EL決勝トーナメント組み合わせ決定!” への4件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    ユナイテッドの2月の日程鬼畜ですね

  2. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    バイエルン相手にどこまでレッズが出来るのか?面白いゲームになりそうです。初戦ダイク不在が気になりますが、相手にとって不足はないので楽しみです!

  3. ルーニー より:

    下手したらプレミアはシティ以外全滅ですね。ユナイテッドなんかもう…
    スパーズは毎年早急敗退してリーグ戦に集中してますが、補強なしの今季はどうなるんでしょうか。できれば、プレミア勢に全勝してほしいです

  4. プレミアリーグ大好き! より:

    プレミアはシティ以外全滅って、シティが残れば全滅にはなりませんよ。言葉は正しく使いましょう

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