イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

レスターが岡崎慎司にオファー報道!日本代表FWのプレミアリーグデビューは実現するのか!?

やはり、来ますか。岡崎慎司に移籍報道です。 以前、武藤のマインツ移籍報道があった際に書かせていただいた「プレミアリーグで岡崎が最も活躍できそうなのはどのクラブ?」という記事では、イチ推しはスウォンジー、次点はベンテケ移籍前提でアストン・ヴィラとしましたが、今回の主役は1月にも岡崎獲得の噂があったレスター・シティ。長らく最下位が定位置だったプレミアリーグ今季昇格クラブは、直近の7試合を6勝1敗と、別なチームに生まれ変わったかのように絶好調。プレミアリーグ15位と降格ゾーンから脱出したクラブの残留が決まれば、多額のテレビ放映権料を使っていくつかのポジションを強化することになるでしょう。ウジョア以外にストライカータイプがいなかったレスターは、1月にクラマリッチを獲得したものの、11試合で1ゴールと未だに機能しておりません。この状況で、冬に獲れなかった岡崎に再度チャレンジするというのは自然な流れに見えます。

マインツが1月に岡崎を移籍させなかったのは、残留争いのなかで代役となるFWを獲得できる目処が立たなかったからで、この夏は出す気満々なのではないでしょうか。今季ブンデスリーガで12ゴールを決めた29歳のストライカーは、今回がベストの売り時。イギリス紙「テレグラフ」が報じたレスターが提示する移籍金は800万ポンド(約15億円)ですが、前回のオファーで1250ユーロ(約17億7000万円)をさらしたともいわれており、「1500万ユーロ(約20億4100万円)~2000万ユーロ(約27億2200万円)を見せられたら、考え直さなければいけない」と語っていたマインツのハイデルGMとレスターは、妥当な着地ラインを見出せるでしょう。岡崎自身も、自分を高く評価してくれるクラブがあれば、来季もブンデスリーガ残留を争うクラブで粛々と自分の役割を果たすより新たなチャレンジを選ぶはずです。

ニュースに対して、マインツのGMは「郵便受けを見たが、何も入ってなかった」とオファーの存在を否定。「岡崎は中央の選手で、武藤は両サイドでプレーできる。彼らは違うタイプのFWだ」と、エースストライカーの後釜として武藤を獲得するのではないかという見方を消しにかかっていますが、これはあくまでも「安く売らない」という意志表示だと思われます。ドイツ国内では、「ブンデスリーガで岡崎獲得に動く上位クラブはない」との見方もあるようで、いよいよ日本代表のストライカーのプレミアリーグデビューが現実的なものになってきています。こうなると、気になることはひとつだけ。「レスター以外に、岡崎慎司を狙うクラブはあるのか?」です。

やはりおもしろいのは、アストン・ヴィラ、スウォンジー、ウェストハムの「もしかしてEL出場?」トリオです。アストン・ヴィラはFAカップの決勝を勝てば、スウォンジーはプレミアリーグの残り2試合でセインツを抜けば、ウェストハムはイングランドがフェアプレーランキング欧州2位となりEL出場権が増枠となった関係で、それぞれEL出場の可能性があります。以前の本ブログの記事では、アラダイス監督が今季限りでクラブを去りそうなウェストハムについては、先行き不透明を理由に優先順位を下げたのですが、スカウトを送り込んで岡崎をチェックしていたといわれるロンドンのクラブに彼を評価してくれる新監督が来れば、有力な選択肢となります。ヨーロッパリーグに出られるクラブからのオファーなら、岡崎のモチベーションは相当上がるのではないでしょうか。ELを戦うにはFWが絶対的に足りないスウォンジーなら、岡崎がレギュラーポジションを獲れる可能性がさらに上がります。ガリー・モンク監督がいい采配をみせているウェールズのクラブは、もしかするとトッテナムもかわして6位に食い込んでしまうかもしれません。

現在6位のトッテナムの残り試合は、ハル・シティとエヴァートン。7位セインツがアストン・ヴィラとマンチェスター・シティ。彼らが最終節に厳しいアウェイ戦を残しているのに対して、スウォンジーはホームで戦えるマン・シティとアウェイのクリスタルパレスです。明日のランチタイムキックオフのゲームで、モンク監督がアーセナル戦に続いて大金星を挙げたら…。来季のヨーロッパリーグは彼らのものになるのではないかと思います。

話が脱線しましたが、「岡崎の乱」は、合戦の開始を告げるほら貝の音が聞こえてきたばかり。これから新たなクラブが参入してくる可能性は充分です。将来の歴史の教科書に乗せる「2015年、岡崎移籍」の語呂合わせを思いつきました。「20(億)いこう(15)か、岡崎獲得」。失礼いたしました。本件、続きは6月に。

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“レスターが岡崎慎司にオファー報道!日本代表FWのプレミアリーグデビューは実現するのか!?” への4件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    岡崎の移籍は気になりますね。しかもブンデスでしっかり結果を残している状態ですから尚更です。
    レスターがまさかの盛り返しで残留間近ですが、ELに出られるチームがいいなと日本人は思ってしまいます。
    ロンドンよりも、ウェールズで暴れる岡崎が観たいですね。

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    Mackiさん>
    そうですね。フィジカルが強いFWの層の厚いチームでは、「岡崎のよさを引き出す」ようなフォーメーションにはならないでしょうね。

  3. 爪楊枝 より:

    ブンデスではボルシアMGが獲得を狙っているとの話もありますね。とにかく、ザキオカの良さをわかってくれるチームに移籍できればいいですね!

  4. 爪楊枝 より:

    ブンデスではボルシアMGが獲得を狙っているとの話もありますね。とにかく、ザキオカの良さをわかってくれるチームに移籍できればいいですね!

爪楊枝 へ返信するコメントをキャンセル