イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ルーニーとマルシアル不在のマンチェスター・ユナイテッド。奥の手は「世界一の選手獲得」か⁉

あらあら、やっぱりそうなっちゃいます?本日のプレミアリーグ第13節、ワトフォードの本拠地ヴィカレージ・ロードでランチタイムキックオフのゲームを戦うマンチェスター・ユナイテッドには、ルーニーもマルシアルもいないようです。であればフェライニ…と思いきや、こちらもヒザを痛めており復帰まで1週間。ヒザといえば、期待の星ジェームズ・ウィルソンも軽くやってしまったようで、無理はさせられないでしょう。そうです。こういうときは、いつもどおりチチャ…いえ、すみません。

もとい、オールドファンのみなさま、本日は最前線に背番号7が張るという、「エリック・ザ・キング」カントナ以来、絵的には最高のゲームとなるかもしれません。こうなると、「デパイがんばれ!」以外に言葉が思い浮かびません。ストライカーだけでなく、キャリック、バレンシア、マクネア、ルーク・ショーと負傷者だらけのマンチェスター・ユナイテッドは、プレミアリーグでいちばん代表選手比率が高いことのデメリットを、目いっぱい味わうことになってしまったようです。ファン・ハール監督、遠い目をしてアヤックス時代を回想している場合ではありませんよ。いや、逆でしょうか。こんな状態だからこそ、昔を思い出して自らを奮い立たせる必要があるのかもしれません。マンチェスター・ユナイテッドサポーターとしては、思わず涙がにじんでしまう指揮官の回想録をどうぞ。伝えているのはイギリスメディア「テレグラフ」です。

「(チャンピオンズリーグ優勝など1990年代半ばに黄金時代を築いた)アヤックスはお金がなかったから、若手選手に注目しなければならなかった。フィンランド代表だったリトマネンを1万ポンドで連れてきて、ナイジェリア代表のフィニディ・ジョージに至っては、私が自分で3000ポンドを払い獲得した。さらに、マルク・オーフェルマルスも獲得した。みなさんが覚えているのは、セードルフやクライファートといった選手たちだろう。われわれは、超攻撃的なサッカーで成功をおさめてきた」(ルイ・ファン・ハール)

深読みが過ぎていたら謝ります。監督、それはつまり、今は逆だといいたいのでしょうか。「お金があったから高額な大物選手に注目し、みなさんが覚えているのはスモーリングやデ・ヘアという選手たちで、超守備的なサッカーで成功を疑問視されている…」と。いや、議論の土俵を昔と今の比較に置くのはやめましょう。不毛です。キックオフの笛まで12時間しかありません。本日のスタメンは、こんなところでしょうか。

GK/デ・ヘア
DF/ダルミアン、スモーリング、ブリント、ロホ
MF/シュナイデルラン、シュヴァインシュタイガー、
 エレーラ、マタ、リンガード
FW/デパイ

…ケガ人、入ってませんよね?ダルミアンがアシュリー・ヤング、ブリントではなくフィル・ジョーンズになるのかもしれませんが、概ねこんなところでしょう。ルーニーとマルシアルは、来週のプレミアリーグ、キングパワースタジアムでの「上位対決」レスター戦には戻ってこられるのかもしれませんが、チャンピオンズリーグのPSV戦が不安です。こうしてみると、ゲームの流れを変えるべくオプションとして起用しつつ、主力の不在を埋められるストライカーがほしいですね。たとえばチチャ…いえ、ジェームズ・ウィルソンを腹をくくって育てるのか、1月に獲る必要があるのかをジャッジしなければならない状況なのだと思われます。

そういえばひとり、1月を待たなくてもいいフリーの選手がいますが、いかがでしょうか。マンチェスター・ユナイテッドで活躍したいという情熱が人一倍高い選手なので、体を張ってくれるのは間違いありません。ワールドクラス、いや、彼が世界一であることは、プレミアリーグファンだけでなく、世界じゅうが認めてくれるでしょう。

「テストを受けなければいけないと思っている。彼らが『問題ない、獲得する』というのか、『優秀ではない』と判断するのかを確かめないといけない。自分としては、素晴らしい補強になると思っている。コンディションはフィットしているし、速いし、ボールコントロールもでき、戦術理解度も高いからだ。トライアルを受けたら、きっとこういわれるだろう。『5年契約でどうだ! 君は30歳だが、5年契約だ。それでいこう!』とね」(ウサイン・ボルト)

自己申告ながら戦術理解度とテクニックは高いそうなので、ネックは、やはり年齢ですかね…。私としては、オフ・ザ・ボールの加速力は保証できるものの、ストップアンドゴーをしているところも切り返しからシュートを放つ動きも見たことがないので、最終的なご判断は監督とウッドワードCEOにおまかせします。契約は単年がいいのではないかということと、あちらさんのスポンサーはプーマですので、アディダスのわれわれとの調整の時間が必要ということだけ、老婆心ながら添えさせていただきます。ウサイン・ボルト、おもしろいですね。とかく地味になりがちな今のチームに、華やかな話題を提供していただき、本当にありがとうございます。

おお、ボルトのスポンサーをチェックしているうちに、キックオフまで11時間となってしまいました。やばい、マジでやばい。数字を駆使した先ほどのトッテナムの記事と別人のような、とりとめのないお話になってしまい恐縮ですが、まとめると「不安です」といいたかっただけでした。大変、失礼いたしました。日本時間で21時45分です。お間違えなきよう。

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“ルーニーとマルシアル不在のマンチェスター・ユナイテッド。奥の手は「世界一の選手獲得」か⁉” への2件のフィードバック

  1. chop-マンUファン より:

    デパイに頑張ってもらいたいです!!
    そもそもなぜデパイが
    あれほど冷遇されているのか僕は疑問です
    プレーの質が落ちたのは
    環境が変化したのに酷使されすぎたからで
    ダルミアンにも同じことがいえると思います
    プレミアリーグに合ってないとよく言われますが
    合ってないのではなくDFのレベルが
    オランダより上がったので
    いつもなら抜けていたはずのドリブルが
    失敗に終わるケースが増え
    ボールロストが目立つようになったから
    ではないでしょうか
    たしかにボールロストが多いのは気になりますが
    その判断は試合を通してしか学べないので
    なおさらコンスタントに出場機会を
    与えるべきだと思うし
    そこを差し引いてもリンガードより
    良いプレーをしていると思います
    デパイを懐疑的な目で見る人も多いですが
    CR7の後継者は彼しかいないと思っているので
    この試合をなんらかのきっかけにして欲しいです

  2. makoto より:

    chop-マンUファンさん>
    私もデパイの活躍を祈っておりましたが、われわれの気持ちは届いたようです。素晴らしいボレーでしたね!

makoto へ返信するコメントをキャンセル