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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

負傷者14人で組んだスタメンが魅力的!絶体絶命のマンチェスター・ユナイテッド…今夜は決戦(涙)

チャンピオンズリーグに続き、本日夜はヨーロッパリーグ。ラウンド32のセカンドレグを戦うプレミアリーグ勢は、いずれもホームゲームです。数字のうえで有利な順番に並べれば、フィオレンティーナ相手にアウェイゴールを奪い、1-1でロンドンに戻ってきたトッテナム、アウグスブルクとスコアレスドローのリヴァプール、デンマーク王者のミッティランに2-1で逆転負けを喫したマンチェスター・ユナイテッドですが、相手との力関係まで考慮すれば、勝ち抜けの期待値は逆でしょう。マンチェスター・ユナイテッドは攻撃力がない格下のクラブに楽勝するはずで、トッテナムは緊張感が高い90分を過ごすことになると思われます。ただし、これは「選手が全員元気であれば」というお話。このラウンドで大会を去る可能性が最も高いプレミアリーグのクラブは、14人が負傷リタイアとなったマンチェスター・ユナイテッドではないでしょうか。

骨折で長期離脱中のルーク・ショーはユーロも絶望的で、彼のプレミアリーグは2016-17シーズンからになりそうです。ウェイン・ルーニーは膝を痛めて4月までリタイア。同じく膝をやったのがシュヴァインシュタイガー、デ・ヘア、リンガードで、デ・ヘアがアーセナル戦に間に合うかもしれないという以外に明るいニュースはありません。アシュリー・ヤングとウィル・キーンはグロインペイン、ロホとダルミアンは肩の脱臼で、ヤヌザイはハムストリング、フェライニも筋肉系、フィル・ジョーンズは足首と患部はまちまち。バレンシアがそろそろ復帰できそうで、おそらく打撲だと思われるボースウィック=ジャクソンはさほどかからないはずですが、彼らがミッティラン戦のピッチにいるかといわれれば、首を横に振らざるをえません。ミッティラン戦のスタメン予測をしてみましょう。

GK/ロメロ
DF/ヴァレラ、スモーリング、マクネア、ブリント
MF/マタ、デパイ、シュナイデルラン、キャリック、エレーラ
FW/マルシアル

CBには、今季プレミアリーグでレギュラーのスモーリングとブリントを並べたいのはやまやまですが、左SBがジョー・ライリーのみという窮状では、ブリントの攻撃力を左サイドで活かし、中はマクネアに何とかしてもらうほうを選ぶのではないでしょうか。中盤はまあまあの組み合わせに見えるものの、「ベンチのメンツさえ見なければ」という但し書きつきです。マルシアルに何かがあれば、デパイをトップに入れてアンドレアス・ペレイラを投入するはずですが、その次に痛みを訴える選手が出れば、プレミアリーグにも出たことがない選手を欧州でデビューさせるほかはありません。うーん、厳しい。ちなみに負傷者でスタメンを組むと、こうなります。

GK/デ・ヘア
DF/ダルミアン、フィル・ジョーンズ、ロホ、ルーク・ショー
MF/リンガード、フェライニ、シュヴァインシュタイガー、バレンシア、アシュリー・ヤング
FW/ルーニー

…。マンチェスター・シティのペジェグリーニ監督は、チャンピオンズリーグ直前なのに日曜日開催となったFAカップのチェルシー戦で、若手を6人起用しながら「なぜ土曜日にしないのか。こんな試合は私なら観ない」と激おこ状態でした。おっしゃっていることは理解できますし、お気持ちお察ししますが、ここはひとつ、チャンピオンズリーグ快勝の余韻に浸りつつファン・ハール監督の顔を思い浮かべて怒りを鎮めていただきたいと思います。こちらはシュルーズベリーとのFAカップ5回戦をマンデーナイトに戦い、中2日でミッティラン、さらに中2日の日曜日にプレミアリーグのアーセナル戦、次も中2日でミッドウィークのワトフォード戦です。ペジェグリーニさんのように若手を大量に出場させて抗議の意を表現しても、「ああ、今日はベストメンバーですね」といわれてしまいそうな状態でして…。

3日前に3部のチームに3点獲って勝ったものの3人負傷。パチンコならうれしい3並びも、欧州もプレミアリーグも大ピンチの今はシャレになりません。すみません。しょっぱいヨーロッパリーグプレビューは、そろそろお開きとさせていただきましょう。本日深夜は、3時からリヴァプール、5時からトッテナムの試合を愉しみ、その後おそるおそるわがクラブの録画を立ち上げてみようかと思っています。最終ラインが微妙で甲乙つけがたいのですが、どちらかといえば負傷者イレブンのほうが、ミッティランに勝ち、アーセナルに1-2ぐらいで善戦するという淡い期待が持てそうです。え?ああ、オールド・トラフォードのアーセナル戦は負け予想ですが、何か?

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“負傷者14人で組んだスタメンが魅力的!絶体絶命のマンチェスター・ユナイテッド…今夜は決戦(涙)” への3件のフィードバック

  1. makoto より:

    もうファン・ハールには何の期待もしてませんし解任のタイミングも遅すぎたので特にいう事もないですが、次のアーセナルには最低でも引き分け以上を狙わなきゃダメでしょ。

    まだ少しだけチャンピオンズリーグの出場圏内に食い込める余地もありますし、ここが踏ん張りどころです。怪我人も多くて劣勢なのは重々承知ですがアーセナルもバルサにやられて意気消沈してるでしょうしここで倒せれば勢いがつくきっかけになりますよ。
    ファン・ハールには失望してますが、ユナイテッドファンとしてチームには頑張って4位以内に入って欲しいです。こういう時こそファンがチームを信じて応援するべき時です!

    —–
    parliamentさん>
    すみません。暗いムードを払拭したくて自虐的に書きましたが、オールド・トラフォードでは絶対勝ってくれ!といつも思ってます。プレミアリーグもさることながら、ELを本気で勝ちに行ってほしいです。戦力が揃い、ファン・ハールさんが冷静に采配を振るえるような状況になれば、それなりに戦えると思っておりますので。

  2. セオ より:

    かなり厳しいメンバーになりそうですね
    ELは日程もキツく優勝しない限り意味ないように感じることがあります
    リーグにFAにELを同時に戦うなんて不可能だと思いますがシティみたいに何か捨てたりしなきのでしょうか

    —–
    アーセナルは付き合いがいいと言うか相手をのせるのが上手いと言うか…。今のチェルシーにもしっかり勝ちをプレゼントしてその後調子を上げられるという…。なので次のユナイテッドにもそんな展開があるのではないかと心配してます。どちらにしてもBIGゲームを期待‼

  3. queen より:

    アーセナルもこういう時期ありましたから、心中お察しします。
    対決ですが、アーセナルの自滅癖がなければいいんですけど。
    お互い負傷者のない様に、クリーンで白熱した好試合を期待しましょう!
    もちろん結果はトラフォードとはいえ、勝ち点持ち帰る気満々で行きたいですが。

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