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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

CL、プレミアリーグ…トップクラブの苦戦理由を考える (2)欧州で勝つために足りないこと

「CL、プレミアリーグ…トップクラブの苦戦理由を考える (1)ロングボールのメリット」より続きます。昨季プレミアリーグの上位クラブは、TOP2のマンチェスター勢を除いて国内で苦戦中。チャンピオンズリーグでは、現在プレミアリーグで15位に沈んでいるチェルシーが格下のテルアビブに貫録勝ちしただけで、アーセナルに加えてこちらではマンチェスター勢も1-2と同じスコアで敗戦を喫しました。

前稿で、「ロングボールが少ない苦戦クラブは、速攻からのチャンスが減り、逆にロングボールからの攻撃を喰らっているのではないか」と書かせていただきましたが、チャンピオンズリーグで敗れたマンチェスター・シティとアーセナルは短いパスをつなぐポゼッション主体のチーム。ファーガソン時代のマンチェスター・ユナイテッドは手数をかけない速攻型で、勝ってもポゼッション40%台という試合が多かったチームでしたが、サウサンプトン戦でパスを45本もつないでマタが3点めを決めたシーンを見るまでもなく、現在のファン・ハールスタイルもポゼッション志向です。彼らに足りない共通項はあるのか?これを考えるにあたり、ジェイミー・キャラガーという心強い援軍の言葉に耳を傾けてみましょう。イギリス紙「デイリー・メール」が伝えています。

「私は、ジェラール・ウリエとラファエル・ベニテスが率いるチームでUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)とチャンピオンズリーグを獲得したけど、この2人の指揮官は”欧州のチームはイングランドのようなスピーディー、攻撃的、フィジカルが強いサッカーが苦手だ”といっていたよ。試合が始まって最初の20分間はロングボールを入れ、直線的にペナルティエリアを狙う。セカンドボールを争う戦いにして、リズムを自分たちのほうに寄せるんだ。チェルシーも、ヨーロッパの舞台ではドログバの強さを最大限に活かしていたと思う。マンチェスター・シティには攻撃力のある選手が多いわけだし、プレミアリーグで戦っているとき以上にアグレッシブにならないといけないね」(ジェイミー・キャラガー)

イングランドらしさ、プレミアリーグらしさがなくなった。キャラガーさんは、こんなこともいっています。「エティハドの試合を見ていると、親善試合のような空気を感じる。チャンピオンズリーグの夜はまるでオペラのような雰囲気で、サポーターは静かに自分の席で試合を眺めている。スタイルが変わったという人もいるけど、率直にいってナンセンスだ」。私も、試合の後のレポートで「エティハドは静かすぎる」と書きましたが、獰猛だったザグレブサポーターを思い出せば、プレミアリーグ勢の変化はこんなところにもあるのかもしれません。話を戻しましょう。キャラガーさんのコメントを聞いて、あらためて思いました。「チェルシー以外のプレミアリーグ勢は、”中途半端なポゼッションサッカー”になってしまっているのではないか」「相手が嫌がることができていないのが最大の欠点なのではないか」と。

マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、チェルシーがチャンピオンズリーグを制し、アーセナルがファイナルに進出するなど強かった頃のプレミアリーグ勢には「速さ」がありました。最近、アーセナルのファンになった方は、ポゼッション重視のチームというイメージしかないかもしれませんが、プレミアリーグ無敗優勝を成し遂げ「インヴィンシブルズ」と呼ばれたチームは、ポゼッションというより「速く攻めるサッカー」でした。アンリ、ベルカンプ、リュングベリ、ピレス、ヴィエラ…。ファーガソンサッカーが超絶クロスのベッカムと超速ドリブラーのギグス、あるいはクリスティアーノ・ロナウドを擁してサイドから攻めるのに対して、アーセナルは最近のサッカーが退屈に見えるほどのスピーディーなパスワークで相手の守備陣を混乱に陥れるのが特徴でした。2トップが中にも外にも自在に動き、縦志向が強くないピレスとリュングベリがいいタイミングで中に入ってくる姿は、今でも畏敬の念をもって思い出します。これを支えていたのが、コクランにめざしてほしいパトリック・ヴィエラと、CBソル・キャンベルの守備力でした。

翻って今のプレミアリーグ勢は、「攻撃が遅くカウンターに弱いポゼッションサッカー」になっているのではないかと思うのです。一世を風靡したバルセロナに触発されて変化を遂げたものの、彼らにあった「ボールを奪われたら即座に取り返してショートカウンターを繰り出す」という最大の強みは手に入れられず、手数が多いことの副作用である「遅さ」だけトレースして、自分たちのよさだったスピードを手離してしまったようにもみえます。

