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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Fulham×MAN.UTD】ポグバ2発!マンチェスター・ユナイテッドは19位に余裕の0-3快勝!

パリ・サンジェルマンとの決戦直前。プレミアリーグ19位のフラム相手に、スールシャール監督がどんな布陣をチョイスするのかに注目していました。守護神デ・ヘアはデフォルト。ジオゴ・ダロト、スモーリング、フィル・ジョーンズ、ルーク・ショーの最終ラインは、CLでアシュリー・ヤングとリンデロフを起用するというサインでしょう。中盤はポグバ、マティッチ、エレーラ。3トップはマルシアル、ルカク、マタの3枚です。立ち上がりのCKをクリアしたフラムが、いきなりカウンターから決定機。右から上がったシュールレがファーにクロスを上げると、ノーマークのヴィエットはボレーをミスしてしまいます。4分、左サイドからバベル、ヴィエット、ジョー・ブライアンとつながり、クロスを叩いたミトロヴィッチのヘッドはマティッチが触り、これをダイレクトで狙ったシュールレのシュートはクロスバーを越えていきました。

5分を過ぎて、ようやく落ち着いたマンチェスター・ユナイテッド。14分、敵陣で奪ったエレーラが左のマルシアルにつなぐと、ボックスに斜めに入れたパスからスーパーショットが生まれました。走り込んだポール・ポグバが、GKリコが無警戒だったニアに左足で突き刺し0-1。スールシャール体制になって蘇った6番は、早くもプレミアリーグ10発めです。初めてのシュートを決めたマンチェスター・ユナイテッドは、23分の2本めで早くも0-2とリードを広げました。フィル・ジョーンズが左のマルシアルに預けてカウンターがスタート。オドイを腕で押さえながらドリブルで進んだ11番は、ル・マルシャンをあっさり抜き去り、リコのポジションを見ながら右足インサイドで左隅に流し込みました。

32分、ジョー・ブライアンのFKのクリアを拾ったセリのロングシュートは、DFに当たってCK。エレーラがボックスに通した斜めのパスでポグバがリコの前に躍り出ますが、すぐに打てずにフラム守備陣に囲まれ、クロスはフィニッシュにつながりません。39分のCKは、ファーに流れたボールをマティッチがマルシアルに流すと、オドイのクリアに左足を振り抜いたフィル・ジョーンズのミドルはバーすれすれを越えていきます。44分、左からのロングフィードをデ・ヘアがパンチ。リバウンドが白いシャツに渡り、チャンバースが右隅を狙うもデ・ヘアが左に倒れてキャッチします。

シュート数は8対5とフラムのほうが多かった前半は、結局0-2で終了。後半頭からラッシュに出たマン・ユナイテッドは、51分にチャンスをつかみます。マタがボックス左に流れたのを見逃さなかったポグバら縦パスを通し、落としをもらったマルシアルが角度のないところからシュート。GKリコがコースを切り、決定的な3点めを阻みます。ラニエリ監督は、シュールレをクリスティに代えて3バックにシフト。バベルが右にまわってサイドアタックを仕掛けますが、マン・ユナイテッド守備陣はしっかり対応できています。ボールを支配し続けるアウェイチーム。62分にルーク・ショーのグラウンダーをマタが後ろに流すと、エレーラの強烈なボレーはリコがセーブ。マン・ユナイテッドの3点めが決まったのは、この直後の速攻からでした。

ルカクがフリーで右サイドを突破し、並走していたマタに流すと、ル・マルシャンが足を引っかけPK。ポグバが落ち着いて右隅に沈め、勝利を決定的にしました。70分に1ゴール1アシストのマルシアルが下がり、アレクシス・サンチェスが登場。73分、クリスティのアーリークロスを頭で合わせたミトロヴィッチは、デ・ヘアのダイビングキャッチをみて憮然とした表情を浮かべています。2失点のトリガーとなったル・マルシャンは、バックパスをアレクシス・サンチェスにさらわれますが、リコのビッグセーブで「逆ハットトリック」とはなりませんでした。アレクシスのクロスに頭から飛び込んだのは、ポグバと代わったばかりのマクトミネイ。決定的な一撃は浮いてしまい、バーの上をすり抜けていきました。

76分、ジョー・ブライアンのアーリークロスにフィル・ジョーンズが先に触ると、ゴール前1メートルでトラップしたバベルはフィニッシュをポストにぶつけてしまいます。バベルをケアニーに代えたラニエリ監督は、81分にジョー・ブライアンをセセニョン。スールシャール監督は、85分にエレーラをバイリーです。マンチェスター・ユナイテッドはこのまま0-3でゲームを畳み、新体制におけるプレミアリーグで8勝1分と無敗をキープしました。

早い時間にポグバとマルシアルが個人技で決めてくれたため、スモーリングとフィル・ジョーンズという不安定なCBコンビが致命的なミスをせずに済みました。ゴールを決めた2人に加えて、攻守に貢献したエレーラ&マティッチにも拍手を送りたい一戦。ルカクがシュートを打たなかったのが気がかりですが、完勝の試合で目くじらを立てなくてもいいでしょう。さあ、次はオールド・トラフォードでパリです。ネイマールを欠いたリーグアン首位は、リヨンに無敗記録をストップされたばかり。ラシュフォード&ポグバの大爆発で、セカンドレグを待たずに勝負を決めてくれればと期待しています。

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“【Fulham×MAN.UTD】ポグバ2発!マンチェスター・ユナイテッドは19位に余裕の0-3快勝!” への3件のフィードバック

  1. ペップの街 より:

    ポグバ、凄いシュートでした。改めてポテンシャルを見せつけられました。
    それにしても、暫定とは言え遂に4位、CL圏内まで来ましたか。
    12月のチームとは別物ですね。

  2. タムコップ より:

    下位に沈みっぱなしのフラム相手とはいえ、チームの雰囲気の良さを存分に感じさせる快勝でしたね。
    CL明けに実施される我がチームとの対戦に向けた敵陣視察をさせてもらいましたが、これはオープンなドンパチになりそうです。
    戻ってきた強いマンU、胃がキリキリするナショナルダービーになりそうです!

  3. ルーニー より:

    上の方もおっしゃっていますが、この状態で迎えるナショナルダービーはパリ戦よりも楽しみです
    アーノルドも復帰して、双方が全力の闘いを見たいです!

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