イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

MAX12人欠場!今や負傷者チームのほうが強い!?マンチェスター・ユナイテッドの悲喜劇

なかなか、いいスタメンだと思いませんか。最終ラインは、プレミアリーグでトップ3をめざせる顔ぶれです。

【マンチェスター・ユナイテッド負傷者リスト】
GK:デ・ヘア
DF:ジョニー・エヴァンス、フィル・ジョーンズ、ロホ、
   ラファエウ、ルーク・ショー
MF:リンガード、A・ヤング、キャリック、
   ダレイ・ブリント
FW:ファルカオ

これが、週末のアーセナル戦における、MAXの負傷者リストです。スコットランドとイングランドのゲームのレポートで、「ウェルベックの左の太もも、大丈夫ですよね?」などと書きましたが、よその心配をしている場合ではありませんでした。この試合でウェルベックとともにベンチに下がったルーク・ショーも、ハムストリングを痛めて現在は様子見。ポルトガルとのフレンドリーマッチで、ナニのタックルを受けたディ・マリアは、ただの打撲ではないかといわれているものの、レントゲン検査の結果待ち(筆者註:結果は軽傷で「出られそう」という本人のコメントが入りました)。軽傷という報道があったデ・ヘアも、未だゴーサインは出ておりません。ここには入っておりませんが、9月末の肋骨骨折以来、ピッチに姿を見せていないエレーラも、こちら側のメンバーに入れていいのかもしれません。

総勢12人⁉先日、予想スタメンの記事を書いたばかりですが、新たな負傷者情報を受けて、以下に当日の最新予想メンバーをアップデートしました。みなさん、「ケガ人オールスターズ」と比べて、どちらが強いと思いますか?試合するからどちらかに賭けろといわれれば、私はケガ人チームに張ります。最終ラインは負傷者のほうが明らかに充実しており、ルーニーとファン・ペルシの得点力をもってしても、失点を取り返せないのではないでしょうか。

【プレミアリーグ12節・アーセナル戦メンバー最悪バージョン】
GK:リンデゴーア
DF:バレンシア、マクネア、スモーリング、ブラケット
MF:フレッチャー、フェライニ、マタ、ディ・マリア
FW:ルーニー、ファン・ペルシ

それにしても、代表で5人も痛んで帰ってくるとは…。この悲劇的な状況のなかで、ディ・マリアと接触した張本人のナニが「スポルティング・リスボンでベストの状態を取り戻して、マンチェスター・ユナイテッドに復帰したい」とコメント。さらにウッドワードCEOが、「私たちは短期的な修正を目的として、冬の移籍市場で動くことは考えていない。しかし、夏をにらんで注目しているターゲットはいる。そのなかの誰かを1月に獲得できるようであれば、動くかもしれない」と話すとは、まあ間が悪い。まるでギャグマンガです。このタイミングでわざわざ補強絡みの話をすれば、現状と結び付けて揶揄されるのは目に見えています。マスコミ相手ではなかったものの、脇が甘いといわざるをえません。しばらく黙ってればいいのに…。夏にも「金はある」などといわなくてもいいことをいったウッドワードさんの天然キャラ爆発的発言は、今に始まったことではありませんが、今回も思い切り脱力してしまいました。

とまあ、愚痴っぽい話はこのくらいにしましょう。惨状もここまでくれば、開き直れるものです。30年もサポーターやってるのだから、こういうときこそ、最大の情熱をもってマンチェスター・ユナイテッドを応援するぞ、と腹をくくりました。そんななかで、ファン・ハール監督にお願いがひとつ、あります。トッテナムのポチェッティーノ監督がライアン・メイソン、ハリー・ケイン、エリック・ダイアーらを起用しているように、マンチェスター・ユナイテッドも、もっともっと自前の若手に経験を積ませて、しっかり育ててください。あまり考えたくはありませんが、ガナーズに前半で3点差をつけられるような試合になったら、後半の早い時間からジェームズ・ウィルソンを使うなど、大胆にやっていただいて結構です。ケガ人多発で最高のクオリティが望めなくても、今いるメンバーがベストを尽くしてくれて、監督が次につながる采配をみせてくれさえすれば、文句をいわずに(多少はいいますが)応援し続けますので。

