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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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超絶デブライネ、マン・シティ7発圧勝!~FAカップ3回戦結果&4回戦組み合わせ一部速報

フラムとレスターが、やってしまいました。プレミアリーグ勢が登場したFAカップ3回戦の2日め。ラニエリ監督が率いるプレミアリーグ19位のクラブは、リーグ2(4部相当)に降格したオールダムにホームで1-2の逆転負けを喫し、岡崎慎司が先発出場したプレミアリーグ7位も、リーグ2で13位に留まっているニューポートに2-1でジャイアントキリングを許しました。波乱が続いた日曜日でしたが、ワトフォードとマンチェスター・シティは順当勝ち。カンファレンス・ナショナル(5部相当)のウォキングとのアウェイゲームに臨んだワトフォードは、負傷明けのトム・クレヴァリーやチャロバーを起用しながら、ウィル・ヒューズとディーニーのゴールで0-2完勝。チャンピオンシップで残留争いを続けるロザラム相手に、マンチェスター・シティは何発決めるのかと身構えて見ていると、前線の選手が全員ゲットして7-0の圧勝でした。破壊力抜群だったペップのチームの豪快な勝ちっぷりを追いかけてみましょう。

デブライネが姿を見せたチームは、開始早々からハーフコートマッチ。2分にデブライネが右から浮かしたクロスは完璧でしたが、ガブリエウ・ジェズスのヘッドがうまく当たりませんでした。先制は12分。左サイドのスターリングがデブライネに預けて中に走ると、昨季プレミアリーグアシスト王の完璧なスルーパスがロザラム守備陣を切り裂きました。ひとりかわしたスターリングが冷静に右隅に決めて1-0。エティハドのサポーターは、既に勝利を確信したのではないでしょうか。

リードした後、テンションが下がって危険なバックパスやエデルソンのドリブルを狙われたマン・シティでしたが、相変わらずデブライネのクロスは冴えており、ロザラムのDFがぎりぎりでクリアするシーンが目立ちます。31分にマフレズのパスで縦に走ったベルギー代表が、ボックス右からきれいなグラウンダーを入れますが、ガブリエウ・ジェズスがボレーをミス。2点めが決まったのは43分でした。ギュンドアンがラインの裏に長い浮き球を落とすと、走り込んだフィル・フォーデンがGKの逆を突く巧みなボレー。46分にはカイル・ウォーカーのアーリークロスがオウンゴールを誘い、マン・シティが前半で勝負を決めました。

3-0としても、やめないのがペップのチームです。48分、デブライネの高速クロスに飛び込んだガブリエウ・ジェズスのスライディングボレーはGKロダクがビッグセーブ。52分、スターリングがドリブルで左サイドを崩し、中に入れたボールにノーマークだったガブリエウ・ジェズスがようやく決めました。素晴らしい出来だったスターリングは57分にサネに後を譲り、67分にはデブライネがオランダU-21代表のサンドレルにスイッチ。73分にギュンドアンとのワンツーで中央を突破したマフレズが左足で流し込むと、78分のCKをニアからヘッドで叩き込んだのはオタメンディ。もはや試合の興味は「ロザラムが一矢報いるかどうか」で、ゴール前での競り合いを拳を握りしめて見てしまいました。

85分に中に持ち込んだサネが、右足のシュートをDFに当てながら決め、ゴールショーは閉幕。弱小高校のGKだった私は、全国大会出場校の三軍に後半だけで5発決められた試合を思い出し、ロダムの背中を見ながら「わかるぜ…」とつぶやいていました。ゴールキックを蹴った数秒後にボールが戻ってくるというのを繰り返すと、精神的疲労はハンパありません。ホントにおつかれさまでした。デブライネ、スターリング、マフレズ、ギュンドアン…アイツら、化け物ですね。リヴァプールを倒して意気上がるチームが、ウルヴス、ハダースフィールド、ニューカッスルと続くプレミアリーグで敗れるとは思えません

最後にリヴァプールが敗れ、3回戦は再試合4つを残すのみとなりました。4回戦のドローが発表され、クリスタル・パレスVSトッテナム、マンチェスター・シティVSバーンリー…おお、アーセナルはマンチェスター・ユナイテッドではないですか!1ヵ月前なら深くため息をついておりましたが、監督が代わった今、早いタイミングで強豪に胸を借りられるのはプラスです。スールシャール監督が、無敗のまま決戦に辿り着くことを期待しています。

【FAカップ3回戦結果】
トランメア 0-7 トッテナム
シェフィールド・ウェンズデー 0-0 ルートン
マンチェスター・ユナイテッド 2-0 レディング
シュールズベリ 1-1 ストーク
ボーンマス 1-3 ブライトン
ウェストハム 2-0 バーミンガム
バーンリー 1-0 バーンズリー
WBA 1-0 ウィガン
ボルトン 5-2 ウォルソール
ジリンガム 1-0 カーディフ
ブレントフォード 1-0 オックスフォード
エヴァートン 2-1 リンカーン
チェルシー 2-0 ノッティンガム
ダービー 2-2 サウザンプトン
アクリントン 1-0 イプスウィッチ
フリートウッド 2-3 ウィンブルドン
ミドルズブラ 5-0 ピーターバラ
アストン・ヴィラ 0-3 スウォンジー
ニューカッスル 1-1 ブラックバーン
クリスタル・パレス 1-0 グリムズビー
ブリストル 1-0 ハダーズフィールド
ブラックプール 0-3 アーセナル
ノリッジ 0-1 ポーツマス
ミルウォール 2-1 ハル・シティ
プレストン・ノースエンド 1-3 ドンカスター
フラム 1-2 オールダム
マンチェスター・シティ 7-0 ロザラム
ウォキング 0-2 ワトフォード
QPR 2-1 リーズ・ユナイテッド
シェフィールド・ユナイテッド 0-1 バーネット
ニューポート 2-1 レスター
ウルヴス 2-1 リヴァプール

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“超絶デブライネ、マン・シティ7発圧勝!~FAカップ3回戦結果&4回戦組み合わせ一部速報” への3件のフィードバック

  1. シティふぁん より:

    レッズの敗戦につけさせて頂いたコメントとかぶるんですけど、シティはターンオーバーしながらもクオリティは落ちず、圧勝でした。
    レッズ戦に大事をとって出なかったデ・ブライネが試合勘を取り戻して決定機を連続して作り、7発大勝!コンパニーに代わって出たオタメンディがドンピシャのヘッド!言うことないです。
    最後は若手のサンドラーまでデヴューしてお披露目を済ませました。

    —–
    リバプールは対戦相手がウルブズなら仕方ないと思います
    リーグとCLに注力できますがあまり出場機会の少ない選手のコンディション調整が難しいと思います
    ベストメンバーのリバプールは強いですがベストメンバーに離脱者がでると影響が大きくなりますね

  2. ペップの街 より:

    シティはウルブズ戦を落とすとレッズ戦勝利の値がなくなりますが、それにしても難敵です‼️

  3. アイク より:

    レッズ×レアル戦は控え層の厚みの差が勝敗を分けたと思っていますが、そこの改善は実際難しいですね…
    いや失礼、強くなるとつい要求がエスカレートしてしまいますが、冷静に見て今のレッズは十分に驚異的なスカッドでした。
    むしろローテーションしながら勝ちまくるペップ監督をリスペクトすべきですよね。デ・ブライネ復活でこれからの優勝争いがますます楽しみです!

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