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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【MAN.UTD×Saints】エースと若手が活躍したマン・ユナイテッドが逆転勝利で4位浮上!

ラシュフォードは右、中央はルカクでしょうか。プレミアリーグ29節、マンチェスター・ユナイテッドVSサウサンプトン。ウェンブリーが痛み分けに終わったため、スールシャール監督のチームがこの試合に勝てば、3位スパーズと3ポイント差となります。GKデ・ヘア、DFアシュリー・ヤング、スモーリング、リンデロフ、ルーク・ショーまでは予想通り。中盤はマクトミネイ、ポグバ、アンドレアス・ペレイラというフレッシュな布陣です。左サイドのアレクシス・サンチェスは、プレミアリーグ1ゴールでシーズンを終えるわけにはいかないでしょう。セインツの最終ラインは、ヴェステルゴーア、吉田麻也、ベドナレクの3枚です。

開始早々からマンチェスター・ユナイテッドが猛攻をスタート。3分にポグバのパスがDFに当たって左に流れ、ルカクが左足を振り抜くと、GKアンガス・ガンが指先で触ってCKに逃れました。4分にアンドレアス・ペレイラがガンの頭上を狙ったミドルは、若き守護神がぎりぎりでセーブ。早くも4本めとなったCKから混戦となり、ルカクが右足でプッシュしますが、ガンが足に当てて失点を免れました。5分を過ぎて落ち着いたセインツは、執拗にサイドを崩そうとしています。

11分のCKは、フリーだったヴェステルゴーアのヘッドが左にアウト。左サイドでホイビュルクとバートランドが優位を築き、赤いシャツは最初のように攻められなくなりました。アレクシス・サンチェスが中央、ルカクは左。17分にポグバがドリブルで上がったカウンターは、ラシュフォードにスルーパスが通った瞬間、オフサイドを示す旗が上がりました。26分、20歳になったばかりのヴァレリが右サイドで空きました。右足で放ったミドルは、無回転でデ・ヘアのニアを射抜くスーパーショット。オールド・トラフォードをどよめかせた一撃は、若きサイドアタッカーのプレミアリーグ初ゴールです。

反撃を開始したマン・ユナイテッド。アレクシスがルーク・ショーを走らせた33分のチャンスは、グラウンダーに反応したラシュフォードとルカクがいずれも空振り。36分のアンドレアス・ペレイラのアーリークロスは、ルカクのヘッドがうまく当たりません。38分にルカクが右サイドを突破し、中央のポグバが縦にスルーパスを入れると、ガンが飛び出してアレクシス・サンチェスに先着しました。直後のCKをスモーリングがヘッドで左に流すと、ラシュフォードが戻したボールをリンデロフが打てず。マンチェスター・ユナイテッドは1点ビハインドのまま、前半を終えてしまいました。

52分、ベドナレクと接触して膝を痛めたアレクシスがリタイア。代わって入ったのはジオゴ・ダロトで、ラシュフォードとルカクが最前線に並ぶようです。入って1分で右サイドから上がったダロトのクロスは、ファーのラシュフォードのヘッドが惜しくもニアポストの脇。55分、カウンターに入ったダロトが中央でアンドレアス・ペレイラに預けると、右足でドライブをかけたミドルがゴール右隅に突き刺さりました。アンドレアス・ペレイラも、これがプレミアリーグで初めてのゴール。1-1となった直後から猛攻を仕掛けたセインツは、56分のワンツーでレドモンドがボックス左に抜け出しますが、デ・ヘアがコースを切ってCKに逃れました。

ピンチをしのいだマン・ユナイテッドは、59分に逆転ゴールをゲットします。ルーク・ショーがバイタルエリアに入れたボールをアンドレアス・ペレイラが左につなぎ、切り返しでベドナレクをかわしたルカクが右足でゴール右隅に叩き込みました。63分、レドモンドが中央に入れたボールをウォード=プラウズが後ろに落とすと、ホイビュルクのダイレクトショットは枠の上。ハーゼンヒュットル監督は、64分にチャーリー・オースティンを諦め、アームストロングを投入します。65分。CKのクリアを拾ったジオゴ・ダロトのロングシュートは、惜しくも左にアウト。マン・ユナイテッドが次のゴールを決めれば、勝ち点3を手に入れることができるでしょう。しかし…。

75分、直接FKを左隅に蹴り込んだのはウォード=プラウズ。ホームチームはこのまま終わるわけにはいきません。82分、アンドレアス・ペレイラが下がってフレッジ。オールド・トラフォードが歓喜の叫びに包まれたのは、88分でした。フレッジ、ルーク・ショー、フレッジとつながったボールがルカクに渡り、右足で狙ったコントロールショットが右のサイドネットに吸い込まれました。ベルギー代表のストライカーは、2試合連続の2発で今季プレミアリーグ12ゴール。93分のカウンターは、ポグバのパスを受けたラシュフォードがボックス左でアームストロングに引っかけられ、PKを示す笛が鳴り響きます。ポグバのキックはガンが足に当てて希望をつなぎましたが、間もなくタイムアップ。マンチェスター・ユナイテッドがエースの活躍で競り勝ち、プレミアリーグ4位に浮上しました。

前半戦のチームなら、負けていたかもしれない展開。ジオゴ・ダロト、フレッジと的確な戦力を使ったスールシャール監督が、土壇場で勝利を手繰り寄せた一戦でした。新しい指揮官によって変わったとあらためて実感したのは、狭いスペースでも前に通そうとするパスが増えたことです。アンドレアス・ペレイラ、ルーク・ショー、ジエゴ・ダロトといった若い選手たちのアグレッシブなプレイが、ことごとくゴールにつながりました。次節のアーセナル戦とマンチェスターダービーに勝てれば、スールシャールのチームは3位でフィニッシュできるのではないでしょうか。…そうでした、大事な人の名前を出すのを忘れていました。ロメウ・ルカク、ありがとう!

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“【MAN.UTD×Saints】エースと若手が活躍したマン・ユナイテッドが逆転勝利で4位浮上!” への2件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    ToTとマンUのポイント差は3ですね

  2. プレミアリーグ大好き! より:

    今季はモウリーニョが解任される前から、EL、CL権は無理だろうなと思いましたがここまでくるとは思いませんでした

    パリ戦アウェイなのでなかなか厳しいでしょうが頑張ってほしいです

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