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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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これはうれしい!決め続けてほしい!プレミアリーグ1月MVPはマーカス・ラシュフォード!

25節のレスター戦が、プレミアリーグ100試合め。マンチェスター・ユナイテッドの最前線に定着しつつあるマーカス・ラシュフォードは、9分という早い時間にポグバの浮き球でラインの裏に抜け出し、左隅にメモリアルなゴールを決めました。21歳の頃、ウェイン・ルーニーとマイケル・オーウェンは既にプレミアリーグ50ゴールを達成しておりましたが、ラシュフォードの26ゴールは、21歳3か月で17ゴールだったクリスティアーノ・ロナウドを大きく上回っています。現在は175試合122ゴールのハリー・ケインは、同年齢では4ゴールしか決めていません。ルーニーの後を継ぐ10番にとって、当面の目標であり代表のライバルでもあるスパーズの絶対的エースは、決して届かない存在ではありません。

プレミアリーグの1月の表彰は、3勝1分で走り抜けた暫定監督と4戦3発のエースストライカーがコンビで選ばれました。最優秀マネージャーに選ばれたスールシャール監督は、もちろん初受賞。マンチェスター・ユナイテッドの指揮官としては2012年10月のサー・アレックス・ファーガソン以来という事実が、このクラブがいかに長い間苦しんできたかを如実に物語っています。ラシュフォードの前にMVPに選ばれたマン・ユナイテッドの選手は、2016年12月のズラタン・イブラヒモヴィッチ。パリから来た神は、プレミアリーグ初年度に28試合17ゴールという数字を残しています。現在、22試合9ゴールのラシュフォードが絶好調をキープできれば、尊敬するストライカーと肩を並べられるかもしれません。

「個人表彰を受けるのは常にいいことだね。ここ数週間のチームとしてのパフォーマンスはとても優れていた。これを続け、さらに1歩ずつ進化させなければならない」「最高の選手と優秀な選手の違いは、一貫性の有無だと思う。いいシーズンを何度も繰り返せるかどうかが、2つのカテゴリーを分ける」(マーカス・ラシュフォード)

10番の類まれなる得点力を信じて、最前線にコンバートしてくれたスールシャール監督に感謝しています。そう、あの鮮烈なデビューは未だ忘れられません。2016年2月25日のヨーロッパリーグラウンド32、オールド・トラフォードのミッティラン戦で2ゴール。3日後のプレミアリーグ27節は、レスターと優勝を争っていたアーセナルとのゲームでしたが、ラシュフォードは29分と32分にゴールを重ね、夢の劇場に足を運んだサポーターたちを熱狂させました。以来、3年。モウリーニョ監督のチームでは左サイドにまわされ、思うように出番を得られない苦しい時期もあったものの、新しい指揮官の初めてのゲームで結果を出し、望んでいたポジションをゲットしました。

彼がゴールを量産し続けてくれれば、マンチェスター・ユナイテッドはチャンピオンズリーグ出場権を手に入れられるでしょう。冷静な頭では、ペップやクロップが繰り出すアグレッシブなフットボールをわがクラブも…と考えていたりするのですが、心のどこかで「ラシュフォードとポグバが決めて勝ってくれれば、それだけでハッピー」と子供じみたことを思っていたりするのです。プレミアリーグで決めた26発のうち、ビッグ6とのゲームで8発。リヴァプール、マン・シティ、アーセナルが2発ずつ、チェルシーとトッテナムが相手の試合でも既に決めています。大一番に強い10番には、オールド・トラフォードで迎え撃つレッズ戦とマンチェスターダービーでの大暴れを期待しています。今日はすっかり、恋文になってしまいました。うれしいです、MVP。

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“これはうれしい!決め続けてほしい!プレミアリーグ1月MVPはマーカス・ラシュフォード!” への1件のコメント

  1. Scholes より:

    嬉しいですね。このままユナイテッドの絶対的エースとして長く見続けていたい選手です。「最高の選手と優秀な選手の違いは、一貫性の有無」という記事内のコメントや、まわりがまじめな青年と評価していること、レスター戦後には「トップ以外のポジションで起用されたことが今に活きている。感謝している。」というような発言をしたそうで、これからも成長・活躍し続けてくれると信じています。憧れのクリスティアーノのようにスペインに渡るのはやめてネ

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