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“MAX12人欠場!今や負傷者チームのほうが強い!?マンチェスター・ユナイテッドの悲喜劇” への6件のフィードバック

  1. にわかスパーズファン より:

    更新お疲れ様です。
    ユナイテッドは結果が求められるクラブですから、若手を使おうにもではないのでしょうか。
    現に若手を使いながらやってるスパーズはこの有様ですからね。自虐にしかなりません。
    手を緩めようならすぐ落ちるのがプレミアリーグですよ。

  2. makoto より:

    にわかスパーズファンさん>
    ギグス、ネビル兄弟、ベッカム、スコールズを育てながら勝っていたファーガソン時代が好きだったというのがあります。「若手起用=手を緩める」とはならないよう、主力とのバランスをとれれば、できないことではないのでは?プレミアリーグ4位をキープしながら、ジャック・ウィルシャー、チェンバレン、ラムジー、ギブス、ウォルコットらが伸びてきているガナーズが、既にうらやましいです。ああいった選手たちがいると、より深くクラブを愛せるだろうな、と。

    「スパーズがこの有様」「自虐」とおっしゃるお気持ちはわかる気がしますが、マンチェスター・ユナイテッドとトッテナムは勝ち点2差しかないですからね…。年末の直接対決が終わったタイミングでは、順位が逆になっていて、こちらがより自虐モードになっていてもおかしくありません。

  3. リバサポ より:

    私もアカデミー上がりの選手を溺愛する傾向にあるので、おっしゃりたいことはわかります。トップチームでのチャンスを夢見ている若者の力は低迷しているチームの雰囲気を良くしますからね。あぁ、もっとロジャースもアカデミーの選手を使ってくれないかなぁ。

  4. MUFC-7 より:

    そこそこ使ってませんかね?現代では若手を使いながら勝つというのも難しくなってきましたし、私もユース大好きなんですが、現状ユナイテッド考えると無理なのかなと。でもこんな時こそ沢山の若手を起用してアーセナル戦に挑んでほしいですけどね。

  5. FDN より:

    更新お疲れ様です。

    ユナイテッド、また負傷者でちゃいましたね。
    しかも、デヘア、ブリント、キャリックと要となる選手ばかりと
    いうのが痛いです。
    ただ、こういう時でも勝ちきれないのが最近のアーセナルなので
    今回は千載一遇のチャンス、ホームだししっかり勝ってほしいです。

    自分も無敗優勝の強かった頃から見続けてきたものとして、
    クラブが苦しい時こそ応援するのが真のサポーターだと思います。

    まぁうんざりする時もありますが(特にアーセナルは残念な
    敗戦が多いので…)ユナイテッドはまだまだ二年目ですから、
    しょげる必要はないと思いますよ。

    —–
    更新お疲れ様です。
    いつも楽しく拝見させて頂いてます。

    野戦病院は近年アーセナルの代名詞だったんですけどね…。まさかその座がユナイテッドに奪われるなんて、、、と皮肉を言いつつも、どんな有利な状況でもユナイテッドに勝てる気がしないのがグーナーというものです笑

  6. makoto より:

    リバサポさん>
    そうなんですよね。サポーターは盛り上がりますよね。

    MUFC-7さん>
    事実でいえば「使ってます」なのですが、今までのは「やむなく」ですので。

    サッカー小僧!さん FDNさん>
    今回、マンチェスター・ユナイテッドが勝ち点を奪えるとしたら、アーセナルが上であるといさぎよく認めて、カウンター主体の「弱者のサッカー」に徹することができたとき、ではないかと思います。普通にぶつかったら勝てないでしょう。

makoto へ返信するコメントをキャンセル