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いよいよ来季は欧州へ!巷で話題の「リヴァプール2014-15獲得選手リスト」

今季プレミアリーグの優勝が決まる前から、何とも気の早い話ですが、来季のチャンピオンズリーグ出場が決まっているリヴァプールの強化プランが話題になっています。ブレンダン・ロジャース監督には、100億円を超える補強費が渡されるといわれており、以前から懸案だった攻撃のオプションとDFラインのさらなる強化に使われる見込み。100億で複数人獲得ということは、「大物より若手・中堅優先、すなわちSAS残留前提」でしょうね。

こういう話は、やはりイギリスのタブロイド紙が速いです(事実かどうかはともかく)。「テレグラフ」がリストアップしている選手を中心に、今、話題になっている顔ぶれをひととおり、紹介することとしましょう。まずは「DFラインの強化」ですが、降格するカーディフのイングランド代表CBスティーヴン・コーカー、セインツの急成長SBルーク・ショー。多くのクラブが狙っているといわれるポルトガルはスポルティングのアルゼンチン人、マルコス・ロホや、マイカ・リチャーズ、アシュリー・コールなどの名前もあります。コーカーとルーク・ショーを獲得できれば文句なしなのでしょうが、両者とも、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシー、アーセナルなどプレミアリーグのライバルと競合することになります。フラナガンの成長を加味して考えれば、「今後10年を考えてコーカー&SBは層を厚くするベテラン獲得」といければ御の字でしょう。

そして中盤より前は、「SAS以外の得点源、あるいはSASと絡めるチャンスメーカー」が狙いのようです。前者であれば、この冬にも交渉しており獲得確実といわれているエフゲン・コノプリャンカ、あるいは冬にフラムに移ったものの、ケガに泣かされたコンスタンティノス・ミトログル。後者は、噂のアダム・ララナや、バイエルンのシャキリ、パリ・サンジェルマンのメネズといった、「居場所を失ったウインガー」たちです。出場機会を求めてギラギラしているメネズあたりを獲れれば最高ですが、そうなるとイアゴ・アスパスやモーゼスには2年めはないのかもしれません。

一方で私が気になっているのは、「ジェラードの後継者あるいはバックアッパー問題」です。ヘンダーソンをセンターMFに据える、などというプランはあるのでしょうか。ジェラード、アレン、ルーカス、ヘンダーソンと揃えば、頭数は確保できますが、できればここに守備力が高い選手をひとり、入れておきたいところです。ララナは「残留」といっているようですね。早くから残留を表明する選手は、本当に残りたいか、もしくは裏でどこかとデキているかどちらかですが…。

チャンピオンズリーグ出場権がなかった昨季も移籍市場での動き出しは早かったリヴァプールですので、今季はさらにロケットスタートを決めてくるでしょう。マンチェスター・シティに戦力的な上積みが見込みにくく、ヴェンゲル監督が例年通り大きな改革を志向しないとすれば、来季のプレミアリーグをリードしそうなのはチェルシーとリヴァプールです。そしてもう1チーム、サポーターながら不気味としか表現できないのが、マンチェスター・ユナイテッド。ファン・ハールが監督に就任すれば、オランダとドイツから派手に選手を獲ってきそうではあります。こちらは大当たりかダダすべりの二択でしょう。この夏、大きな動きがありそうなプレミアリーグ上位の移籍関連ニュースについては、シーズン終了直後から、引き続き追いかけていきたいと思います。乞うご期待!

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“いよいよ来季は欧州へ!巷で話題の「リヴァプール2014-15獲得選手リスト」” への7件のフィードバック

  1. リバサポ より:

    BRが夏の移籍で獲得した選手はあまりいい印象がないので心配です。
    ジェラードの後継者、バックアッパー問題は、セビージャのラキティッチやクロースあたりのジェラードをベンチに追いやるほどのクオリティを持った選手が取れれば文句なしなんですが…
    流石にとちらとも現実味がないですね。

  2. makoto より:

    リバサポさん>
    ラキティッチは、ときどき話題になりますね。セビージャは、決算どうなんでしょうか。以前のマラガや、最近のアトレティコ・マドリードのような厳しい状況であれば、売却もあるかもしれません。

  3. ファンファン より:

    リバプールは選手層を考えるとおそらくは結構な数の新戦力が加入することになるはず。
    それらがフィットするまでは久々の過密日程に苦戦するんじゃないかなと。
    クラブランクが大分落ちたので厳しい組になるのも確実ですしね。

    チェルシーの課題は攻撃のアイデア不足からくる格下相手の取りこぼし。
    モウリーニョが監督である限り解決は難しいかなと。
    守備組織の構築にかけては間違いなくトップの人物ですが攻撃に関しては正直イマイチ。
    噂のコスタが加入しても全てが解決とはならないでしょう。

    となると来季もシティが最有力かなと。
    ユナイテッドは来季も厳しい気がしますね。
    ファンハールの好むポゼッションスタイルは今季はもちろんファギー時代とも異なります。
    妥協はしない頑固な人物ですから色んなものを壊してベースを作る1年で終わるのではないでしょうか。

  4. makoto より:

    ファンファンさん>
    なるほど。そうはいってもモウリーニョは、ポルト以降、指揮をとったクラブすべてでリーグ制覇してますからね…。来季もおもしろいことになることだけは、間違いなさそうです。

  5. クロップ より:

    私は個人的にショーの動向が気になります。
    ユナイテッドサポーターとしては、是が非でも獲得して欲しいところ!向こう10年はレギュラーをはれる逸材だと思いますし、何と言っても英国産ですし。
    チェルシーはショーを諦めて、モレーノ或いはフェリペルイスをターゲットにしている様ですが‥本当なんでしょうか。

    そして最近はマルコ ロイスもかなり話題にあがりますね。

    仮にファンハールが指揮を取る事になれば、オランダ、ドイツ方面から新戦力が複数やって来そうな気がします。
    ただショーは獲得して欲しい!誰が監督になるにしても!
    残るはCB、CH、DHがどうなるかですがこれから毎日が注目で楽しみになって来ましたね!!

  6. makoto より:

    クロップさん>
    ルーク・ショーがどこに着地するかは注目度大ですね。左SBは世界的に人材不足なので、彼のような選手を獲れたクラブのアドバンテージは大きいと思います。状況的には、マンチェスター・ユナイテッドが獲るのではないかと思われますが、実際どうなんでしょうね。

  7. クロップ より:

    因みにウィリアムカルバリョはどう思います?

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