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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

サッカー選手の市場価値ランキング、1位はメッシ。2位は…あれ、プレミアリーグ⁉

こういう話になると、メッシとクリスティアーノ・ロナウドで決まりでしょと思いがちですが、30歳になったポルトガルのエースは、リーガ・エスパニョーラで48ゴールを決めようとも評価を下げざるをえないようです。スポーツ研究国際センター(CIES)は、スペイン、イングランド、イタリア、フランス、ドイツの5大リーグにおける市場価値の高い選手TOP20を発表。1位は誰もが思い浮かべるリオネル・メッシですが、2位に入ったのはチェルシー所属のベルギー代表MFエデン・アザール。クリスティアーノ・ロナウドは3位に留まりました。3冠獲得のバルセロナを牽引したメッシの市場価値は2億8080万ユーロ(約393億円)。プレミアリーグでさまざまなMVPを総ナメにしたアザールとクリスティアーノ・ロナウドを足しても、アルゼンチンの至宝には及びません。

4位に入ったのは、メッシやスアレスにチャンスボールを出し続け、自らもスペインリーグで22ゴールを決めたネイマール。5位にはプレミアリーグ得点王のアグエロが入りました。6位以下で気になるのは、20歳という若さとはいえスターリングの評価が異常に高いことと、スアレスとベンゼマが低いこと。経営者視点に立てば、リヴァプールはスターリングを早々に高値で売ったほうがいいでしょう。彼のスピードに乗ったドリブルは魅力的ですが、若き日のメッシやクリスティアーノ・ロナウドにはあった「手がつけられない試合」はほとんどなく、決められるシーンでシュートを外すこともしばしば。このまま順調に成長してトップ5と並んでも遜色ない存在になるのか、「なかなかイカしたサイドアタッカー」で終わるのか、今どちらかに賭けろといわれれば、レッズファンには申し訳ありませんが私は後者にベットします。チームへの総合的な貢献度でいえば、7位のポグバや9位のアレクシス・サンチェスのほうが明らかに上でしょう。

TOP10に入らなかったルイス・スアレスは、フルシーズン出場してゴール数が増えれば、一気に上位にランクUPするのでしょうか。ゴール数こそ同僚のメッシやネイマールを下回るものの、クラブをビッグイヤー獲得に導いた最大の立役者は、変幻自在な動きでメッシとネイマールと自らのトライアングルをつなげたスアレスだと思います。同時に、記録ではクリスティアーノ・ロナウドの陰に隠れがちではありますが、そのCR7にラストパスを出し続けているベンゼマもまた、ゴール数以外の価値を金額に乗せてあげてもいいのではないかと思います。

【欧州5大リーグ・市場価値の高い選手TOP20】
1位/メッシ(バルセロナ)               2億8080万ユーロ(約393億円)
2位/アザール(チェルシー)             1億4890万ユーロ(約208億円)
3位/クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード) 1億2470万ユーロ(約175億円)
4位/ネイマール(バルセロナ)             9850万ユーロ(約138億円)
5位/アグエロ(マンチェスター・シティ)        8600万ユーロ(約120億円)
6位/スターリング(リヴァプール)            8100万ユーロ(約113億円)
7位/ポグバ(ユヴェントス)              7730万ユーロ(約108億円)
8位/ジエゴ・コスタ(チェルシー)           7690万ユーロ(約107億円)
9位/アレクシス・サンチェス(アーセナル)       7460万ユーロ(約104億円)
10位/ハメス・ロドリゲス(レアル・マドリード)      6880万ユーロ(約96億円)
11位/スアレス(バルセロナ)               6600万ユーロ(約92億円)
12位/グリーズマン(アトレチコ・マドリード)       6490万ユーロ(約91億円)
13位/セスク・ファブレガス(チェルシー)       6450万ユーロ(約90億円)
14位/イスコ(レアル・マドリード)          6290万ユーロ(約88億円)
15位/ハリー・ケイン(トッテナム)          5890万ユーロ(約82億円)
16位/ベイル(レアル・マドリード)          5640万ユーロ(約79億円)
17位/コウチーニョ(リヴァプール)          5550万ユーロ(約78億円)
18位/クルトワ(チェルシー)             5530万ユーロ(約77億円)
19位/オスカル(チェルシー)             5230万ユーロ(約73億円)
20位/ベンゼマ(レアル・マドリード)         4910万ユーロ(約69億円)

マンチェスター・ユナイテッドサポーターとしては、クルトワがいるのにデ・ヘアが入っていないのが寂しい限りですが、これは「チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグという欧州水準のゲームに出ていないから」なのでしょう。ボクシングでいえば、クルトワが世界ランカーなのに対して、デ・ヘアは国内ランカー。マンチェスター・ユナイテッドの選手として最高のプレイを披露したシーズンにこういった場で名前を刻めず、上位にランクインしたときにはスペインの選手になっていると想像すると、やはり非常に残念です。

TOP20に、プレミアリーグから9人。圧倒的な資金力にモノをいわせて、プレミアリーグのクラブが大物を手繰り寄せていることがここからもうかがえます。であれば、なおさら欧州で勝たないといけませんね。来季、チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグにチャレンジする8人の監督には、ぜひ結果を出してくださいとあらためてお願いしたいと思います。とりわけ期待しているのは、失うものがないセインツのクーマン監督とウェストハムのビリッチ監督です!

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“サッカー選手の市場価値ランキング、1位はメッシ。2位は…あれ、プレミアリーグ⁉” への4件のフィードバック

  1. Joe より:

    チェルシー5人も入ってる ♪( ´▽`)
    ここまでアザールの市場価格が上がれば、レアルも手を出し辛いはず。僕もスターリングに関しては後者の意見です。

  2. アスピ(ry より:

    スアレスがセンターになってからバルサは止められなくなりましたからね…でも彼もブランドイメージは低いですしもう若くありませんから移籍額が上がるとは思いません。
    欧州でもそんなに活躍してないスターリングはどう考えても高すぎですね、プレミアブランドなのでしょうか??

  3. makoto より:

    Joeさん>
    CLでマドリードより上位に入ってアザールをがっちりキープしながら、ヴァランを獲っちゃってください!といいたくなるデ・ヘア退団宣告直前の心境です。

    アスピ(ryさん>
    スターリングは若さ以外で説明つきませんね。ただ並べたら、アレクシス・サンチェスが上だと思います。

  4. makoto より:

    Joeさん>
    CLでマドリードより上位に入ってアザールをがっちりキープしながら、ヴァランを獲っちゃってください!といいたくなるデ・ヘア退団宣告直前の心境です。

    アスピ(ryさん>
    スターリングは若さ以外で説明つきませんね。ただ並べたら、アレクシス・サンチェスが上だと思います。

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