イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

ジエゴ・コスタ&アグエロの上に何と9人!プレミアリーグ2014-15最速選手ランキング

人はなぜ、「速い」という世界に憧れや称賛を抱くのでしょうか。イギリスメディア「メール・オンライン」が、今季プレミアリーグの最速選手ランキングを紹介しています。データに裏打ちされた本物のスピードスターは誰だ?というわけですね。みなさんは、快足プレイヤーというと誰を想像しますか?ウォルコット、スターリング、バレンシア…アザールはどうでしょうね。彼は純粋なスピードというより、トップスピードにギアを入れる速さのような気もします。アーロン・レノンとタウンゼントのトッテナムコンビ、アストン・ヴィラの前線でかき回すアグボンラホル、サンダーランドの有望株コナー・ウィッカム、エヴァートンの大黒柱ロメロ・ルカクも捨てがたいところ。こうして並べてみると、サイドアタッカーやセカンドストライカータイプがイメージですね。前線に張っている選手よりも、2列めから抜け出したりカウンターで疾走している選手の速さが印象に残りやすいのかもしれません。

ちなみに、昨年の春にFIFAが発表した最速ランキングのTOP3は、アントニオ・バレンシア、ガレス・ベイル、アーロン・レノンでした。4位のクリスティアーノ・ロナウド、5位のウォルコットを含め、上位5人はいずれもプレミアリーグ経験者。イタリア、フランスなどと比べると、われわれの愛するリーグはゲームのなかでスピードが求められるシーンが多いのかもしれません。前説が長くなりました。そろそろランキングの紹介に入りましょう。今季プレミアリーグのTOP10は、以下の顔ぶれです。

【プレミアリーグ2014-15 最速選手ランキング】
1位/ムサ・シソコ(ニューカッスル)           35.3km/h
2位/ウィルフリード・ザハ(クリスタル・パレス)    35.2km/h
3位/マルツィン・ヴァシレフスキ(レスター)      35.1km/h
3位/スチュワート・ダウニング(ウェストハム)
5位/ラヒム・スターリング(リヴァプール)      35.0km/h
5位/エリック・ダイアー(トッテナム)
5位/クリスティアン・ガンボア(WBA)
8位/ロス・バークリー(エヴァートン)         34.9km/h
9位/ガブリエル・アグボンラホル(アストン・ヴィラ) 34.8km/h
10位/ジエゴ・コスタ(チェルシー)          34.7km/h
10位/セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・シティ)
10位/ユン・ソギョン(QPR)

いかがでしょうか。このランキング、計測環境の差異が大きそうで、データの信頼性は微妙なのですが、それなりに納得感のある結果です。プレミアリーグ得点王を争うジエゴ・コスタとアグエロは10位。スピードのあるストライカーとして定評がある彼らの速さは、10メートル走の加速力であって、トップスピードに入るほどの距離は走っていないのかもしれません。ダウニングとガンボアには「そんなに速いの⁉」という驚きと疑念があったものの、シソコ、ザハ、スターリング、アグボンラホルあたりは走っている映像が頭に浮かんできます。いずれも、ハードなマーカーがいないサイドのスペースを自陣から疾走する機会が多い選手たちです。

ロス・バークリーは意外ですね。ダイナミックなシュートとルカクやネイスミスを活かすキラーパスのイメージが強かった若き司令塔は、この領域でも一流だったようです。エヴァートンのロベルト・マルティネス監督は、将来的にはセントラルMFとして育てたいと語っておりましたが、守備力が上がれば、ランパードの後継者としてイングランド代表を10年以上引っ張る選手になるのではないかと思います。

後半戦に巻き返してきそうなのは、今季プレミアリーグではまだスタメンがないアーセナルのテオ・ウォルコットと、リヴァプール浮沈のカギを握るダニエル・スタリッジ。DFの選手が戻ってくれば守備の負担から解放されそうなバレンシア、噂の中堅クラブへの移籍が実現すれば出場機会が増えそうなアーロン・レノンも期待できます。プレミアリーグは2強のマッチレースですが、本命が遅れて本領発揮してきそうな快足業界は大混戦となりそうです。(ムサ・シソコ 写真著作者/Lucio fr – Luc-Éric Manneville)

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“ジエゴ・コスタ&アグエロの上に何と9人!プレミアリーグ2014-15最速選手ランキング” への4件のフィードバック

  1. a より:

    ざああああああああああああああああああああはあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

    レンタル先で頑張ってるみたいですね、ザハ。パレスの試合を観られていないので、YouTubeの数少ないタッチ集を観て楽しんでいますが、来シーズンはユナイテッドで暴れてほしいものです。
    ただ、「持ちすぎ」という噂を聞いたので、そこが少し心配w

  2. shu より:

    ベジェリンはウォルコットより速いらしいですよ

  3. いかがでしょうか。

  4. makoto より:

    aさん>
    確かに、持ちますね。それでも抜き去ったときはやっぱり美しいです。

    shuさん>
    確かに速そうですね、ベジェリン。アクポムとどちらが上でしょうね。

makoto へ返信するコメントをキャンセル