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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【動画記事紹介付き】ストークGKベコヴィッチ、開始12秒の先制ゴールキックはプレミアリーグの最速GKゴール!

11月2日のプレミアリーグ、ストークVSサウサンプトンで珍しいゴールが決まりました。試合開始わずか12秒という早さもさることながら、決めたのは何とストークGK、アスミル・ベゴヴィッチ!

フットボールウェブマガジン「Qoly」が動画を紹介していますが、こういうことです。キックオフからサウサンプトンの攻撃が始まり、ボールがべコヴィッチの足元に流れてきます。おそらく彼は、味方につなぐのはリスキーと判断したのでしょう。FWに競らせるべく、これを右足で思いきり敵陣に蹴り出します。しかし、ベコヴィッチの思惑よりもキックは飛距離を稼ぎ、FWを越えてセインツのDFまで届きます。

ここまでは、よくあるシーンです。このロングボールに対し、CBフォンテとデヤン・ロブレンは、自分たちが処理するよりGKにキャッチさせたほうが得策と判断。動画を見ると、彼らはかなり早めのタイミングで触らないと判断し、ボールの弾道から離れていくのが見てとれます。「キーパー!」「まかせた」などと声もかけていたでしょう。CBふたりに何の非もありません。

しかし、結果的にはセインツGKボルツのポジションは最悪だったといわざるをえません。ワンバウンドしたボールは彼の頭を越え、痛恨の失点です。堅いディフェンスでプレミアリーグ5位につけていたセインツは、ここまで9試合で3失点。数々のストライカーの強烈なシュートをことごとくはね返してきた彼らが、まさかこんな点の奪われ方をするとは…!この後、1-0の「ハンデ戦」を落ち着かせたセインツは、42分のジェイ・ロドリゲスのゴールで追いつき、結局1-1のドロー。ベコヴィッチは、自ら決めた先制点を守りきることはできませんでした。

ちなみに「Qoly」は、手回しのいいことにプレミアリーグ20年間で4例あった「GKの得点」の動画をすべて掲載しています。得点者は錚々たるメンバーです。2001年、当時アストン・ヴィラに所属していたピーター・シュマイケルは、CKからの渾身のボレー。プレミアリーグの試合ではありませんが、彼はマンチェスター・ユナイテッド時代にもゴールを決めています。現在トッテナムに所属しているフリーデルは、2004年、ブラックバーン時代にCKからのシュートのこぼれ球をストライカーもびっくりの見事なボレーでゲット。2007年のロビンソンと、昨季のエヴァートンGKティム・ハワードは、今回同様、ゴールキックがバウンドして相手GKの頭を越えたもの。ベコヴィッチが通算5本めとなるわけですが、開始12秒はもちろんファステストゴールです。

フットボールウェブマガジン「Qoly」-「プレミアリーグファン必見!プレミアで生まれたGKによる全得点をプレイバック 」

イングランドにおいて、GKのゴールで近年最も劇的だったのは、チャンピオンシップ(2部相当)のレディングVSカーディフでのフェデリーチでしょう。「引き分ければプレミアリーグ昇格決定」だったレディングは、しかし1点のビハインドを抱えて試合は最終盤となり、追加タイムもあとわずか。右CKからのヘディングシュートが枠内に飛ぶものの、これはゴールの中にいたDFがブロック。そのこぼれ球の前にいたのが…。

いやいや、サッカーは何が起こるのかわかりません。プレミアリーグのプレイヤーのなかで、今そのことをいちばんかみしめているのが、決められたほうのGKボルツかもしれません。ドンマイ!週末のハル・シティ戦、がんばって!(アスミル・ベゴヴィッチ 写真著作者/Add92)

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“【動画記事紹介付き】ストークGKベコヴィッチ、開始12秒の先制ゴールキックはプレミアリーグの最速GKゴール!” への1件のコメント

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