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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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レアル・マドリードが1月獲得を画策!? またもや騒がしくなってきたルイス・スアレスの周辺

イギリスのタブロイド紙は、年中無休のハイテンションです。つい先日も「デイリー・スター」紙が、「レアル・マドリードがルイス・スアレスの1月獲得を熱望しており、不振のカリム・ベンゼマとのトレードを画策している」という記事をぶちあげています。

プレミアリーグにおいては、「SAS(Suarez And Sturridge)」という言葉はもはや公用語といっていいでしょう。語源は、英国陸軍の特殊空挺部隊の略称(Special Air Service)で、1994-95シーズンからコンビを組み、ふたりでシーズン49ゴールの荒稼ぎを成し遂げて怖れられたアラン・シアラーとクリス・サットンに付けられたのが最初です。サッカーは戦いゆえに、「スカッド」といいこの言葉といい、軍隊由来の表現が多いですね。

20年弱の時を経て、現在は新しいSASがピッチでシュートを乱射しているわけですが、その破壊力は元祖に負けず劣らずで、スアレスに出場停止期間があったにもかかわらず、既にふたりで10試合14ゴール。この勢いが続けば、シーズン50ゴール超えという途方もない数字も射程圏内です。リヴァプールがチャンピオンズリーグの出場権を獲得できるプレミアリーグ4位に入るためには、ふたつのSはいずれも欠かせないでしょう。

一方、スペインの雄、レアル・マドリードは12試合を終えて3位で、バルセロナどころか、同じ街のライバルであるアトレティコ・マドリードに勝ち点5差をつけられている屈辱的な状況です。9勝1分2敗という成績ならプレミアリーグでは堂々の首位争いなのに、この数字でも3位になってしまうのがリーガ・エスパニョーラで、3位でも屈辱的なのがスペインであり、レアル・マドリードなのです。こんなことでいちいち騒いでたら、上位6~7チームで争っているプレミアリーグでは、毎月監督の半分がクビを切られてしまいます。ああ、怖ろしい。

バルセロナとマドリード・ダービーで負けただけで、レアル・マドリード周辺ではマスコミもチーム関係者もOBもあれやこれやとコメントしている状態で、「ベイル獲得は失敗だったんじゃないか」「3トップにするならイスコとディ・マリアは不要」などなど、まあうるさいことこのうえなし。そのなかでひとついわれているのが「不調のカリム・ベンゼマはもはやマドリードには要らない」というお話です。彼については、夏にスアレス獲得の噂があったときも放出要員として名前が挙がっており、このときはベンゼマが拒否して話が流れたといわれていますが、そうですよね。イグアインをあっさりナポリに出してしまうチームですから、ベンゼマ出しても何も驚くことはありません。しかしまあ、11試合で5ゴール決めて、不振だ不要だといわれれば、ベンゼマも意地のひとつも張りたくなるでしょう。

話が長くなりましたが、かくしてレアル・マドリードはこの状況の打開が急務で、1月に強化が必要であり、そのファーストチョイスがスアレスで、60億円以上といわれるキャッシュアウトを緩和すべく、ベンゼマとのトレードを計画しているという報道になったのです。確かに現在、地球全体を見渡しても、「年明けに移籍してきてもチャンピオンズリーグに出場できるワールドクラスのFW」は彼しかいませんね。この話のハードルは、ベンゼマの承諾と、ロジャース監督やスティーブン・ジェラードを中心としたリヴァプールのディフェンスだそうですが…いやー、ここから2ヵ月でリヴァプールの順位が急激に落下しない限り、さすがにないでしょう。TV画面を通して観ても、スアレスのモチベーションが高くて、今の状況に満足しているのが伝わってきます。問題は、来夏じゃないでしょうか。今季のプレミアリーグの結果と来季のチーム強化方針次第では、「ジェラードの説得」というワクチンも及ばなくなり、スアレスはいよいよチームを飛び出すかもしれません。

2度のチャンピオンズリーグの決勝でバルセロナにストップされ、昨季も不可解なナニのレッドカードでレアル・マドリードに行く手をさえぎられたマンチェスター・ユナイテッドサポーターですので、頭の中は打倒スペイン勢一色で、今やレアル・ソシエダに勝っただけでビールが止まらなくなる状態です(スペインに対しては、グーナーのみなさんとも意気投合して、肩を組んでチャントのひとつもがなり続けられそうです)。今季はエジル奪取というアーセナルのファインプレーがあり、既に「一矢を報いた」気分ですが、1月にはスアレスを出さないのはもちろん、逆にモドリッチやケディラ、ソング、アレクシス・サンチェスあたりを抜き返してやりたいぐらいですね。チェルシーサポのみなさん、ミケルとエッシェンでは守備的に過ぎるでしょう。モドリッチやケディラ、ソングなど、いいんじゃないですか?うちも欲しいですけど。(ルイス・スアレス:写真著作者/Jimmy Baikovicius サミ・ケディラ:写真著作者/Майоров Владимир)

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“レアル・マドリードが1月獲得を画策!? またもや騒がしくなってきたルイス・スアレスの周辺” への4件のフィードバック

  1. プレミア大好き! より:

    いつになく攻撃的。
    でも二強に対してはユナイテッドサポからすると当然の感情なんでしょうね。アーセナルサポからしても。ソシエダはちょっと可哀想ですが(笑)
    アトレティコにリーガ獲って欲しいですが、獲ったら獲ったで放映権料の分配問題が棚上げされそうで怖いですね。

    スアレスに関しては山の天気と同じで先行き全く不明です。
    良くも悪くも子供なのでそのとき思ったことを実行に移す子だから(汗)

    —–
    フェライニやアンデルソンで我慢しなさい!

  2. あああ より:

    冬にはさすがにリバプールが売るのは許さないでしょう。
    売る気があるなら夏に売ってたはずですから。
    こういう強気な姿勢はアーセナルも見習った方がいい(笑)
     
    しかし、あれだけ夏に補強しておきながら結果が出ないから今度はスアレスですか・・・
    しかもベンゼマとトレードとは。
    ホントに強欲といいましょうか・・・
    哀れなクラブですね。
    憧れる選手も多いですが、あのラウールですら最後はゴミのように扱うクラブですから、ホントに移籍して幸せかどうかスアレスも考えるべきでしょうね。
    もはやお決まりとなったクラシコでの乱闘と審判への責任転嫁を見る度に、「またか・・・」と辟易してしまいます。
    これは完全に妄想ですが、アロンソも心のクラブはリバプールのように見えます。
    クリスティアーノも幸せには見えません。
    最近のカシージャスやエジルなどを見るとやはりあのクラブは好きになれません。
    まるであのクラブでは選手まで政治の道具のようです。
    噂だけでこれは言い過ぎでしょうが(笑)

  3. makoto より:

    浮気性なリバサポさん>
    アーセナルもマン・ユナイテッドも、大事な選手を抜かれているので、プレミアリーグを愛する者としてはついつい彼らにはファイティングポーズをとってしまいがちです。まあ、ライバルあってのプレミアリーグであり、チャンピオンズリーグですので、これもリスペクトの(若干歪んだ)ひとつの形と捉えていただければ(苦笑)。

    プレミア大好きさん>
    いやー、アンデルソンにはもう充分、我慢はしたので(笑)

    あああさん>
    そうなんですよね。バルサはともかく、レアル・マドリードは選手が幸せにみえないんです。スアレスは、移籍するにしてもプレミアリーグに残ってほしいな、と思っています。

  4. adz8nksi2l5 より:

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