イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグで好調な選手と注目の若手を抜擢!ユーロ予選のイングランド代表メンバー発表

来週は、インターナショナルマッチウィークでプレミアリーグはお休み。日本をはじめ、アジアや南米などの国は親善試合を行い、欧州ではユーロ2016の予選が開催されます。スイス、エストニア、リトアニア、サンマリノ、スロベニアとともにグループEに入ったイングランド代表は、9月8日に最大のライバル・スイスとアウェイで戦い、ウェルベックの2発で0-2完勝。今回は、10月9日にサン・マリノとホーム、12日にはエストニアとアウェイでのゲームを行います。

ホジソン監督の選んだイングランド代表は、下記のメンバー。プレミアリーグで好調な選手、急成長を遂げている若手を中心に選抜しています。好調といえば、プレミアリーグ2位と大健闘中のセインツの右SBナサニエル・クライン、同じくスタートダッシュに成功したアストン・ヴィラの中盤で大活躍のファビアン・デルフ、プレミアリーグ5位につけているスウォンジーの要、ジョンジョ・シェルヴィ。加えて、ナスリ不在で、ヤヤ・トゥレの調子が上がらないマンチェスター・シティで決定的なチャンスを創り続けているジェームズ・ミルナーも好調組でしょう。エヴァートンの20歳、ジョン・ストーンズも、先々はイングランド守備陣の中心となるであろう存在として期待されています。

このなかで特に注目したいのは、鋭さを増したナサニエル・クラインの攻め上がりと、運動量が多く、ドリブルとミドルシュートが武器のデルフのプレイです。プレミアリーグ開幕戦でリヴァプールから同点ゴールを奪い、既に2ゴールを挙げているクラインは、縦にも中にもいけるプレイの幅の広さが魅力。少しでもチャンスがあれば積極的にシュートを打ってくるデルフは、プレイが一本調子になりやすいジャック・ウィルシャーに負けず劣らずおもしろいと思います。

【ユーロ2016予選・イングランド代表メンバー】
■GK
ジョー・ハート(マンチェスター・シティ)
フレイザー・フォースター(サウサンプトン)
ベン・フォスター(ウェスト・ブロムウィッチ)

■DF
レイトン・ベインズ(エヴァートン)
ジョン・ストーンズ(エヴァートン)
フィル・ジェギエルカ(エヴァートン)
ガリー・ケーヒル(チェルシー)
ナサニエル・クライン(サウサンプトン)
キーラン・ギブス(アーセナル)

■MF
アダム・ララナ(リヴァプール)
ラヒム・スターリング(リヴァプール)
ジョーダン・ヘンダーソン(リヴァプール)
ジョンジョ・シェルヴィ(スウォンジー)
ファビアン・デルフ(アストン・ヴィラ)
ジェームズ・ミルナー(マンチェスター・シティ)
アレックス・オックスレイド=チェンバレン(アーセナル)
ジャック・ウィルシャー(アーセナル)
アンドロス・タウンゼント(トッテナム)

▼FW
リッキー・リー・ランバート(リヴァプール)
ウェイン・ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)
ダニー・ウェルベック(アーセナル)

現地で話題になっていたのは、アンドロス・タウンゼントがメンバー入りしたこと。今季はトッテナムでレギュラーに定着できず、得意のドリブルに迫力を欠くタウンゼントを入れるより、ウエストハムで上位いじめの起爆剤となっているスチュワート・ダウニングのほうがいいのでは?という声もあるようです。私は、30歳のダウニングよりは、タウンゼントと同じトッテナムの21歳、ハリー・ケインがいいのではないかと思いました。サンマリノとエストニアは、スイスやスロベニアと比べると格段にレベルが落ちるので、こういうゲームこそ若手を試すチャンスです。そう考えれば、守備陣においても、プレミアリーグで不安定なエヴァートンから3人も選ぶという間が悪いチョイスをするのではなく、将来を見据えてカラム・チャンバースを抜擢するというアイデアもあったのではないでしょうか。

今回のメンバーに、負傷明けで間に合わなかったダニエル・スタリッジ、ルーク・ショーとテオ・ウォルコット、リタイア中のロス・バークリー、フィル・ジョーンズ、ジェイ・ロドリゲスあたりが加わった顔ぶれが、イングランド代表のベストメンバーでしょう。私が、どこかで試してもいいのではないかと思う選手は、得点力のあるスウォンジーMFネイサン・ダイアー、ニューカッスルMFジャック・コルバック。さらに、今季売出し中のトッテナム右SBエリック・ダイアーや、同じくトッテナム所属で、キャピタルワンカップで活躍したMFライアン・メイソン、ケガで離脱中ではあるもののセインツで急成長中のウォード=プラウズといった選手が出てくればおもしろいですね。

イングランド代表のゲームは、JSPORTSで中継されるようなので、2試合ともチェックしようと思っています。なるほど。リヴァプールとアーセナルが4人、エヴァートンが3人ですか。イングランド代表を応援するというより、プレミアリーグがチェルシーとマンチェスター・シティのマッチレースにならないことを願うあまりに、ケガ人が出ないよう祈りながら観てしまいそうです。うーん、これはサッカーを愉しむという姿勢ではないですね。ホジソン監督の単調なサッカーがもっとエキサイティングになれば、プレミアリーグのことは自然に忘れて、ゲームに没頭できるのですが…。(ナサニエル・クライン 写真著作者/Ronnie Macdonald)

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“プレミアリーグで好調な選手と注目の若手を抜擢!ユーロ予選のイングランド代表メンバー発表” への4件のフィードバック

  1. londres nord より:

    おはようございます。
    イングランド代表のアーセナル所属は4人ですよ。

  2. MILKY より:

    おはようございます。こうして見ると凄い良い選手が多く揃っていますよね。2,3年後には凄いことになってそうです。(監督がうまくいけば…)
    イングランド応援しながら今後に注目です。

  3. カメ より:

    間違ってたらすみませんが、マッカーシーはアイルランド代表ではありませんか?

  4. makoto より:

    londres nordさん>
    すみません。数え間違いました。お恥ずかしい。

    MILKYさん>
    そうですね。ホジソン監督の手綱さばき次第ですね。

    カメさん>
    おお、こちらも失礼。ジャック・コークと混同して書いてました(なぜそこと?と思われるかもしれませんが…時々ありまして)。誤解があるといけないので、訂正させていただきました。確認を徹底します。ごめんなさい。ご指摘ありがとうございます。

makoto へ返信するコメントをキャンセル