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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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1位はやっぱりリヴァプールの守護神!イタリア発「最も市場価格の高いGKランキング」

デ・ヘアが8位!?…思わず叫んでしまいましたが、25歳前後の選手が並ぶ上位を見て、この顔ぶれでは仕方がないと矛を収めました。イタリアメディア「カルチョメルカート」が発表した「最も市場価値の高いGKトップ10」。スイスのスポーツ研究国際センター(CIES)のデータから算出したというランキングに、プレミアリーグから5人の守護神が選ばれています。10位に入ったスパーズのウーゴ・ロリスは唯一の30代。プレミアリーグで7シーズンめを迎えた32歳のキャプテンに未だ衰えは感じられず、豊富な国際経験を買われての高評価なのでしょう。

わが守護神デ・ヘアは8位。マンチェスター・ユナイテッドで8年め、プレミアリーグ267試合出場を誇る稀代のショットストッパーは、前半戦のチームの不振によってリーグ3位の97セーブを積み上げる羽目に陥りましたが、スールシャール就任後はクリーンシート5回と本来のプレイを取り戻しつつあります。CIESのデータにおいては年齢も大きな算定基準となることに加え、相場が高騰した後に移籍の実績がないのも、60億円程度に収まっている理由のひとつでしょう。実際にこの金額で妥結したとすれば、買ったクラブはハッピーです。

ドンナルンマはともかく、オブラクやクルトワよりケパが上という評価には意見が分かれるのではないでしょうか。CIESが4位に推したチェルシーの守護神についたタグは、8210万ユーロ(約103億円)。プレミアリーグ史上最高額と騒がれた昨夏の移籍金は7100万ポンド(約104億円)で、今回の市場価格は現実のお値段に合わせにいった感があります。とはいえ、プレミアリーグ初年度のプレイは充分及第点。足技に長け、堅実なセービングを続ける24歳のGKの真価が問われるのは、来シーズン以降でしょう。

【イタリア発・世界で最も市場価値の高いGKトップ10】
1位/アリソン・ベッカー(リヴァプール/1億4060万ユーロ)
2位/エデルソン(マンチェスター・シティ/1億300万ユーロ)
3位/テア・シュテーゲン(バルセロナ/9590万ユーロ)
4位/ケパ・アリサバラガ(チェルシー/8210万ユーロ)
5位/ティボ・クルトワ(レアル・マドリード/7690万ユーロ)
6位/ジャンルイジ・ドンナルンマ(ACミラン/6040万ユーロ)
7位/ヤン・オブラク(アトレティコ・マドリード/5870万ユーロ)
8位/ダヴィド・デ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド/4780万ユーロ)

9位/アルフォンス・アレオラ(パリ・サンジェルマン/3820万ユーロ)
10位/ウーゴ・ロリス(トッテナム/3550万ユーロ)

TOP3の所属クラブはいずれも、チャンピオンズリーグでベスト8に残りつつ国内でも優勝争いを続けています。バルサのシュテーゲン、マンチェスター・シティのエデルソン、リヴァプールのアリソン・ベッカー。いずれも足元のテクニックが申し分なく、セービングも素晴らしいGKで、がんばって順位を付けるならスタッツに頼るしかありません。そうなると、絶対的に素晴らしいのはアリソン・ベッカーで、プレミアリーグ31試合でクリーンシート17回、1試合あたりの失点数0.58は他の追随を許しません。失点の少なさは、ファン・ダイクによるところも大きいと思われますが、レッズのGKがきわどいクロスやシュートを止めたからこそ得られた勝ち点も少なくありません。

6700万ポンド(約98億円)でリヴァプールに入団したアリソンの評価額は約176億円。アリソンより1年先にマン・シティに加わったエデルソンは、3500万ポンド(約51億円)から129億円(ユーロ換算では4000万ユーロから1億300万ユーロ)と2.5倍以上に跳ね上がっています。かつて世界一といわれたマヌエル・ノイアーなきランキングで上位を占めた彼らは、しばらくの間は世界一の守護神を巡る議論の中心となるのでしょう。いくらかかってもいいからひとり買えといわれれば?アリ…いやー、それは、やはり。エリック・カントナ、エドウィン・ファン・デル・サール、クリスティアーノ・ロナウド、ライアン・ギグス、ウェイン・ルーニーを超える最高のアイドルですから。世間では8位でも、私のなかでは2億ポンド、いや、プライスレスで1位です。

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“1位はやっぱりリヴァプールの守護神!イタリア発「最も市場価格の高いGKランキング」” への5件のフィードバック

  1. チェルシー大好きっこ より:

    それにしてもノイアーって急激に衰えたような気が
    します。

  2. セオ より:

    確かにそうそうたるビッグネームがずらりとゆう印象ですが中にはそれはちょっととゆうのも何人かいる気が…。実力もさることながら、所属クラブの価値とゆうのも多分に影響していると思われます。
    悔しいですがあたしがこの中で一番憎いのはダントツでデヘアさんですよ、彼のおかげでこれまで何ポイント失ったことか…。
    ランク外でもプレミアには我がチームのレノを始めファビアンスキやピックフォード、ヒートンなどいいキーパーかなりいますよね。どの試合もしまって見えるわけですよ。
    タグをつけるとこうなるんでしょうね、ルイヴィトンとしまむら的な。言いすぎか。

  3. まさやん より:

    レッズファンとしてはアリソンが1位は嬉しいですが、さすがにデヘアの3倍というのはビックリですね。
    敵ながらシュートストップはデヘアは世界一だと思います。
    アリソン、エデルソンとデヘアは両極端なタイプですので甲乙は付け難いと思います。
    アリソンはたまにあるポカと危なかっしいプレイが無くなれば、世界一に相応しいと自分では思ってるので、これからもっと楽しみです。

  4. Four Four Two より:

    この並びなら、皆さんおっしゃるようにデヘアもですが、オブラクは€1億ユーロあっても違和感ないような気もします。
    (オブラク、まだ、25才ですし、事故以外で点が入る気がしません。)

  5. 4 より:

    Italyメディアでこの順位は不思議です。デヘアの凄さを全くわかってない伝えてくれないんだ~って感じです。流行りに乗るのもItalyですかね。

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