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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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1月MVPは貴重な5発を決めたデル・アリ、最優秀監督はスワンズを立て直したポール・クレメント!

ワトフォード戦で2発、チェルシー戦で2発、ドローに持ち込んだマンチェスター・シティ戦でも2-0から反撃の狼煙を上げる貴重なゴール。 トッテナムのデル・アリの月間MVPは、納得の選出です。1月のプレミアリーグ5試合で挙げた5ゴールにより、チームは難敵続きのスケジュールを3勝2分と無敗で切り抜けました。イングランド代表の核となることを期待されるプレーメイカーは、12月のバーンリー戦とサウサンプトン戦でも計3発を叩き込んでおり、直近のプレミアリーグ8試合で8ゴールとストライカーのような荒稼ぎ。WBA戦でハットトリックを達成し、同じく5試合5ゴールだったハリー・ケインとの一騎打ちは、上位とのシックスポインターで3発決めた20歳に軍配が上がりました。

「自分だけのものではない。チームはこの1ヵ月、とてもうまくいったね」という受賞コメントは、プレス向けに用意されたものではなく、実感のこもった言葉なのではないでしょうか。チェルシー戦の2点は、いずれも右サイドから前線を窺ったエリクセンのアシスト。高さがないアスピリクエタのサイドを狙って、デル・アリの頭に合わせた極めて戦術的なゴールシーンでした。ロリスの珍しいミスで2点を奪われ、劣勢に立たされていたエティハドでのヘディングシュートも、カイル・ウォーカーの超絶クロスをリスペクトしなければなりません。デル・アリの前線への飛び出しと、スペシャリストたちのクロスがぴったりはまった3発は、トッテナムを優勝争いに踏みとどまらせる重要なゴール。今日の夜、アンフィールドで対峙するリヴァプールのマティプは、右サイドからの速いラストパスに要注意です。

最優秀監督に選ばれたのは、クリスタル・パレス、リヴァプール、サウサンプトンを次々と撃破して降格ゾーンから抜け出したスウォンジーの新監督、ポール・クレメントです。アンチェロッティ監督の懐刀として、チェルシー、レアル・マドリード、バイエルン・ミュンヘンでアシスタントコーチを務めた44歳の新米監督は、1月3日のクリスタル・パレス戦の4時間前に就任発表され、キックオフはスタンド観戦、後半からピッチサイドという慌ただしいデビュー。残留争いのシックスポインターを88分のランヘルの一撃で制すると、勢いに乗ってアンフィールドでのレッズ戦を2-3、セインツにも2-1とすべて1点差勝利でプレミアリーグ17位に浮上しました。2戦連続の決勝ゴールでMVPにノミネートされたシグルズソンは、デル・アリが素晴らしすぎたために表彰には至らなかったものの、惜敗に終わった2月初戦のマン・シティ戦でもゴールを決めており、引き続きMVP候補です。

シグルズソンをより前で機能させただけでなく、ブラッドリー前監督がまとめられなかった最終ラインをモーソン、オルソン、カイル・ノートン、フェデリコ・フェルナンデスで固め、1月にスパーズから獲得したトム・キャロルをすぐにチームになじませた手腕もなかなかのもの。「素晴らしいサプライズ。1月によかったチームは他にもあったからね」と謙遜するクレメントさんは、指揮官としての第一歩をプレミアリーグ最下位から始めるというギャンブルに勝つのではないでしょうか。レスター、バーンリー、ハル・シティと、今後の1ヵ月に必勝のゲームが続くスワンズの奮闘に注目したいと思います。

受賞者ならびにトッテナム、スウォンジーの関係者のみなさん、おめでとうございます!ヨーロッパリーグ、FAカップ、プレミアリーグと3つのコンペティションが絡み合い、過密日程となるデル・アリは、くれぐれもケガに気をつけていただければと思います。スパーズが大逆転でリーグを制すれば、昨季プレミアリーグの10ゴールを既に上回り、最高のシーズンを過ごしている20歳が年間最優秀選手の大本命です。

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“1月MVPは貴重な5発を決めたデル・アリ、最優秀監督はスワンズを立て直したポール・クレメント!” への2件のフィードバック

  1. Joe より:

    アザールで決まりっしょ ( 厂˙ω˙ )厂 うぇーい

  2. makoto より:

    Joeさん>
    まっすぐいったらジエゴ・コスタのほうではないでしょうか。

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