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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

激突!プレミアリーグVSマドリード。CL&ELの決勝トーナメント組み合わせ決定!

プレミアリーグとラ・リーガが4クラブ、ブンデスリーガとセリエAが3クラブ、リーグアンが2クラブ。チャンピオンズリーグ2019-20シーズンの決勝トーナメントは、欧州5大リーグのクラブのみで争われることになりました。昨日行われた組み合わせ抽選で、ラウンド16の対戦相手が決まりましたが、プレミアリーグ勢のなかでクジ運がよかったといえるのは、ライプツィヒと戦うことになったジョゼ・モウリーニョのトッテナムだけです。悲願の初優勝をめざすペップのマンチェスター・シティは、13回の優勝を誇るレアル・マドリードと激突。リヴァプールは曲者アトレティコ・マドリード、チェルシーはバイエルンを引いてしまいました。

ブンデスリーガで首位を快走するライプツィヒを与しやすいなんて、とんでもない」と眉を顰める向きもあると思われますが、トッテナムが引く可能性があった他の5クラブを見れば、やはりここがベストでしょう。プレミアリーグ勢はドイツのクラブには相性がよく、トッテナムは直近2シーズン連続でドルトムントにダブルを喰らわせており、昨季のラウンド16ではマン・シティがシャルケ04をトータル10-2で撃破。欧州の頂点に立ったリヴァプールはバイエルンに0-0、1-3で競り勝っています。国内で15戦16発のティモ・ヴェルナーは不気味ではありますが、あちらから見ればハリー・ケインとソン・フンミンの決定力はやっかいでしょう。

ポチェッティーノ監督の下で苦しんでいたスパーズは、バイエルンにホーム2-7、アウェイ3-1といずれも完敗を喫しましたが、モウリーニョ監督就任後は公式戦5勝2敗と持ち直しています。ドイツ首位といえども、リヨンやベンフィカと接戦を繰り返して何とか勝ち抜いたクラブなら、充分勝機はあるのではないかと思います。グループステージを6戦全勝で悠々と駆け抜けたバイエルンのほうが、大変でしょう。ランパード監督率いるチェルシーは、スパーズを問題にしなかったドイツの名門を倒すことができるでしょうか。ブンデスリーガで15戦18発、チャンピオンズリーグで5戦10発のレヴァンドフスキは今や世界一。コウチーニョとニャブリも絶好調です。国内では5位と苦しんでおりますが、未だ欧州屈指の得点力を誇るクラブであり、停滞モードに入ったチェルシーにとっては荷が重い相手です。

■チャンピオンズリーグ2019-20 ラウンド16組み合わせ
ドルトムント(ブンデスリーガ) VS パリ・サンジェルマン(リーグアン)
レアル・マドリード(ラ・リーガ) VS マンチェスター・シティ(プレミアリーグ)
アタランタ(セリエA) VS バレンシア(ラ・リーガ)
アトレティコ・マドリード(ラ・リーガ) VS リヴァプール(プレミアリーグ)
チェルシー(プレミアリーグ) VS バイエルン・ミュンヘン(ブンデスリーガ)
オリンピック・リヨン(リーグアン) VS ユヴェントス(セリエA)
トッテナム(プレミアリーグ) VS ライプツィヒ(ブンデスリーガ)
ナポリ(セリエA) VS バルセロナ(ラ・リーガ)

■ヨーロッパリーグ2019-20 ラウンド32組み合わせ(プレミアリーグ勢の対戦のみ)
ウルヴス(プレミアリーグ) VS エスパニョール(ラ・リーガ)
クラブ・ブルッヘ(ベルギー) VS マンチェスター・ユナイテッド(プレミアリーグ)
オリンピアコス(ギリシャ) 対 アーセナル(プレミアリーグ)

リヴァプールとマンチェスター・シティは、のっけからマドリード勢と激突することになりました。スペインのクラブに勝てない時代が続いたため、首都の名前を聞くだけで気が滅入りますが、今季は千載一遇のチャンスかもしれません。グリーズマンが抜けたアトレティコ・マドリードは、エースがモラタで、最終ラインを総とっかえした発展途上のチーム。ラ・リーガでは5位に沈み、CLでもレヴァークーゼンに苦杯を喫するなど、数年前の強さはありません。クリスティアーノ・ロナウドがいなくなったレアル・マドリードは、ガレス・ベイルがモチベーションダウン、モドリッチは下り坂。アザールはフィットしておらず、国内では得点力不足に起因する取りこぼしが増えています。完成度が高いリヴァプールとマン・シティが、普段のフットボールを貫ければ、今の彼らには勝ち切れるのではないかと期待しています。

ヨーロッパリーグに出場しているウルヴスはラ・リーガで最下位のエスパニョール、マンチェスター・ユナイテッドはCLで1勝もできなかったクラブ・ブルッヘと戦いやすい相手を引きました。アーセナルと対戦するオリンピアコスは、CLでバイエルンとトッテナムを苦しめており、不振のクラブにとっては避けたかったドローです。CLもELも、全チームの勝ち抜けを祈っておりますが、この組み合わせではさすがに難しそうです。最も危ないのは、レヴァンドフスキ、コウチーニョ、ニャブリを止めなければならないチェルシーと見ますが、果たして…!

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“激突!プレミアリーグVSマドリード。CL&ELの決勝トーナメント組み合わせ決定!” への5件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    なかなか面白い組み合わせになりました。レッズサポの当方としてはマドリーでもレアルは避けたい気持ちだったので、名将シメオネとのゲームは一度観てみたいカードでした。2月にはお互いどのようなチームになっているか今から楽しみです。

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    シティとレアルというのは物凄いカードですね。
    緻密な戦術のもと構成された優等生チームと圧倒的な個人能力を集めた銀河系、果たしてどちらが勝つのか。
    スターリングとカルバハルのマッチアップ、それとベイルがどうなるのかが鍵になるような気がします。

  3. ペップの街 より:

    レアルかー、となりましたがもうCR7はいません。勝てないことはない!ここを勝ち抜ければ弾みがつきます。
    ラポルテ、ストーンズ復帰、更にCB補強できてれば!

  4. GSM より:

    プレミアvsスペインの2試合はただただ楽しみです!

  5. プレミアリーグ大好き! より:

    実情に合わないポット分けなどのレギュレーションが少しは是正され(直近3大会連続GL敗退のロシア王者枠はポット1のままですが)、ほとんど欧州のトップ16と言っていい強豪が出揃ったように思います。互角のクラブがあるとしてもセビージャ、インテル、レスターぐらいではないでしょうか?
    シティの日程が鬼畜を極めていることもあってシティ対レアルはなかなか拮抗しそうですね。疲弊しきった2ndレグで、個人能力でAGを大量に稼がれると厳しそうです。

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