イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

3戦2ゴール2アシスト!アストン・ヴィラの攻撃を変えたフィリペ・コウチーニョに注目!

プレミアリーグのビッグ6には、アストン・ヴィラのゲームを見て「獲っておけばよかった」と悔やんでいるディレクターがいるのではないでしょうか。フィリペ・コウチーニョ、躍動!バルセロナでラ・リーガ出場12試合、先発5試合で2ゴールとくすぶっていたブラジル代表MFは、新天地で驚異のパフォーマンスを披露しています。

復帰初戦はプレミアリーグ22節、ヴィラ・パークに乗り込んできたマンチェスター・ユナイテッドとのホームゲーム。0-2の68分にサンソンと代わった23番に、あれほどやられるとは思いませんでした。最初のゴールは77分。チュクメカとワンツーをかわしたコウチーニョは、フレッジを背負ってゴール前に突進。何とか止めようとしたセントラルMFがボールに触ると、ジェイコブ・ラムジーへのアシストとなってしまい、左足のシュートがデ・ヘアの脇を抜けました

その4分後、左にポジションを変えたブエンディアが縦のスルーパス。ジェイコブ・ラムジーがダイレクトでグラウンダーを走らせると、ファーから入ってきたコウチーニョがワンタッチでネットを揺らしました。劣勢のゲームをドローに持ち込んだ立役者は、1-0で勝ったエヴァートン戦こそゴールに絡めなかったものの、3-3の撃ち合いとなったリーズ戦ではレッズ時代を彷彿とさせるプレイを披露しました。

ダニエル・ジェームズの美しいフィニッシュでアウェイチームがリードしたゲームは、30分に「コウチーニョショー」が幕を開けました。右サイドからのマッティ・キャッシュの折り返しをトラップした23番は、ディエゴ・ジョレンテが左隅へのコースを空けているのを見て、右足一閃。38分には、ハーフライン付近のワンタッチでアイリングをかわして振り向き、左からラインの裏を狙ったジェイコブ・ラムジーに完璧なスルーパスを通しました。

同点ゴール、逆転アシストの後、43分の3点めはカウンターの仕掛け人となります。左からドリブルで上がりながら、ジェイコブ・ラムジーのスプリントを確認し、ここぞというタイミングで必殺のラストパス。20歳のヤングスターは、ガラ空きの右に突き刺すだけでした。たった13分で怒涛の3発!入団以来のプレミアリーグ3試合で2ゴール2アシスト、ヴィラが挙げた6ゴールのうち5つに関与しています。

リヴァプール時代のチームメイトを「ヴィンテージ」と表現したスティーブン・ジェラード監督は、「彼のヴィジョンと状況の察知能力を好きじゃないというなら、フットボールを観るのをやめたほうがいい」と最大級の賛辞を寄せています。「フィジカルは改善が必要」と指揮官がいうように、デュエルの弱さを克服する必要がありますが、「彼はさらによくなる」という予言が当たれば、ヴィラはEL出場権争いに食い込んでくるでしょう。

日曜日に開催されるプレミアリーグ25節は、ニューカッスルとのアウェイゲーム。アラン・サン=マクシマンVSフィリペ・コウチーニョが今から楽しみです。ジェラードとのタッグで上位進出をめざす23番が、ゴール&アシストをどこまで積み上げるかに注目したいと思います。ブエンディアとの共存は問題なさそうですね…。


おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“3戦2ゴール2アシスト!アストン・ヴィラの攻撃を変えたフィリペ・コウチーニョに注目!” への1件のコメント

  1. グーナーです より:

    フットボールが好きというならば、ロシツキを好きだということだ。
    それに匹敵する賛辞ですね。
    ヴィラは面白いチームです。

グーナーです へ返信するコメントをキャンセル