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去る人来る人残る人…プレミアリーグ「来季の監督人事」最新トピックス!

エヴァートンのロベルト・マルティネス監督が解任となり、昇格したばかりのワトフォードをプレミアリーグ残留に導いたキケ・フローレス監督は「クラブとの見解の相違」で退団を発表。シーズン終了間際になって、来季に向けた監督人事に関するニュースが続々と舞い込んできています。

イギリス紙「タイムズ」は、契約が残り1年となったアーセナルのヴェンゲル監督が、さらに2年間の契約延長となる見通しと報道。株主のクロエンケさんが、10月までに話がつくことを望んでいると伝えられており、ヴェンゲル監督が意欲を失わなければスムーズに決まりそうです。選手獲得の決定権を掌握し、経営に対する影響力が高い指揮官が退任するタイミングは、自ら潮時と決断したときか、クラブが著しく低迷したときだけでしょう。ライバルのトッテナムもまた、12日にポチェッティーノ監督との契約を2021年まで延長したと発表しました。「輝かしく気品にあふれた最高水準のサッカー」とは、44歳の若いマネージャーに対するレヴィ会長の最上級のリスペクトです。トッテナムの1日前に、スウォンジーもグイドリン監督と新たな2年契約を結んだと公表しています。プレミアリーグ降格候補という立ち位置から、最終節にTOP10フィニッシュが狙えるところまでチームを引き上げたイタリア人監督は、来季はさらに上位クラブを困らせる存在となりそうです。

新監督の招聘が決まっているのは、グアルディオラ監督のマンチェスター・シティ、コンテ監督のチェルシー。今季から指揮を執っているリヴァプールのクロップ監督と、ウェストハムのビリッチ監督は、勝負の年となります。サウサンプトンのクーマン監督、WBAのピューリス監督、サンダーランドのアラダイス監督も、オフシーズンにクラブとケンカするようなことがなければ、続投するのではないでしょうか。優勝監督については今さら触れなくてもいいでしょう。どうなるかわからないのは、マンチェスター・ユナイテッド、ストーク、クリスタル・パレスです。

イギリスメディア「スカイスポーツ」は、「マンチェスター・ユナイテッドは前チェルシー監督のジョゼ・モウリーニョ氏に正式なアプローチをしておらず、現体制維持の見通し」と報じています。こちらについては、イタリアの「スカイスポーツ」は、「モウリーニョさんとは既に合意済みで、秒読み段階」と真逆の報道をしており、真偽のほどはまったくわかりません。モウリーニョさん自身が「7月には現場に戻る」と明るく断言しているのを聞くと、手応えのあるオファーは既にありそうなのですが、果たしてそれがマンチェスターなのか。「早期にプレミアリーグ優勝を実現してくれそう」「レアル・マドリードやチェルシーでのつまずき経験を活かして、次こそは久しぶりの欧州制覇と長期的な成功を」といった期待や願望はあるものの、ベテランを重用した短期的な強化に寄ってしまいそうなイメージが拭えず、わがクラブの監督となるとどうしても眉をひそめてしまいます。モウリーニョさんが戻ってくればプレミアリーグがおもしろくなるのは間違いないのですが…。正反対の記事が飛び交う状況には、「誰になったとしても全力で応援します」としかいえません。

シャキリ、ボージャン・クルキッチ、アフェライ、ムニエサなどトップクラブでプレイした経験のある選手を揃えたストークは、崩壊した守備を立て直せなかったマーク・ヒューズ監督を見直すタイミングではないでしょうか。後半戦に完全に失速し、降格ラインが見えるところまで落ちてしまったクリスタル・パレスのパーデュー監督も、継続は厳しいのではないかと思います。エヴァートン、ワトフォードを入れると、椅子は4つ。片やでマヌエル・ペジェグリーニ、ブレンダン・ロジャース、デヴィッド・モイーズ、フランク・デ・ブール、ロベルト・マルティネスと実績のある監督が空いており、誰がどこにいくのかが俄然気になります。

それぞれ、「観てみたいベース」でひとりずつ当ててみろといわれれば、エヴァートンにフランク・デ・ブール、ストークにブレンダン・ロジャース、クリスタル・パレスにマヌエル・ペジェグリーニでしょうか。ペジェグリーニ監督には、前シーズン17位だったマラガをシーズン途中から率いて11位、4位とジャンプアップさせた離れ業の再現を期待してしまいます。エヴァートンの新監督にはヨアヒム・レーヴという名前も出ており、これももちろん惹かれるのですが、世界一の代表監督とプレミアリーグ12位という組み合わせは、さすがに恐れ多い気がしまして…。

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“去る人来る人残る人…プレミアリーグ「来季の監督人事」最新トピックス!” への2件のフィードバック

  1. K より:

    キケフローレスはとても残念です。バレンシアやアトレティコ時代を含めて監督としてはA評価間違いなしなんで来季もプレミアで見たいです。
    ロジャースには選手の特徴を活かした戦術発想力の豊かさだけは最高評価してます。個人的にはイングランド代表監督やって欲しいです。
    ストークは被シュート数が多い中でバトランドに守られてたのが、凡庸なキーパーになって決壊しましたね。バトランド抜けたらストークも降格あり得るのがプレミアの怖いところですね…

  2. ジウベルト より:

    気になるのは、フランク・デ・ブールのアシスタントだったベルカンプはどうするのかなです。ベンゲルのアシスタントになって次期監督期待ですが、飛行機に乗れないし。

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