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【動画あり】「アイス・バケツ・チャレンジ」の、モウリーニョさんとチェンバレンがかわいい!

さまざまなスポーツ選手やタレント、ミュージシャン、各界著名人が毎日どこかで氷水をかぶっている「アイス・バケツ・チャレンジ(Ice Bucket Challenge)」。難病であるALS(筋萎縮性側索硬化症)の認知度向上と寄付集めを目的としたキャンペーンで、チャレンジをした人が次の3名を指名し、指名された人は氷水をかぶるか1万円の寄付をするかを選ぶという、チェーンメールと同様のシンプルな仕掛けです。

元々は、がん研究のための寄付を目的に始められたもので、2013年にアメリカのSNSからスタート。今年の7月に、ゴルファーのクリス・ケネディさんがALS協会への寄付を宣言してから、ALSの関係者の間で広まり、この病気のための活動にシフトしていきました。それから1ヵ月で、今や世界的な流行となり、プレミアリーグでも数多くの選手が「氷水かぶり動画」をUPしています。

サッカー界においては、当初は、指名された選手は恩師や友人である選手を次のチャレンジャーに選ぶケースが多く、モウリーニョさん(リンク先に動画あり)はドログバ、マンチェスター・ユナイテッドを去ったモイーズさんはフェライニから指名を受けています。しかし、モウリーニョさんはかわいらしい人ですね。この記事のいちばんの趣旨は、水をかけられる前のモウリーニョさんの表情と、かけられた直後の子犬のようなリアクションを紹介すること、といっても過言ではありません。

そして、ここにきて増えているのは「因縁の相手シリーズ」。マテラッティが2006年のドイツワールドカップ決勝で頭突きを喰らったジダンを指名すれば、香川真司からバトンを渡された「キング・カズ」三浦和良は、「水に流します」といいながら、1998年のフランスワールドカップで自身を代表メンバーから外した岡田元監督の名前を挙げました。

因縁といえば、アーセナルのチェンバレンとギブス(リンク先に動画あり)が揃ったら、やはりこの人の名前が出てくるでしょう。そう、昨季プレミアリーグで、レッドカードを出す相手を間違えるという世紀の誤審を犯したアンドレ・マリナーさんです。この動画もいいですね。チェンバレンが、プレミアリーグのライバルからラヒム・スターリング、そしてボクサーのアントニー・ジョシュアを指名すれば、ギブスが選んだのはサニャ。そして最後に、声を揃えて、「アンドレ・マリナー!」。ご本人は、このふたりが映った瞬間、氷水をかぶることを覚悟したのではないでしょうか。水を浴びた後のチェンバレンの反応も、好感度大です。

「アイス・バケツ・チャレンジ」は、寄付や慈善事業に取り組む高額所得者が多いアメリカらしい仕掛け。日本では、「ふざけ過ぎ」「病気への理解がないのに氷水をかぶってる人がいる」などと、一部で批判の声もあるようですが、こういった運動は、ALS自体への理解もさることながら、「善意とユーモアに支えられた行動が積み重なり、病気をなくしていこうという大きなメッセージとなって世界を回っていくプロセス」が重要。確かに、芸能関係では売名行為のような出方になっている方も散見されるものの、運動の趣旨理解のうえ、目くじら立てずに見ていこうと思っています。何よりも、プレミアリーグの選手たちの、普段なかなか見られないリラックスした表情や、水をかぶって叫ぶ姿に触れられるのは楽しいものです。

それにしても、チェンバレンとギブスはいいですね。普段のプレミアリーグにおいては、レフェリーと選手は対立しやすい関係なわけですが、彼らのマリナーさんの指名には、「プレミアリーグを盛り上げようとしている同志」という雰囲気があり、少し心が動かされました。いくつかの動画を見ていただいたところで、最後に香川真司をどうぞ。

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“【動画あり】「アイス・バケツ・チャレンジ」の、モウリーニョさんとチェンバレンがかわいい!” への4件のフィードバック

  1. 福岡 より:

    これに対する批判ほど「自分は何もしないのに批判する人」の典型例ですね!!

  2. makoto より:

    福岡さん>
    ひとを楽しい気分にさせる、善意が伝わるといった「空気が変わること」だけでもすごいことだと思います。お話をいただいたら、氷水も寄付もする気満々なのですが、なかなかいただけませんね(笑)。

  3. ゆうま より:

    アーセナルの選手達も続々チャレンジしているようですが
    ウォルコットはウィリアム王子をそして今もアーセナルで練習続けているっぽい
    ピレスがベンゲルを指名と二人とも無茶ぶりですな(笑)

  4. makoto より:

    ゆうまさん>
    63歳の御大は、そっとしておいてあげてほしかったですね(笑)

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