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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

「アンデル・エレーラにとって、僕は速すぎるだろう」絶好調アザールが、本日の決戦を語る!

「スペインに行かなかったとしても、問題はないよ。僕はファンを愛しているし、ファンも僕を愛してくれていると思う。将来がどうなったとしても、幸せでいられるだろう」。エデン・アザールには、最高の時を過ごしているという実感があるのでしょう。今季プレミアリーグで8試合7ゴール。過去のベストシーズンでも、ゴールかアシストを決めるのに132分を要していたアタッカーは、58分に1回という驚異的なペースでチームにゴールシーンをもたらしています。

プレミアリーグにおける主要なスタッツは、軒並み自己ベスト。21%が最高だったショットコンバージョンは30%、90分あたりのタッチ数は83から100に伸びており、シュート数も2.6から3.6に引き上げています。「スカイスポーツ」が掲載したジェイミー・レドナップによるインタビューからは、ブルーズのエースがいかに充実感のあるシーズンを過ごしているかが伝わってきます。

チェルシーでキャリアを終えてもいいといえるのは、マウリツィオ・サッリ監督のスタイルに心地よさを感じているからでしょう。新しい指揮官について問われると、ポジティブな言葉が返ってきます。「彼はシンプル。ボールを持つのが好きだ。タッチ数が多ければ、ゴールを増やせる。彼からは、40ゴールを決める必要があるといわれてる。達成できたら、素晴らしいね。いつも、シュートを打て、ドリブルで仕掛けろとけしかけられてる。ミスなんか何の問題もないといわれるよ。チームがさらにポゼッションを増やし、自分を見つけてくれれば、もっと多くのゴールを決められるはずだ」。持ち場の左サイドから、中央、右へとめまぐるしくポジションを変えながら、ゴールを狙うことに集中できているのが、今季プレミアリーグにおけるゴール量産の理由でしょう。

ランチタイムキックオフで開催される本日のマンチェスター・ユナイテッド戦は、アザールが止まるかどうかが最大のポイント。稀代のドリブラーがイメージしているのは、相手のマークを無力化するスピーディーなパスワークです。「アンデル・エレーラにとって、僕は速すぎるだろう」。絶好調の10番は、2017年4月のオールド・トラフォードで自分の動きを完全に封じたMFに同じことをされても、問題ないといい切っています。

「アンデル・エレーラ、あるいは昨シーズンはマクトミネイだった。しっかり受け止めるよ。まずはシンプルにプレイしないと。エレーラがマークしてきても、パス&ムーブだ。僕のほうが速いとわかっているからね。走りながらパスを出し、いい状態を創れるだろう。チームメイトとともに素早くボールを動かさなければならない。ボックスの周辺に辿り着いたら、何かを起こすよ」

8位に沈んでいるマンチェスター・ユナイテッドは、ディオゴ・ダロト、ルーク・ショー、フェライニ、マティッチ、アンデル・エレーラ、リンガードが負傷を抱えており、何人かは間に合わないかもしれません。アザールのサイドをカバーするのが、プレミアリーグに来たばかりのフレッジや攻撃力が魅力のアンドレアス・ペレイラとなれば、苦戦は必至です。

今回ばかりは、モウリーニョ監督に秘策があるようには見えず、チームとしての総合力の勝負となるでしょう。サッリ監督が来てからのチェルシーは、メンタルのコンディションがよさそうなんですよね…。「ロンドンに着いた最初の日から楽しい。街もコブハムでの練習も、試合も。プレミアリーグはとにかく速いね。ファンは素晴らしいし、スタジアムもピッチもいい」とテンションが上がっているコヴァチッチは、負傷が癒えていれば、アザールとの連携を警戒しなければなりません。決戦まで14時間。マンチェスター・ユナイテッドとしては、何とかドローに持ち込みたいところ。「どんなに速くても、渋滞したら徐行しなければならないことを忘れていたのでは?」と、アザールに返せればいいのですが…。(エデン・アザール 写真著作者/@cfcunofficial (Chelsea Debs))

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“「アンデル・エレーラにとって、僕は速すぎるだろう」絶好調アザールが、本日の決戦を語る!” への6件のフィードバック

  1. ペップの街 より:

    Makotoさん!最初から引き分け狙いですか(笑)
    でも、現在のチーム力にはそれだけの差があるんでしょうね。
    渋滞に巻き込んでゴール前にバスも停めて!
    その死んだふり作戦から一転猛攻を仕掛けるとか?

  2. Macki より:

    更新ご苦労様です。長い長い2週間が明けて、最初のカードがユナイテッドvsチェルシーと双方の状態が最高であれば極上のカードですが、今回ばかりはユナイテッド苦戦が予想されますね、、、ライチタイムキックオフ楽しみです。

  3. B より:

    こういう時こそマンユナイテッドもモウも強い気がするので全く油断できない…楽観的に構えず、しっかり勝点3取り切ってほしいなぁ…

  4. マンユナイテッド より:

    ユナイテッドの状態がいい、悪い以前に元からアウェイのチェルシー戦は絶望的に成績が悪いんですよね…
    確かここ8試合で1分7敗とかだった気がします。
    ただルカクはビッグクラブで唯一チェルシーからは点を取れるのでルカクとラッシュフォードを残してドン引きからのパワー、スピードを生かしたカウンターで勝負するしかないですね。

  5. ペップの街 より:

    Makotoさん!最初から引き分け狙いですか(笑)
    でも、現在のチーム力にはそれだけの差があるんでしょうね。
    渋滞に巻き込んでゴール前にバスも停めて!
    その死んだふり作戦から一転猛攻を仕掛けるとか?

  6. ペップの街 より:

    誤送信しましてスミマセン!
    ついでにマンUの健闘と好試合を期待します。

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