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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

イギリスメディアが発表!かなりマジメな「プレミアリーグ史上ベストストライカーTOP50」

イギリスメディア「メールオンライン」が、「プレミアリーグ・ベストストライカーTOP50(Top 50 Best Premier League Strikers )」という企画を実施しておりました。こういうのは、単純におもしろいですね。今までプレミアリーグを盛り上げてくれた懐かしい名前が、これだけ数多く揃っているだけでテンションが上がります。さっそく、50位から41位までの顔ぶれを見てみましょう。47位のジェームズ・ビーティーは、ゴール前でのポジション取りがうまく、ストーク時代は上位クラブにとってやっかいな存在でした。45位にスタリッジ、42位にクラウチと、イングランド代表クラスの現役選手の名前もあります。ボール扱いのうまさでは、ベルバトフは天才的。今回4位にランクインした、アーセナルの黄金時代を支えたあのストライカーと双璧です。

【プレミアリーグ・ベストストライカー50位-41位】
50位/アラン・スミス(リーズ)、49位/トニー・イエボア(リーズ)、48位/ケヴィン・デービス(サウサンプトン)、47位/ジェームズ・ビーティー(ストーク)、46位/ヤクブ(エヴァートン)、45位/ダニエル・スタリッジ(リヴァプール)、44位/ルイ・サハ(フラム)、43位/ミッキー・クイン(コヴェントリー)、42位/ピーター・クラウチ(ストーク)、41位/ディミタル・ベルバトフ(マンチェスター・ユナイテッド)

40位から31位です。第1期モウリーニョ政権で活躍したグジョンセンは、前のポジションならどこでもできる器用な選手。「ベイビーフェイスの殺し屋」、マンチェスター・ユナイテッドのスーパーサブだったスールシャールは、1999年のチャンピオンズリーグ決勝、バイエルン・ミュンヘン戦での追加タイムの勝ち越しゴールが最高でした。今はストークの監督となったテクニシャン、マーク・ヒューズの名前もあります。現役選手では、アデバヨル、デフォー、ダレン・ベント、ベラミーらがここにランクインしています。

【プレミアリーグ・ベストストライカー40位-31位】
40位/ダレン・ベント(アストン・ヴィラ)、39位/エイドゥル・グジョンセン(チェルシー),38位/ナイアル・クイン(マンチェスター・シティ)、37位/クレイグ・ベラミー(ニューカッスル)、36位/エマニュエル・アデバヨル(トッテナム)、35位/オーレ・グンナー・スールシャール(マンチェスター・ユナイテッド)、34位/ダンカン・ファーガソン(ニューカッスル)、33位/マーク・ヒューズ(マンチェスター・ユナイテッド)、32位/ジャーメイン・デフォー(トッテナム)、31位/ディオン・ダブリン(アストン・ヴィラ)

トップ30に入ったストライカーですが、おお、アイルランド代表で、13年間出場した試合はすべてスタメンだった絶対的エースのロビー・キーン!シアラーとのコンビ「元祖SAS」でゴールを量産したサットンもいます。ブラックバーンは、この2人の活躍で1994-95シーズンのプレミアリーグを制覇しているのですから、その実績は2代目SASのスアレス&スタリッジより上。SAS時代にシアラーは2年連続でプレミアリーグ得点王に輝き、1996年のコンビ解消後も、96-97がシアラー、97-98はサットンと、2人で4年間リーディングスコアラーの座を守り続けました。得点王といえば、ハッセルバインクは2回獲っており、実は1回しかないニステルローイより多いんですね。プレミアリーグで得点王になったオランダ人ストライカーは彼らとファン・ペルシだけです。若い頃は問題児といわれたアネルカは、ドログバと組んでいたチェルシー時代がキャリアのピークでした。リヴァプールでは素晴らしかったF.トーレスは、25位がせいいっぱいですね…。

【プレミアリーグ・ベストストライカー30位-21位】
30位/エミール・ヘスキー(アストン・ヴィラ)、29位/ロビー・キーン(トッテナム)、28位/ケビン・フィリップス(バーミンガム)、27位/クリス・サットン(ニューカッスル)、26位/ユルゲン・クリンスマン(トッテナム)、25位/フェルナンド・トーレス(チェルシー)、24位/パオロ・ディ・カーニオ(ウエストハム)、23位/ジミー・フロイド・ハッセルバインク(チェルシー)、22位/ロビン・ファン・ペルシ(マンチェスター・ユナイテッド)、21位/ニコラ・アネルカ(チェルシー)