今回のチャンピオンズリーグにおける失点シーンを振り返ってみましょう。マンチェスター・シティがユヴェントスに喰らったのは、ポグバのクロスとマンジュキッチのフィニッシュ、縦パス1本からモラタという「少人数の速攻」。マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルはセットプレーの対応を失敗。多人数が一気に上がってきたザグレブに対してガナーズはマークがずれて最後はSBにやられ、マンチェスター・ユナイテッドは左サイドからのクロスというシンプルな攻撃を徹底されて沈みました。ポゼッションを志向し、ラインを高く保ちたいならカウンター対策のクオリティを上げる必要があり、それが難しいなら今までと違う「相手の嫌なこと」をオプションとして持ったほうがいいでしょう。そのヒントは、昨季のプレミアリーグでマンチェスター・シティをアウェイで完封したアーセナルにあると思います。そう、キャラガーさんのいう「スピーディー」、つまり「速攻」です。

私は、今季のマンチェスター・シティの補強をみて、前言大撤回という情けなさを呑み込みつつ予想順位を5位から1位に上げたのですが(恐縮です)、実は彼らの強化戦略の素晴らしさに心底感服したのです。「後ろがしっかり守れて」「速攻ができて」「ワールドクラスのストライカーが決められる」バルセロナのようなチームが欧州で勝てるとすれば、ハードマークができるオタメンディ、長短のパスを織り交ぜて前に決めさせるデブライネ、速攻にうってつけのスターリングという補強は、「チャンピオンズリーグで勝つための要素を徹底的に分析して導き出した解答」なのだろうなと思いました。この推測が当たっているとすれば、チームのボトルネックはペジェグリーニ監督です。指揮官が戦い方のオプションを広げられなければ、意図は実現しないまま、グループステージで姿を消すという最悪の結果まであるかもしれません。

アーセナルは、昨季プレミアリーグの後半戦で見せたカウンターをひとつの攻め方として確立させられれば今シーズンは期待できると思い、当初は優勝争いの最右翼に推していました。ところが今のところはその気配はなく、逆にウェストハム戦とザグレブ戦で、モナコに負けた反省は活かされていないことを露呈してしまっています。長いシーズン、NGの結論を出すのはまだ早いとは思うものの、ヴェンゲル監督が変わらない限りは、プレミアリーグ4位からの脱落とチャンピオンズリーグのグループステージ敗退という今までになかった失敗のほうを心配しなければならなくなるでしょう。少なくともいえるのは、大事な最前線と中盤の締め役がコクランとジルー、ウォルコットだけでは薄すぎるということ。欧州で春まで残りたいなら、1月に動くべきではないかと思います。

むしろいちばん「大化け」に期待できるのは、マンチェスター・ユナイテッドではないでしょうか。ロングボールが極端に少ないアーセナルや、ハイクロスをほとんど出さないマンチェスター・シティに対して、長短のバランスが取れており指揮官の戦術的柔軟性が高いのが理由です。デパイやアシュリー・ヤングがフェライニに高いボールを当てるというオプションは既に持っており、マルシアル、デパイ、マタ、ルーニーと「カウンター人材」は申し分なし。シュナイデルラン、キャリック、シュヴァインシュタイガーで中盤の底を締める体制も整備済み。あとはCB問題を組織力の向上で解決できれば、優勝はともかく「自分たちよりも強いチームをひとつ食って上位進出」ぐらいのことはできるかもしれません。ポイントは、ファン・ハール監督が自分たちを弱者だと定義できるか、でしょう。大きな仕事を成し遂げた、2014年の夏のブラジルのように。

「速さ」「長さ」「強さ」。プレミアリーグ勢が、従前持っていた自分たちの強みを思い出し、いやらしいサッカーができれば、キャラガーさんも大きくうなずくのではないでしょうか。もしかすると、相手の嫌がることをすべて体現できるディディエ・ドログバというタレントは、「最も欧州で嫌われるプレミアリーグらしい男」だったのかもしれませんね。

ヴェンゲル監督にはマン・シティに勝ったときの必死さを。ペジェグリーニ監督にはバイエルンに勝ったときのアグエロを。ファン・ハール監督にはワールドカップで最強スペインと向き合ったときのしたたかさを。それぞれの強さを思い出していただき、戦い方のバリエーションを広げていただくことを期待します。そしてチェルシーは…私は今でも、彼らこそがプレミアリーグ勢のなかでは欧州の頂点に最も近いチームだと信じています。モウリーニョ監督と選手たちに求めることは、シンプルです。昨秋の、最強だった自分たちを思い出してほしい、と。

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“CL、プレミアリーグ…トップクラブの苦戦理由を考える (2)欧州で勝つために足りないこと” への14件のフィードバック

  1. プレミアリーグ大好き! より:

    素晴らしい記事でした。ランキングすべてクリックさせていただきました。
    最近にプレミアが弱い云々は全然的外れだと思っていて、過去十年位の決勝進出クラブを一番多く出しているのはたしかプレミアだし、リーグとしては一番お金が動くことはもちろんリーガエスパニョーラのように11位のクラブが経営難で降格し、一年間積み上げた順位の悲劇喜劇のドラマを台無しにするようなことがないという意味でも面白さで抜けています。
    原点に立ち返り、進化するとともにもともと持っていたよさも捨てないということですね。

