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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Liverpool×Huddersfield】サラーとマネが2発ずつ決めたレッズがプレミアリーグ7連勝!

プレミアリーグ2位と最下位がアンフィールドで戦うフライデーナイト。36節のリヴァプールVSハダースフィールドが、いよいよ始まります。チャンピオンズリーグのバルサ戦を控えたクロップ監督は、フィルミーノをベンチからも外してスタリッジを起用しています。GKアリソン、DFアーノルド、デヤン・ロブレン、ファン・ダイク、ロバートソン。中盤はヘンダーソン、ワイナルドゥム、ナビ・ケイタ。3トップにサラー、スタリッジ、マネという布陣です。開始17秒、GKレッスルからパスを受けたスタンコヴィッチは、こともあろうにボックス手前のサラーにミスパスをさらわれてしまいました。縦に出した柔らかいボールをナビ・ケイタがダイレクトで左隅に決め、1-0。プレミアリーグとCLの2冠を狙うチームにとっては、願ってもない楽な展開となりました。

早い時間のリードで気が緩んだのか、押されているレッズは、マン・シティとの得失点差8を埋められるだけ埋めたいところです。15分、右から仕掛けたサラーが単独でボックスに持ち込み、右足で放ったシュートは枠の外。17分のCKに合わせたファン・ダイクのヘッドは、クロスバーすれすれを越えていきます。ようやくエンジンがかかってきたホームチーム。23分にファン・ダイクがドリブルで上がって左のロバートソンに預けると、完璧なアーリークロスがマネに届き、レッスルの足元に叩きつけたヘディングシュートがネットを揺らします。マネは今季プレミアリーグで19ゴールめ。ロバートソンのアシスト数は、2ケタに乗りました。

弛緩した雰囲気に包まれたアンフィールド。ハダースフィールドは攻め手を失い、レッズがボールを支配し続けています。36分に右からするすると上がったサラーはクロスを入れる前にカットされ、CKのクリアを拾ったヘンダーソンがゴール前に浮かすと、レッスルが余裕でキャッチします。2-0でハーフタイムかと思われた前半終了間際に、勝負を決める3点めが入りました。アーノルドが最前線に浮かしたボールにサラーが走り込み、飛び出したレッスルの頭上を越すループシュート。エースが2年連続のプレミアリーグ20発めを決め、後半の興味は首位との得失点差に絞られました。

49分、ワイナルドゥムがラインの裏に出したパスに走り込んだスタリッジはマネと重なり、ストライカーを気にしながら放った10番のボレーはクロスバー越え。52分にヘンダーソンが自陣で失い、スルーパスで抜け出したムニエがボックスに侵入しますが、判断が遅かったアタッカーは戻ったナビ・ケイタに奪われてしまいます。55分、ロバートソンの苦し紛れのパスを奪ったバクーナが右足を振り抜くと、アリソンが右に飛んでセーブ。ピッチの脇では、1年ぶりのプレミアリーグ出場をめざすチェンバレンがアップしています。

60分のナビ・ケイタのミドルは右に切れ、62分に左から突破を図ったサラーの左足シュートはニアにアウト。66分に仕掛けた左からの速攻は、ロバートソンのクロスをクリアされますが、逆サイドで拾ったアーノルドがヘンダーソンに落とすと、完璧なクロスをマネがヘッドで叩き込みました。絶好調の左ウイングも、プレミアリーグ20発めでランキングTOP。4-0としたクロップ監督は、73分にスタリッジとワイナルドゥムを下げてシャキリとチェンバレンを投入します。

76分、シャキリのパスを受けたサラーがチェンバレンをボックスに走らせると、切り返しから放った左足シュートはレッスルが足でセーブ。78分にシャキリが右足で上げたクロスがマネの頭に合いますが、ヘディングシュートはポストを叩いてハットトリックはなりませんでした。83分、シャキリのスルーパスでロバートソンがフリーになり、満を持して入れたグラウンダーをサラーがプッシュして5-0。88分にアーノルドと代わったのはジョー・ゴメスです。最後まで攻めたレッズが圧勝し、日曜日にバーンリーとアウェイで戦うマン・シティにプレッシャーをかけました。

マネとサラーが2発ずつを決め、プレミアリーグ7連勝。シャキリとチェンバレンも使える目処が立ち、いい状態でカンプ・ノウのバルサ戦に臨めます。今季は残り最大5試合。1月7日のFAカップでウルヴスに敗れてから、18試合を無敗で走り抜けた素晴らしいチームは、負け方を思い出せないままでシーズンを締めることができるでしょうか。無冠で終わってほしくない。あらためて、そう思いました。

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“【Liverpool×Huddersfield】サラーとマネが2発ずつ決めたレッズがプレミアリーグ7連勝!” への4件のフィードバック

  1. キトピン より:

    更新おつかれさまです。
    現時点で勝ち点はプレミア歴代4位タイみたいですね!
    今日の試合は個人的にはケイタが攻守に効いてて素晴らしいパフォーマンスだったと感じていますのでバルサ戦も是非スタメンで使ってほしいとおもいます。
    チェンボの復帰は感慨深いものでしたし、コンディションも整っているようでしたのでチームの状況としてはここにきて最高潮ではないか?とおもいます。
    プレミアリーグ優勝の行方はシティに懸かっていますがチャンピオンズリーグはバルサ戦が事実上の決勝となるような気がします。
    2ndレグがホームということもありますのでアウェイゴールを2点取って引き分け以上ならかなり優位に立てると考えていますので是非頑張ってほしいですね

  2. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    ケイタの躍動にマネとサラーのゴール。そしてチェンバレンの復帰。嬉しい限りです。シャキリも70分過ぎの久々の投入でしっかり存在感見せており良かったのでは。一方期待したスタリッジがオフサイド判定のゴールが見せ場で、ひょっとしたらこれがアンフィールドでみる最後の姿になってしまう感があり少し淋しい感じもしました。
    大一番バルサ戦に向けて良い結果だと思います。
    ボビーの怪我の状況が気がかりですが、きっとカンプノウのピッチに立ちことを期待したいと思います。

  3. GSM より:

    素晴らしい5ゴール、素晴らしいアシスト、素晴らしい前線からの守備!!!

    リバプールを存分に味わえた試合ですが、やっぱり一番嬉しかったのはチェンバレンの復帰ですね!
    完全復活までにはもう少し時間がかかりそうですが、いいプレーも見られましたね。

    残り最大5試合ですか。全試合完全フルスロットルで突っ切りましょう!!!

  4. アセットマネジメント より:

    フィルミーノは、練習で足の付け根?怪我したみたいですね。バルサ戦は間に合ってほしいです。
    プレミアリーグは、シティの強さに挫けてしまいそうですが、まずは残り2試合全勝して、ターフムーアのバーンリー、ロジャーズレスターを応援するだけですね。
    エバートン戦のオリギ、チェルシー戦のスタリッジの劇的ゴールが優勝のハイライトとなる布石と信じています。

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