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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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中盤センター、コンパニの代役…マンチェスター・シティが冬に獲りたい有望な若手7人!

32勝6分勝ち点102、得点114失点16。ペップ・グアルディオラ率いるマンチェスター・シティが現在のペースで走り続ければ、プレミアリーグ史上最高の数字で着地することになりますが、あながちない話でもなさそうです。昨季プレミアリーグアシスト王のケヴィン・デブライネが機能しないまま、首位を快走し続けているチームに死角は見当たらず。鬼門のアンフィールドをスコアレスドローでクリアし、あのザ・インヴィンシブルズ以来の無敗優勝が現実味を帯びてきました。「スカイスポーツ」の「What do Manchester City need in the January transfer window?(マンチェスター・シティは1月のトランスファーウインドウで何が必要?)」という記事のタイトルを見ると、ため息が出ます。守護神エデルソンが夏までリタイアとなれば一大事ですが、フィールドプレーヤーに関しては、誰を欠いてもペップはあっさり穴を埋めてしまいそうです。

夏にフレッジやジョルジーニョを獲り逃したといわれてはいるものの、フェルナンジーニョがいなくなっても、ギュンドアンやジョン・ストーンズが代役を務めれば大した問題にはならないでしょう。「ダヴィド・シルヴァがアンカー」などというプランが成功してしまえば、むしろ手に負えません。やっかいなのは、スターリング、ダヴィド・シルヴァ、ジョン・ストーンズと中央でもサイドでも機能する選手が揃っていることで、最前列、真ん中、後方の綻びはすべて彼らがフォローしてしまうものと思われます。

「マンチェスター・イブニング・ニュース」が実施したサポーターアンケートでは、中盤の選手が必要という声が過半を占めておりましたが、これについては「33歳になったフェルナンジーニョの後継者がそろそろほしいね」といった中長期的視点のお話と捉えても差し支えないでしょう。前述の「スカイスポーツ」の記事が挙げていたのは、ウルヴスのルベン・ネヴェス、アヤックスのフレンキー・デヨング、リヨンのタンギ・エンドンベレ。全員21歳で、既にチームの主軸として活躍しているMFです。視野が広く、相手に的を絞らせない配球ができるルベン・ネヴェスは、12試合フル出場で2ゴールを決めており、今季プレミアリーグの最大の発見といっても過言ではないでしょう。パスセンスが素晴らしいデヨングは、ダヴィド・シルヴァの系譜を継ぐ者と捉えたほうがしっくりきます。

攻めっ気の強い2人は、6000万ポンド(約86億円)程度で獲得できるといわれておりますが、正統派アンカーのエンドンベレには7000万ポンド(約101億円)という高額ののタグが付いているようです。運動量とボール奪取力が光るフランス代表より、ネヴェスのほうがペップ好みに見えますが、ホルヘ・メンデスのコネクションでポルトガル代表を集めた野心溢れるウルヴスが移籍を認めるでしょうか。ペップの下でプレーしたがっているといわれるデヨングのほうが、獲得におけるハードルは低そうです。

「スカイスポーツ」は、21歳トリオ以外にもペップのターゲットをピックアップしています。ブレシアの18歳MFサンドロ・トナーリ、パリの生え抜きアドリアン・ラビオ。セントラルMF以外では、コンパニの後釜を物色しているようで、デヨングの同僚の19歳CBマタイス・デ・リフトや、ボーンマスの最終ラインを統率するナタン・アケの名前が挙がっています。ああ、何てペップらしいチョイス。デ・リフトやアケは、水色のシャツを纏って後方でパスをまわすイメージが湧きます。実際に獲得するのはひとりか、2人か。2ヵ月後には、デブライネが完全復活したうえに中盤センターが厚みを増した「盤石のマン・シティ」を見ることになりそうです。うう…。

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“中盤センター、コンパニの代役…マンチェスター・シティが冬に獲りたい有望な若手7人!” への6件のフィードバック

  1. ペップの街 より:

    更新有難うございます。
    ギュンドアン、ストーンズ、カイルウォーカーなどが本来の役割に加えて複数ポジションをこなせるように成長したことでチームに柔軟性が出てきました。これもスカウティングの成果なのか、ペップの指導育成の結果なのか、とにかくちょっとやそっとでは崩れなくなりましたね。
    12月の過密日程も無敗で乗り切って欲しいです。

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    今季はリバプールの初優勝がみたいのですが、シティが強すぎます。
    例年だったらリバプールは優勝できそうなのですが、、、
    アンフィールドで勝てなかったのが痛い

  3. アロンソ より:

    今のシティには他のチームはもう関係ないですね。
    これだけの完成度がありながら
    まだ成長の余地があるという(笑)
    大きなトラブルや自滅さえなければ
    このまま行くでしょうね。
    対抗馬のリバプールは新戦力の力を
    最大限に引き出すこと
    チェルシーはサッリサッカーの更なる浸透と
    FW問題の解決が最低条件。
    司令塔不在という最大の伸びしろがあるチームと
    競っていかなければならないんだから厳し過ぎる。

  4. プレミアリーグ大好き! より:

    エンドンベレが正統なアンカーというのは違うと思いますね。リヨンでもインサイドハーフで主に出場していますしデシャンがポグバの代役に最も近い選手として名前を挙げているくらいなので。シティが本気で狙っているのは寧ろ正統なアンカーと言えるフレンキー デ ヨングの方でしょうね。ダヴィド シルバの後継はできないことも無いでしょうけどしっくりきませんね。フォデンが1番その名前にしっくり当てはまります。デ ヨングはアヤックスでもアンカーを務めていますしCBで起用されているシーズンもありました。オランダ代表でもシルバと違って攻撃的なポジションは任されていません。彼がフェルナンジーニョの後継としてピッタリハマると思います。

  5. 水色 より:

    フェルナンジーニョが居なくなったら大問題ですよ!!
    フェルナンジーニョはここまで公式戦18試合中16試合に先発出場、うち13試合でフル出場で、残り3試合で交代したのはいずれも4点差ついた後半30分前後です
    出場しなかったのはカップ戦2試合のみでこの2試合は同様に他の全試合に出てるエデルソンもスタメンを外れてます
    ですからエデルソン同様絶対替えが効かない選手で、ストーンズのボランチとかはあくまでも応急処置を模索してるだけかと、、、
    フェルナンジーニョに替えがきかないなんてことはペップが1番分かってると思います!
    だからジョルジーニョを獲得しようとしたし、今も結構なテンションで若手かつチーム主力選手の移籍情報が流れてるのはペップがバックアップ兼今後の後釜の存在の獲得を急務と考えてるからじゃないですか?
    アンケートの結果もフェルナンジーニョの代役が居ないと理解してるシティズンの焦りを反映した結果だと見た方が自然かな、中長期的な悠長な話ではないような、、、笑
    ペップと言えど全てのポジションを手腕だけでは対処出来ませんよ〜
    隣の芝生は青く見えるかもですがペップだって優秀であっても全能ではありませんから(^^;

    あとエンドンベレは純アンカー的に後ろで構えてるタイプじゃなくて結構持ち上がるBOXtoBOX型です
    同じリヨンでもアンカー型なのはリュカ・トゥサールの方かな?笑
    あとフレンキーは普通に中盤の底やりますよ、他リーグの選手あまり知らないと思いますので情報提供です!

    個人的にはフレンキーがペップと仕事したがってると言うのは嬉しいのですが、初耳なので情報ソースを教えてもらえませんか?
    メッシとプレーしたいと言ってる記事と、ペップバルサを賞賛してる記事は見たことあるんですが、、、
    噂の類でも俄然、期待感が上がるので是非よろしくお願いします!笑

  6. プレミアリーグ大好き! より:

    確かにフレンキー・デ・ヨンクこそ生粋のアヤックス産のアンカーだ。彼がシティに行けば本当に王朝が完成してしまう。プレミアで見たいけどもここはスペインの2強に横槍をいれてもらわねば困りますなぁ。

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