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【Liverpool×West Ham】速く、前へ。美しいリヴァプールがシュート30本で4-1快勝!

記録上、オウンゴールが3本という珍しいゲームになりましたが、リヴァプールがウエストハムに30本のシュートを浴びせて完勝。他会場の結果を受けて、再度プレミアリーグ2位に浮上しました。この日のリヴァプールは縦に速くてシンプル。彼ららしい素晴らしい攻撃でした。前半の立役者は再三のスルーパスで決定的なシーンを創ったコウチーニョ、後半はスアレスとグレン・ジョンソンです。

10分にコウチーニョのパスからスアレス、15分にはスターリングのドリブルから最後はヘンダーソンと、少ない人数で効果的にパスをつないでシュートシーンまで持っていくリヴァプールでしたが、最初の決定的なシュートはウエストハムでした。21分、MFジャービスのチャンスメイクからあわやゴールのきわどいヘッド!これはGKミニョレがビッグセーブで切り抜けます。ここで失点しなかったのが大きかったですね。リヴァプールはあらためてゲームの流れをつかむと、41分にはコウチーニョのスルーパスからスターリングが抜け出しGKと1対1。これは今日19歳になる若手があわててシュートを右に外しますが、42分、エースの活躍でついに先制です。ウエストハムは、自陣深いところでDFラインからのパスを簡単にカットされたのが命取り。縦パスを受けたスアレスが、右から放った強烈なシュートはGKヤースケライネンが弾きますが、これがデメルに当たって跳ね返り、オウンゴール。リヴァプールはいい時間に1点をリードして、前半を終えます。

後半が始まった直後に追加点を許したのが、ウエストハムが巻き返せなかった最大の理由でしょう。右からのFKをジェラードが蹴ると、いちばんファーサイドにいたサコが左足ボレー。これは、シュートをダフったのが功を奏し、バウンドしたボールをGKもDFもクリアしきれずゴールイン。2-0になってからは圧倒的なリヴァプールペースとなり、両サイドの選手がフリーになるシーンが増え、この日好調だったグレン・ジョンソンが再三、好機を演出します。

しかし、こんなワンサイドゲームが、その後、あわや同点か?という試合になるんですから、サッカーはおもしろいスポーツです。70分からの10分間は、完全にウエストハムの時間でした。問題は、それまでチャンスを外しまくったスターリングと、66分にクロスの折り返しを足先で自ゴールに入れてしまったシュクルテルです。早々に3点めを入れていれば、ウエストハムはゲームを投げたはずで、1点差にならなかったらあれほど勢いづくこともなかったでしょう。リヴァプールサポーターには、シュクルテルを評価する方が多いのですが、足元の拙さと、ときどき出るポカがどうも気になります。ここで1点を返され、追いつかれていたらゲームの結果は違うものになっていたかもしれません。

この微妙な流れを元に戻したのは、やはりエース・スアレスでした。80分、フリーになったグレン・ジョンソンの狙いすましたクロスを、ファーに走り込んだスアレスが完璧なヘディングで叩き込み、3-1。これでリヴァプールの勝利は動かなくなりました。スアレスは84分にも、オブライエンに当たって入る見事なミドルシュートを決め(これがオウンゴールは少しかわいそうですね)、終わってみれば4-1の快勝です。

リヴァプールは、コウチーニョが冴えを見せ、中盤センターに入ったジョー・アレンもますます攻撃で機能するようになり、最後にDFマーティン・ケリーにプレイさせることができたのもよかったと思います。逆に懸念は、54分にシュートを打った瞬間、右の臀部を押さえ、自ら交代を要求したジェラードです。あの様子だと、最低でも2~3週間はかかるでしょうね。来週のプレミアリーグは、アウェイでのトッテナム戦。大事なゲームに大黒柱を欠くのは非常に痛いですが、ルーカスとアレンに期待しましょう。

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“【Liverpool×West Ham】速く、前へ。美しいリヴァプールがシュート30本で4-1快勝!” への1件のコメント

  1. リバサポ より:

    昨日の試合は、アレンとサコが、評価を上げましたね。アレンは、フィールド全体に顔をだせますし、サコは対人戦の強さが光ってました。

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