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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

納得です!プレミアリーグ最優秀選手は29歳の遅咲きストライカー、ジェイミー・ヴァーディ!

ニッポンの12月は「師走」 といわれ、何かと忙しいゆえに「師が走る」などといわれたりしていますが、プレミアリーグにおいては、やはり5月がせわしない季節です。7日にはレスターのラニエリ監督がイタリア最優秀監督に選出され、今週に入ると4月のプレミアリーグ月間表彰で、再度ラニエリ監督。3勝1分でライバルの追撃を許さず最優秀監督賞に選ばれたイタリア人監督は、5試合7発&チェルシー戦のハットトリックで月間MVPのアグエロとともにこちらでもコメントを求められ、まさに「師走」状態です。この表彰からわずか2日後、指揮官同様に忙しくなりつつあったエースストライカーが、イングランド・サッカー記者協会(FWA)の年間最優秀選手賞に続いて2つめのシーズンアワードを射止めました。2015-16シーズンのプレミアリーグ年間最優秀選手は、ジェイミー・ヴァーディ。イングランド・プロサッカー選手協会(PFA)の最優秀選手賞は同僚のマフレズが選ばれており、プレミアリーグを制したレスターは、こちらも完全制覇です。

アンリ、ファン・ニステルローイ、クリスティアーノ・ロナウド、ガレス・ベイル、スアレス、アザールと「時の人」が順当に選ばれる一方で、マンチェスター・ユナイテッドの名CBネマニャ・ヴィディッチが2回、マンチェスター・シティの主将コンパニも受賞するなど、意外とシブ好みのプレミアリーグ最優秀選手。今季、ノミネートされていた10人を見ると、マフレズ、ジェイミー・バーディ、カンテ、シュマイケル、ウェズ・モーガンとレスターから5人。最後まで優勝を争ったトッテナムからは、ハリー・ケイン、デル・アリ、アルデルヴァイレルトの3人。プレミアリーグアシスト王のメスト・エジルに、ウェストハム躍進の立役者ディミトリ・パイェと、時の人もシブ系もほどよく入った顔ぶれでした。

そんななかで、いざヴァーディが選ばれてみれば納得です。プレミアリーグ35試合出場24ゴールは、得点王争いの2位。11月には、ファン・ニステルローイの記録を塗り替えるプレミアリーグ11試合連続ゴールを達成。クラブは目下のところ2位に10勝ち点差をつけており、ぶっちぎりの優勝です。彼がいなければ、レスターのカウンターサッカーは成立せず、優勝どころか上位進出も果たせなかったでしょう。ヴァーディとともに躍進の原動力となったマフレズ、守備を支えたカンテ、ウェズ・モーガン、シュマイケルも捨てがたい選手ですが、わかりやすい数字と新記録を叩きだしたエースストライカーがシーズンの顔になることには何の違和感もありません。

エジルが選ばれるためには、シーズン20アシストというアンリの記録をとんでもなく更新することとガナーズの優勝争いが必要で、現在プレミアリーグ得点王レーストップのハリー・ケインやシブ系代表のCBアルデルヴァイレルトは、最後までレスターに優勝を決めさせなければ獲得できたかもしれません。チームの戦績と個人の評価は別とはいっても、これだけ勝ち点で差をつけられれば、首位の立役者から選ばれるのを止めるのは難しくなります。ましてや今季の優勝クラブは昨季プレミアリーグ14位で、史上最強のインパクト。今季のプレミアリーグで、私が最もワクワクさせられたアルデルヴァイレルトが選ばれないかと秘かに期待していたのですが、今はすっきり「おめでとう!ジェイミー・ヴァーディ」と拍手を送りたい気分であります。

最終日の寂しさには、何年観続けていても慣れません。明日夜は、三元同時観戦で気になる試合を追いかけたいと考えておりますが、そろそろ決めないといけませんね。シティズンのみなさんには、お互いがんばりましょうと声をかけさせていただきつつ、リバティのスウォンジーVSマンチェスター・シティがメインで、アイェウやシグルズソンを勝ってくれと煽り続けたいと思います。そして二番手がわがマンチェスター・ユナイテッドとボーンマス。もうひとつは、マン・ユナイテッド以外でいちばんハッピーエンドで終わってほしいクラブにしましょうか。アウェイチームに勝ってほしいストークVSハマーズか、いい雰囲気で18日のEL決勝に進んでほしいホーソンズのリヴァプールか。ノースロンドン勢の2位争いには、ノーコメントとさせてください。近くにグーナーがいると、「トッテナム負けてくれ!」といわなくてはいけないような圧力を感じて、困ってしまいます。いえ、本音は、どちらにも2位になってほしくて、つまりはどちらでもいいということなのですが、ああ、結局いってしまいました…。

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“納得です!プレミアリーグ最優秀選手は29歳の遅咲きストライカー、ジェイミー・ヴァーディ!” への4件のフィードバック

  1. ヤンガナ大好き より:

    ヴァーディーのプレミアMVP受賞は本当におめでとうと言いたいですね!彼の迷いのないシュートやガッツあるプレイは、本当にこれまで下から這い上がってきた逞しさを感じます。ユーロでの活躍を期待したいですね!

    いよいよ今シーズンも週末で終わりですね。自分はガナーズが最後にホームで熱いプレイを魅せてくれ、3位以上でのフィニッシュを願います!

    今シーズン、本ブログのお陰でプレミアリーグ観戦が何倍にも楽しめました!本当にありがとうございます!また、お疲れ様でした!

  2. queen より:

    それにしても、イングランドは突然ストライカーが覚醒しまくりですね。最近までは、スタリッジがケガがちで、ルーニーがスランプで、どうすんの?ってなってたのに、ケイン、バーディー、あとキャロルの復活も含めてホジソンはうれしい悲鳴をあげてそうですね。どなたか一人でよろしいので、代表の方の我がチームであるポルトガルに誰か譲っていただけないでしょうか(笑)。エデルが未だに呼ばれるうちのストライカー陣は(ロナウドはストライカーとみなさなければ)、欧州どころか、アジアレベルでもまずい状態なので(汗)。

  3. おハム より:

    Queenさんってポルトガル人なんですねー、日本語上手いっすね笑

  4. queen より:

    おハムさん

    ゆかりはありますが、国籍は日本人です。(管理人さん、関係ない雑談すみません)

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