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「リヴァプールは2つの戦線で争うことができるか?」…現地メディアが戦力を徹底分析!

ドミニク・ソランケに続いて、モハメド・サラーを手中に収めようとしているリヴァプールについて、「スカイスポーツ」が来季の戦い方と今後の補強の展望をまとめています。プレミアリーグ4位に食い込み、チャンピオンズリーグのプレーオフ出場権を獲得したクロップ監督は、2年連続で日程がタイトになる1月に不振に陥っていますが、選手層の厚みを築いて次のシーズンこそはスムーズに乗り切りたいところ。イギリスメディアは、「リヴァプールは2つの戦線(=プレミアリーグとCL)で争うことができるのか?」をテーマとしながら、フォーメーション、ディフェンス、ミッドフィールダー、アタックとポジション別に戦力をチェックしています。

最初に紹介されているのは、放出する選手たちです。ママドゥ・サコを3000万ポンド、アルベルト・モレノは1200万ポンド、ラザル・マルコヴィッチが2000万ポンド。クロップ監督は、昨季プレミアリーグで戦力外だったメンバーに奮起を促す気はないようです。ソランケやサラー獲得の費用はここから捻出され、さらに後ろのポジションを中心に新しい力を加えていくことになります。「スカイスポーツ」の来季フォーメーション予想は、4-3-3。3バックやダイヤモンド型の中盤も試してはいるものの、指揮官好みの3センターから逸脱しないはずと主張しています。

彼らの最大のネックは、ディフェンスです。昨季プレミアリーグでは失点42。TOP4では最多の数字を抑えられれば、いよいよ優勝争いでしょう。ファン・ダイク獲得が頓挫してしまったなかで、「スカイスポーツ」が次の候補としてピックアップしているのは、ラツィオのステファン・デ・フライ。2014年のブラジルワールドカップでオランダを3位に導く原動力となったCBです。リヴァプールは1700万ポンドのオファーを拒否されたといわれていますが、金額が理由ならクリアするでしょう。ファン・ダイクに大金を投じようとしていたクラブは、このポジションだけは妥協しないと思われます。

ミルナーをコンバートしていた左SBには、モナコのベンジャミン・メンディ、ハル・シティのアンドリュー・ロバートソン、フラムのセセニョン、ポルトのラファ・ソアレスの名前が挙がっています。直近のニュースではセセニョンはアウトといわれており、「リヴァプール・エコー」はリオ・アヴェにローンで出されていたラファ・ソアレスに方向転換したと報道。ポルトガルリーグ7位のクラブで32試合3ゴールと活躍したものの、フルシーズン働いたのは昨シーズンだけという22歳の若手獲得は、あくまでもミルナーのバックアッパーということなのでしょうか。「スカイスポーツ」は、誰が加わるにしても最終ラインのターゲットはCBと左SBのみで、イケル・カシージャスは加わらないとしています。

ジョーダン・ヘンダーソンのかかとの負傷、エムレ・ジャンのユーヴェ移籍報道、ルーカス・レイヴァのニューカッスル入りの噂など懸念材料が多かったセントラルMFですが、エムレ・ジャンは契約延長の見通し。「スカイスポーツ」は、「フィリペ・コウチーニョを3センターに落とす」「ライプツィヒの8番ナビ・ケイタ獲得」という2つの打ち手で強化を図る可能性があるとしています。前線は、サラーの獲得は大きな前進。来季プレミアリーグでは、マネの不在で縦への推進力が失われることはなくなるでしょう。イギリスメディアのレポートは、セインツのドゥサン・タディッチ、レヴァークーゼンのジュリアン・ブランチ、指揮官の古巣ドルトムントの19歳FWエムレ・モルとクリスティアン・プリシッチらを補強のターゲットとしてピックアップ。ソランケやスタリッジがどこまでやれるかがポイントとなりそうですが、「国内と欧州の両方で戦うロベルト・フィルミーノのバックアッパーは必要」と強調しています。

Can Liverpool compete on two fronts next season?(リヴァプールは、来季2つの戦線で争うことができるのか?)」。彼らがプレミアリーグ4位に入れた要因のひとつは、チャンピオンズリーグを戦うライバルより試合が少なかったからと指摘したイギリスメディアは、「質の高いCBと左SBにサイン」「サラーとの契約を確定させる」「フィルミーノに適切なバックアッパーを用意する」ことが重要とまとめました。最終ラインの強化はおっしゃるとおり。攻撃においては、「マネとサラーを最前線に置くゼロトップ戦術」「コウチーニョのインサイドハーフ起用」「得点力のあるワイナルドゥムを1列上げた4-2-3-1」などで厚みと流動性を創出するのもおもしろいのではないかと思います。本日、モハメド・サラーはメディカルチェックを受ける予定。明日の早朝には、エジプト代表のアタッカーの関連コンテンツが公式サイトのTOPを占拠するはずです。

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“「リヴァプールは2つの戦線で争うことができるか?」…現地メディアが戦力を徹底分析!” への4件のフィードバック

  1. nyonsuke より:

    更新お疲れ様です。

    ここまでくればサラーは決まりでしょうか。
    寸前で振られた3年前の二の舞とならないようにと祈っていましたが、今はクロップの兄貴がいるので大丈夫でしょう。
    さて、これで前線は十分と言いたいのですが、数日前に浮上したオーバメヤンの話が頭から離れません。
    賛否両論あるでしょうが、私は彼のプレーが大好きなのでぜひレッズに!とそわそわしているのですが、やはり可能性は低そうです。
    現実的、信憑性があるスカイスポーツのこの記事で次に期待するのはナビ・ケイタです。
    たしかに1級のCBも必要ですが、ダイク獲得を失敗した今クロップサッカーをもう一段レベルアップしてくれるのは彼のような中盤のダイナモだと思います。
    彼が獲れれば、ダイクほどではなくとも堅守が売りのCBとミルナーの控えSBの獲得でよいのではと愚考しております。
    とにかくサラー確定の一報を待ち、安心したいところですが、大物CFとケイタの獲得はあるのか!が今後の楽しみですね。

  2. what a hit より:

    誰があなたの夢想を止める権利があるでしょうか。夢想を止めるのはFSGだけです。
    僕と共に思いっきり夢想(無双)しましょう。
    僕の今夏の目標では、既にサラーはリバプールの選手としてバランスに、ファン・ダイクの交渉は大詰め、今日がナビ・ケイタのメディカルチェック、そして噂の大物ストライカーOバメヤン…失礼、AバメヤンにFSGがまさかの満額オファーの予定でしたが大幅に遅れが出てますね。心配です。
    ファン・ダイクが今夏結局どうなるのかが気にかかりますね。他クラブへ行くなら僕はプレミア間で移籍してほしいですね。超一級の選手が他国リーグへ流れて行くより、クラブは違えどプレミアを盛り上げ、正々堂々と勝負する方が楽しいですよね。

  3. what a hit より:

    バランス→バカンスですね(汗)
    無双しましょう!

  4. へんだーそん より:

    更新おつかれさまです。

    コウチをセンターに落とすとスタリッジをよく見てるパサーがヘンドと2人に増えます。新戦力楽しみですが案外スタリッジの再覚醒が観れるかも、と期待してます。

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