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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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唯一の無失点!ファン・ダイク&アリソンの「堅守レッズ」を辛口キャラガーが絶賛!

プレミアリーグ2018-19シーズンは、2試合を終えて連勝が6チーム。ビッグ6からはマンチェスター・シティ、リヴァプール、チェルシー、トッテナム。例年出遅れるボーンマスと、攻撃陣が好調なワトフォードも上位に名を連ねています。6チームのうち、5チームまでが失点を喫しており、2試合連続クリーンシートは既に1チームしかありません。ユルゲン・クロップのリヴァプール。ウェストハムに4-0で圧勝したプレミアリーグ開幕戦は、打たれたシュートが5本で枠内2本。クリスタル・パレスの堅守に手を焼いたセルハーストパークのゲームは、シュート8本を枠内2本に抑えて0-2で勝ち切っています。「BBC」は、クリスタル・パレス戦のMVPにヴィルジル・ファン・ダイクを指名。79本中73本のパスを成功させ、8つのクリアを決めたCBについて、クロップ監督は「ファン・ダイクのようにクリスティアン・ベンテケに対応できるDFは、ほとんどいないだろう」と激賞しています。

ファン・ダイクに加えて大きいのは、ローマから来た守護神アリソン・ベッカーです。昨季チャンピオンズリーグで「スカッド・オブ・ザ・シーズン」に選出されたGKとCBは、欧州でもトップクラスのパフォーマンスを披露。クリーンシート5回のアリソンは、1試合あたり3.9本のシュートをセーブ。セインツから移籍して、決勝トーナメントの6試合に出場したファン・ダイクは、デュエル成功率67%&タックル成功率100%という数字を残しており、いずれもセルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランの欧州王者コンビを上回っています。

彼らが揃ったことで、リヴァプールの最終ラインは劇的に変わりました。セットピースでノーマークの選手に打たれるシーンはなくなり、アリソンがダイビングでセーブしたのはミリヴォイェヴィッチのFKのみ。ジョー・ゴメスは、後ろと左からの的確なコーチングを得て、ボールとストライカーに集中できているのではないかと思われます。クラブOBのジェイミー・キャラガーは、ファン・ダイクが入団して間もない頃には「減量しろ」などと余計なツッコミを入れ、クロップ監督に「そっちが痩せろ」と切り返されてましたが、今ではきっちり掌を返してオランダ代表CBを絶賛しています。

「ファン・ダイクがいい選手なのはわかっていたけど、これほどとは思ってなかった。リヴァプールがプレミアリーグを制覇できないのは守備のせいと指摘してきたけど、今はファン・ダイクがいる。彼はプレミアリーグで最高のCBだね。以前のコンパニの領域に入ってきている」

彼を見ていると、気持ちが揺らぎます。「CBは既に6人もいる」「バイリーとリンデロフのポテンシャルを引き出せればより強固になる」と、補強に不満をこぼすモウリーニョ監督に異議を唱えてきたのですが、アルデルヴァイレルトやマグワイアなどの素晴らしいCBがひとり加わるだけで、最終ラインが激変することもあるのだろうな、と。ジェームズ・ミルナーも「無失点にこだわれば、大きな成果を得られるだろう」と守備に対して自信を深めています。ファン・ダイク&アリソンという2人のワールドクラスが通年で活躍すれば、レッズは堅守のチームとしてビッグタイトルに手が届くかもしれません。

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“唯一の無失点!ファン・ダイク&アリソンの「堅守レッズ」を辛口キャラガーが絶賛!” への2件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    ダイクに加えアリソン加入により、FKやCKの度にドキドキする事が無くなりました。

  2. Mr.ペーターソン より:

    普通にまだドキドキするけどな

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