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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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宮市亮、ディアビはアーセナル退団…「プレミアリーグの契約満了選手リスト」をチェック!

プレミアリーグの公式サイトが、「FREE TRANSFER LIST 2014/15」を公開しました。こちらは、2014-15シーズンにプレミアリーグに所属していたクラブにおいて、フリートランスファーとなった選手の一覧です。アルファベット順に並んだクラブ別に、姓名が列記されただけのシンプルなリストには「Frank James Lampard」「Steven George Gerrard MBE」の名前もあります。長年、プレミアリーグを観続けてきた方なら、いちばん最初に記されたアーセナルの選手名で手が止まるでしょう。そこには、アブ・ディアビと宮市亮の名前があるからです。彼らの名前は、同時にUPされた「Premier League retained list 2014/15」(保持する選手リスト)に見当たらず、クラブを出ていくのは確実です。

ヴィエラの後を継ぐ逸材と期待されながら、所属した10シーズンで40回以上ものケガに泣かされ、プレミアリーグ出場は124試合しかなかったディアビ。ヴェンゲル監督は、出場試合数によって金額に変動がある新契約をディアビにオファーし、クラブに留まる道を残したと伝えられておりましたが、ご本人が現状維持をよしとしなかったようです。ディアビほどではなかったものの、宮市もまた、負傷続きでした。2012年にボルトンにレンタルされた際には肩を負傷し、ウィガンでは右足首。2013-14シーズンは、アーセナルの一員として9月にチャンピオンズリーグとプレミアリーグに出場するなど期待が膨らんだものの、結局はこのシーズンもハムストリングを痛めて終わることになりました。帰国するのか、あるいはオランダかプレミアリーグか、身の振り方については情報がありませんが、フェイエノールトで海外クラブにおける日本人最年少デビュー記録を更新した宮市も、あっという間に22歳です。どこへ行こうとも、新シーズンこそはフルシーズン戦う姿を見せてほしいと思います。

リストに戻りましょう。ざっと眺めていると、引退を発表したフリーデルとリオ・ファーディナンド、チェルシーに別れを告げたドログバの名前もあります。33歳のショーン・ライト・フィリップスは来季も現役を続行するのでしょうか。このほか気になる選手は、アストン・ヴィラのダレン・ベント、ウェストハムのカールトン・コール、WBAのムルンブ、QPRのボビー・ザモラ、ニューカッスルのホナス・グティエレスとライアン・テイラー。マンチェスター・シティで将来が期待されたグイデッティは、セルティックかスポルディング・リスボンか。ランパードやミルナー同様に契約満了となるマイカ・リチャーズまでクラブを離れるとなると、マン・シティはいよいよホームグロウン選手の確保が難しくなります。

おお、危うく「Ron Peter Vlaar」という名前を見過ごすところでした。一時期はマンチェスター・ユナイテッドへ移籍するといわれていたアストン・ヴィラのCBロン・フラールは、4月に残留に傾いているといわれていたものの、その後はっきりした情報がありません。先月、シャーウッド監督は、本人は残留を望んでおり後は具体的な条件交渉のみといっておりましたが、無事に決まるのでしょうか。

このリストは、プレミアリーグ昇格が決まっているボーンマス、ワトフォード、ノリッジにとっては宝の山ですね。フリートランスファーの選手たちの新天地が決まったら、随時お伝えしたいと思います。(宮市亮 写真著作者/Kieran Clarke)

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“宮市亮、ディアビはアーセナル退団…「プレミアリーグの契約満了選手リスト」をチェック!” への1件のコメント

  1. makoto より:

    更新お疲れ様です。
    宮市選手に関しては残念と思う気持ちもありますが、仕方ないかなという気持ちもあります。来季どこのチームでプレイするにしても、怪我を少なくして欲しいですね。
    フリーになった選手の中で個人的に気になるのはWBAのムルンブとニューカッスルのライアンテイラーですね。2人とも中堅クラスのチームなら確実に戦力になると思います。

    —–
    タカシさん>
    ムルンブは気になりますね。加えてザモラと、記事には書かなかったものの「どうする、バートン?」でしょうか。

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