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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

今度はサラーがコロナウイルス陽性…現地メディアがリヴァプールの負傷離脱&病欠の最新事情を特集!

ファン・ダイクは前十字靭帯損傷、チアゴ・アルカンタラとジョー・ゴメス、チェンバレンも膝。ファビーニョは太腿を痛め、アーノルドはふくらはぎ。リヴァプールの野戦病院化が止まりません。肩を痛めていたアリソンと、軽傷を繰り返していたマティプが復帰した矢先に、主力がリタイアしたというニュースが続々と届いています。2019-20シーズンはマンチェスター・シティとのマッチレース、昨季は独走で初のプレミアリーグ制覇を果たしたリヴァプールの強さのベースは、サラー、フィルミーノ、マネ、ワイナルドゥム、アーノルド、ロバートソン、ファン・ダイクといったキーマンたちに長期離脱がなかったことでした。

現在は、6人が負傷で戦線離脱中。最終ラインは過去最大の危機に陥っているものの、前線のワールドクラスが元気だったのが救いでした。しかし昨日、最も聞きたくなかったニュースが飛び込んできました。「Mohamed Salah: Liverpool forward tests positive for coronavirus」。モー・サラーのコロナウイルス感染が確認されたと報じた「BBC」は、レスター戦とブライトン戦を欠場する可能性があると伝えています。チアゴ・アルカンタラとマネに続く3人めのポジティブ。深刻なパンデミックに悩む街のクラブは、さらなる感染者の発生を公表しなければならなくなるかもしれません。

アリソン、ネコ・ウィリアムズ、リース・ウィリアムズ、マティプ、ロバートソン、ヘンダーソン、ワイナルドゥム、カーティス・ジョーンズ、ジョッタ、フィルミーノ、マネ。チアゴ・アルカンタラとファビーニョは間に合わないと想定したレスター戦の予想メンバーです。ユルゲン・クロップ監督は、中盤から後ろに若手を抜擢してしのぐしかありません。「今シーズンのプレミアリーグは、筋肉系のトラブルに見舞われる選手が増えており、8節までで103回は昨季より16%多い」とレポートした「BBC」は、アーセナルとイングランド代表で選手たちのケアを担当した理学療法士、ゲイリー・ルーウィン氏の意見を掲載しています。

「通常のプレシーズンの欠如と、試合を詰め込んだスケジュールの両方が、ケガの増加の要因だろう。前のゲームから完全に回復しないと倦怠感が残り、筋肉の損傷が大きくなる。疲れた筋肉にさらなる負荷をかけると、壊れてしまう」

リヴァプールにおける負傷と病気の発生状況をまとめた「スカイスポーツ」によると、これまで負傷の延べ人数が最も多いのはマンチェスター・シティで16人。リヴァプールは15人で2位となっており、エヴァートン、バーンリー、レスター、ニューカッスルが12人で並んでいます。昨季までの2強は、不慮の戦力ダウンによって混戦の仕掛け人となってしまいました。クロップ監督は、8試合で6パターンのCBコンビを起用。苦しいやりくりを強いられながら、5勝2分1敗の3位に留まっている現状に拍手を送りたくなります。

大型補強でプレミアリーグ制覇をめざすチェルシーは、ケガ人ゼロで再開を迎えられる可能性があります。リヴァプールは、スケジュールがさらにタイトになる12月をうまく乗り越えられるでしょうか。最も完成度が高いフォーメーションとハイレベルなヤングスターたちが、主力の不在をどこまで補えるのかに注目したいと思います。レッズサポーターは、毎朝ドキドキしながらプレミアリーグのニュースを伝えるサイトを開いているのでしょうね…。お察しします。


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“今度はサラーがコロナウイルス陽性…現地メディアがリヴァプールの負傷離脱&病欠の最新事情を特集!” への3件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    コロナのリスクはどこのチームも隣り合わせであり選手のマネジメントもいつも以上に苦労していると思います。サラーを責める事はできません。回復を祈りつつ、今は若手の登用でこの状況を乗り越えていくしかありません。しかし毎朝のニュースチェックが怖いですね、、、。

  2. アイク より:

    更新ありがとうございます。
    お察しの通り、次は誰だと身構えてしまってます。
    サラーが発症してないことが辛うじて救いです。
    交代枠を早急に5枠に戻したとしても、ロックダウンの話が各所であり、今シーズンもどこまで続けられるか不透明ですね…

  3. アイク より:

    いや〜じわじわと来ています。
    ファンダイクの堅守とフィードとセットプレー、アーノルドの飛び道具、優秀なボランチを失っても、前線とヘンダーソンがいればまだ殴り合いを制するイメージが持てたんですが。その前線が…!
    大勝したバルサ戦は飛車角落ちだったし!今はジョタもいるし!とポジティブ要素を探してみても激痛は和らぎませんでした笑
    世界一のボスのスーパーなマネジメントに期待するしか無いです。

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