さて、ここからいよいよTOP20です。このランキングでは、アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドでゴールを量産した22位のファン・ペルシより、アグエロを上にしています。マンチェスター・ユナイテッドがトレブル(プレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグの三冠)を獲った時代のストライカー、ドワイト・ヨーク&アンディ・コールはそれぞれ15位と6位。チャンピオンズリーグ決勝などの重要な場面でゴールを決めたシェリンガムは13位です。輝きは凄かったものの、活躍期間が短かったスアレスは18位。イアン・ライト、オーウェン、ドログバのトップ10入りは納得です。そして、TOP5は…。

【プレミアリーグ・ベストストライカー20位-1位】
20位 セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・シティ)
19位 カルロス・テベス(マンチェスター・シティ)
18位 ルイス・スアレス(リヴァプール)
17位 スタン・コリーモア(リヴァプール)
16位 マット・ル・ティシェ(サウサンプトン)
15位 ドワイト・ヨーク(マンチェスター・ユナイテッド)
14位 ジャンフランコ・ゾラ(チェルシー)
13位 テディ・シェリンガム(マンチェスター・ユナイテッド)
12位 ルート・ファン・ニステルローイ(マンチェスター・ユナイテッド)
11位 レズ・ファーディナンド(トッテナム)
10位 ロビー・ファウラー(リヴァプール)
9位 イアン・ライト(アーセナル)
8位 マイケル・オーウェン(リヴァプール)
7位 ディディエ・ドログバ(チェルシー)
6位 アンディ・コール(マンチェスター・ユナイテッド)
5位 ウエイン・ルーニー(マンチェスター・ユナイテッド)
4位 デニス・ベルカンプ(アーセナル)
3位 エリック・カントナ(マンチェスター・ユナイテッド)
2位 アラン・シアラー(ニューカッスル)
1位 ティエリ・アンリ(アーセナル)

いかがでしょう。最後の5人は、他クラブのサポーターの方も、大きな異論はないのではないでしょうか。260ゴールのアラン・シアラーは、プレミアリーグ通算ゴール数でぶっちぎりの歴代1位。ルーニーが3位、アンリは4位で、記録上は文句なし。ただひとり、「エリック・ザ・キング」カントナだけは、記録より記憶のストライカーですが、マンチェスター・ユナイテッドに5年間在籍して、4度のプレミアリーグ優勝をもたらしており、ゴールの美しさと最前線でチームを指揮する存在感は絶大でした。ベルカンプの4位とアンリの1位は、2003-04シーズンに達成した、プレミアリーグ史上唯一の無敗優勝に敬意を表して、といったところでしょう。あの頃のアーセナルは、そしてこの2トップは素晴らしかった。まさに無敵でした。

「メールオンライン」は、現在、ワーストストライカーランキングもやっています。昨夜までの間に、50位から21位までの30人が発表になっており、今日あたり、残りの20人が発表されるはず。意外と、こっちのほうがおもしろかったりするんですよね。ワーストのほうも、50人が出揃い次第、紹介いたします。(デニス・ベルカンプ 写真著作者/Paul & Aline Burland)

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“イギリスメディアが発表!かなりマジメな「プレミアリーグ史上ベストストライカーTOP50」” への5件のフィードバック

  1. モウ より:

    ファンペルシーって得点王獲りませんでしたっけ?
    オランダ人ストライカーですよね?

  2. リバサポ より:

    豪華な名前が並んでますね。やはり、アンリとシアラーは抜けてますね。テベスはユナイテッド時代の印象が強いです。

  3. 汗かきスター より:

    懐かしいですね(≧∇≦)ルティシエはもう少し上かなと思いましたが…アンリ、ベルガンプがいた頃のガナーズは強かったですね!そう思えば、僕らの年代のユナイテッドファンは、リバプール、シティよりもガナーズが宿敵で、勝ち負けに一喜一憂し、もっとプレミアリーグがスリリングやったような気がします!ですので、キーオン、パーラーは今だに嫌いです(*`へ´*)ルートに手を出したので(笑)

  4. a より:

    >モウさん

    そうですね。
    ペルシはガナでのラストシーズン、ユナイテッドでのファーストシーズンで、2年連続の得点王に輝いていますね。

  5. makoto より:

    モウさん aさん>
    すみません。そのとおりです。元は「彼らとファン・ペルシ」と書いていたのですが、抜けてしまいました。ありがとうございます。訂正させていただきました。

    リバサポさん>
    テベス、クリスティアーノ・ロナウド、ルーニーが揃っていた頃のマン・ユナイテッドは強かったです。

    汗かきスターさん>
    そうでした。ここ数年で、あっという間に勢力地図が変わりました。

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