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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

「BBC」の評論家投票とともに愉しむ「プレミアリーグ2020-21・TOP4大予想!」

クリス・ワドルさん、いいんすか?マンチェスター・ユナイテッドで。プレミアリーグ2020-21シーズンの開幕に先立ち、「BBC」のテレビとラジオでおなじみの評論家25人が優勝チームとTOP4を予想しています。新しいシーズンの最大のテーマは「2強か、3強か」だと思っていたのですが、リヴァプールとマンチェスター・シティ以外がTOP2に食い込むと予想したのは、25人中4人のみ。スールシャールが勝つとしたワドルさんのほかは、ロブ・グリーン、ルート・フリット、マーク・シュウォーツァーの3人で、いずれもチェルシーを2位に…って、よく見たら全員OBじゃないですか!?

つまり、「BBC」の評論家のほとんどが2強継続予想。「ハキム・ツィエク、ティモ・ヴェルナー、ベン・チルウェル、チアゴ・シウヴァ、カイ・ハヴェルツに2億ポンドを投資しても、昨季プレミアリーグ王者との33ポイント差は埋まらない」と見ているわけですね。リヴァプールの連覇を主張しているのは、ダニー・マーフィー、マシュー・アップソン、マーク・ローレンソン、ジョレオン・レスコット、イアン・ライトといったシブめの顔ぶれで13人。彼らは全員、ペップ・グアルディオラのチームを2位に推しています。

マンチェスター・シティの王座奪還と見ているのは、アラン・シアラー&クリス・サットンの元祖SASをはじめ、マイカ・リチャーズ、チェルシーOBトリオなど11人。ブルーズのレジェンドでも、パット・ネヴィンさんだけはマン・シティ優勝としています。なるほど、25人もいるのに、全員揃って「マン・シティは2位以内」ですか。リヴァプールを3位としたのは、マンチェスターのワンツーとしたクリス・ワドルさんと…さっきの3人ですか。彼らはマンチェスター・ユナイテッドの4位予想までぴったり同じで、「打ち合わせ済み」「党議拘束」「杯を交わした」など、事前に何らかの申し合わせがあったのかもしれません。

「BBC」は、1位予想を4ポイント、4位1ポイントと傾斜をかけて25人の予想を集計し、順位を出しています。1位のマンチェスター・シティは86ポイント、2位リヴァプールが4ポイントで、2018-19シーズンのプレミアリーグのようなデッドヒートです。3位はチェルシーで44ポイント、4位マンチェスター・ユナイテッドは33ポイント…おお、残りの3ポイントはアーセナル!ジョレオン・レスコットさんがアーセナル3位&チェルシー圏外という大胆予想で、最後の1ポイントはやはり、この方でした。イアン・ライト、アーセナル4位&マンチェスター・ユナイテッドOUT。フットボールを語るエキスパートとしての評価より、自らのキャラを重視してませんか?

というわけで、プレミアリーグのレジェンドたちの予想とコメントを見ていると、自分の予想をかぶせたくなってきます。私のTOP4は、チェルシー、リヴァプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッドの順です。ランパード監督のチームを優勝とした最大の理由は、「勝利を知っている選手と、勝利に飢えている選手の絶妙なバランス」。チアゴ・シウヴァ、アスピリクエタ、エンゴロ・カンテ、オリヴィエ・ジルーと、プレミアリーグやヨーロッパリーグ、ワールドカップを制したベテランが要所に配され、プリシッチ、カイ・ハヴェルツ、メイソン・マウントといった伸びしろ充分の若手がアグレッシブに攻める布陣は相当脅威です。ただし、彼らのプレミアリーグ制覇は「安定感のあるGK獲得」という条件付きとしたいと思います。

2位としたリヴァプールは、この2シーズンはほとんどなかった「3トップとファン・ダイク、スーパーSBコンビから負傷者が出たときの脆弱さ」がとにかくリスク。南野を活用した4-2-3-1がうまくはまり、新しい取り組みによって主力がリフレッシュされれば連覇の可能性は充分にありますが、すべてを得てしまった選手たちのモチベーションと競争環境の緩さも気になるところです。

マン・シティを3位としたのは、フェラン・トーレスとナタン・アケがレギュラーのレベルに届くかが未知数であることと、ダヴィド・シルヴァの穴が埋まらない可能性があるのを懸念したからです。昨季プレミアリーグを14戦連続無敗で締めたマンチェスター・ユナイテッドは、レギュラーとサブのギャップと交代下手な指揮官を気にして順位を落としました。

リヴァプールは中盤、マンチェスター勢は最終ラインが強化されれば、順位予想は変わってきますので、10月の頭にもう1度トライしたいと思います。さあ、いよいよですね。本日最初のゲームは、ランチタイムキックオフのフラムVSアーセナル。アルテタ監督のチームも、中盤センターとアタッキングMFを獲れるかどうかで評価が変わってきます。2強か、3強か、カオスか。フラットに予想するとチェルシーですが、乗っかりたい評論家を聞かれれば、もちろんクリス・ワドルです。推してくれてありがとう…!


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“「BBC」の評論家投票とともに愉しむ「プレミアリーグ2020-21・TOP4大予想!」” への1件のコメント

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    BBCの予想面白いですね。まずは10月の状況を楽しみ
    したいと思います。新シーズン開始いよいよですね!

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