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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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ホームもアウェイもなく…がんを克服したグティエレスに、スタジアム全体が贈った盛大な拍手!

「Qoly」が詳しく記事にしていたのを読んで知った、心温まるエピソードです。精巣がんという難病を患い、9月から化学治療に取り組んでいたニューカッスルMFのホナス・グティエレス。病気を知ったときは、ショックのあまり「泣きながら帰宅した」と語っていた彼は、11月4日、がんが完全寛解したという検査結果が出て、アルゼンチンの病院を晴れて退院。12月にはトレーニングができる状態となり、ピッチに戻ってくると報じられました。

普段はライバルチームの選手でも、何かがあったときには、自分たちが愛してやまないプレミアリーグを盛り上げてくれている選手です。以前から、ニューカッスルは「United With Jonas」というメッセージを掲げてグティエレスを応援していたのですが、彼の病気を知った対戦相手のサポーターも、立ち上がりました。10月4日のスウォンジーVSニューカッスルのゲームでは、リバティ・スタジアムのオーロラビジョンにグティエレスの写真と、

GET WELL SOON JONAS(早くよくなって、ホナス)

のメッセージ。スタジアムを埋めたサポーターからも激励の拍手です。さらに、退院後の11月9日に行われたプレミアリーグ第11節、WBAとニューカッスルの試合では、ホーソンズに陣取ったWBAサポーターから、さまざまなお祝いのプレゼントがあったそうです。WELL DON JONAS!!(ホナス、やったね!!)といったフラッグや弾幕の数々。そして、極めつけは前半18分、一斉に立ち上がったサポーターたちからの盛大な拍手が、背番号18のグティエレスを祝福します。

いや、いいですね、プレミアリーグのサポーターたち。私は、若くしてがんに罹り、亡くなった大切な人が2人いるので、こういうシーンにはついつい涙もろくなってしまいます。Jリーグのクラブを応援している方々を見ていても、いつも感心しますが、きれいな垂れ幕を作ったり、数万人でひとつのことをやるための準備をしたりするのは大変なパワーだと思います。どれをとっても、愛と情熱がなければできないことですよね。雰囲気を感じていただけるものはないかと、動画を探してみました。

WBA戦の拍手のシーンです。横になってしまっており、見にくいですが、音を体感ください。

こちらは、セント・ジェームズ・パークで行われた9月20日のプレミアリーグ、ニューカッスルVSハル・シティの前半18分です。

年明けには、プレミアリーグのピッチでホナス・グティエレスの元気な姿を観られるでしょう。マンチェスター・ユナイテッドとニューカッスルのゲームは、オールドトラフォードが12月26日、アウェイは3月4日ですか。年末は、こちらがよくてもグティエレスのほうが間に合わなそうですが、3月は、ちょうどいい頃合いかもしれません。行ってみようかな…初めてのセント・ジェームズ・パーク。(ホナス・グティエレス 写真著作者/Dorothy EYES,Flickr)

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“ホームもアウェイもなく…がんを克服したグティエレスに、スタジアム全体が贈った盛大な拍手!” への3件のフィードバック

  1. Macki より:

    更新ご苦労様です。
    グティエレスの件はびっくりしました。しばらくゲーム出ていないな〜と気になっていて調べてみたらガンと戦っていたとは、、、。でも克服しピッチにもどってくる事は素晴らしいです。彼の労を惜しまないプレーは好きです。何よりもイングランドフットボールは敵味方関係なく選手をサポートや激励する姿勢は世界No.1かと思います。St.ジェームズパークは美しいスタジアムだと思います。訪問レポ楽しみにしてます!

  2. a より:

    (´;ω;`)ブワッ…

  3. makoto より:

    Mackiさん aさん>
    そうなんですよね。この雰囲気や心意気が、プレミアリーグにのめってしまう理由のひとつです。行けるようにがんばります!

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