  2. MUFC-7 より:

    バルサリズムは世界のサッカーに影響を与えましたよね。でもバルサリズムを圧倒的に上回ったのがハインケスバイエルンでした。彼は速攻も遅攻も使い分けていましたよね。彼らは本当に強かったですし、個人的にユナイテッドが目指してほしいチームでもあります。プレミアは特長である速さと玉際の強さが消えてしまい無個性なリーグになってきているのかもしれません。

  3. VOO より:

    記事にもあるピューリスから今上位の中堅以下のクラブみるとプレミアの球際の強さや速さは健在だと思います。
    よりテクニカルでポゼッション指向のクラブがその強さを失わないようにしていかないとということですかね。

  4. りばー より:

    私も素晴らしい記事だと思い、間髪いれずすべてクリックさせていただきました(笑)
    間違いなくなんちゃってポゼッションの流行によってプレミア勢はヨーロッパで勝てなくなったと思っています。

    しかし、じゃあ堅守速攻スタイルを取り戻せばよいのかといえばそんな単純ではないと思います。
    私はリバプールファンなのでラファ時代にそのスタイルが激しく批判されていたことを知っています。
    「所詮リアクションサッカー」「勝ち点をこぼしやすい」「カップ戦でしか結果が出ない」当時はよくこういうのを目にしました。
    当時ですら勝ち点落としやすかったのにそれを現在のプレミアで実践すると思うように勝ち点を伸ばせずに4位すら危ういということです。ヨーロッパのために堅守速攻を極めても4位以内に入れなければ全くの無意味です。
    ヨーロッパでは堅守速攻、プレミアではポゼッションという使い分けが出来れば文句ないですが、現在のプレミアの拮抗具合+過密日程での怪我、ターンオーバーこれらの複合的な要素が絡み合ってる現状正直私には解決策が思いつきません。

    なんとかしてCLで活躍するプレミア勢をもう一回見たいものです、長文失礼いたしました。

  5. makoto より:

    プレミアリーグ大好き!さん>
    ありがとうございます。クリスタル・パレスやレスターのように、スピードとアグレッシブさでリーグをかきまわしてくれる存在が刺激となって、強いクラブもより戦術の幅を広げて使い分けができるようになるといいのではないかと思ったりします。欧州の舞台で勝っているゲームでもペースや戦い方を変えず、カウンターを喰らっている姿を見て、もっとうまくやってほしいなとモヤモヤすることもあります。

    MUFC-7さん>
    バルサ本命という声が大きかったなか、あの年のバイエルン優勝を本ブログで予想したのが、低い的中率を世に晒してしまっている私のささやかな自慢です(笑)。おっしゃるとおり、マンチェスター・ユナイテッドのひとつのお手本ですね。最強チームを知るバスティの入団は心強いです。

    VOOさん>
    そうですね。プレミアリーグのなかでは、強さと速さはおもしろさの要素として脈々と息づいていると思います。アーセナルの選手たちのテクニックは、素晴らしいカウンターを演出できる鋭利な武器でもあることを見せてくれたのが、昨季のマンチェスター・シティ戦だったと思います。相手と状況をみて、守る高さと攻め方をうまく変えられるだけでも相当強くなるのではないかと期待しています。

    りばーさん>
    あくまで一例ですが、マンチェスター・シティが点を獲りにいくときはトップ下がいる4-2-3-1、勝っているときはフェルナンジーニョが底をカバーする4-1-4-1(あるいは4-3-3)といった形で、ゲームのなかで戦い方をスイッチできればいいのではないかと思います。おそらくワールドカップで世界の潮流を感じたヴェンゲル監督が、昨季の頭に4-1-4-1を試みたのは、戦術のオプションを増やそうという狙いがあったのではないでしょうか。ケガ人の多さや、短期的に結果が出なかったこと等で頓挫した感がありますが、私はおもしろいと思ってみておりました。

  6. にわかスパーズファン より:

    これはずっと私も思っていたことなので
    この記事にとても共感できました
    私がプレミアリーグで問題だと思うのは
    ターンオーバーの話です
    この前の試合でいえば
    ユナイテッドはこの前のサウサンプトン戦も
    そうでしたが、明らかに疲れているし
    逆にアーセナルはターンオーバーしすぎでした
    CLに出ているチームは一部を除けば
    疲れていても、また、メンバー大幅に変えても
    勝てるというチームはほとんどないと思います
    プレミアリーグの監督はリーグ戦を
    重視しすぎです
    たしかにプレミアリーグは厳しいリーグですが
    もう少しメンバーを落としても
    勝てるメンバーが上位チームにはいますし
    そのことが若手の起用にも繋がり
    イングランドの良い若手がブレイクする
    契機にもなると思います
    私はファーガソン監督のように
    ターンオーバーしまくる戦い方が好きです
    ファンハール監督ももう少しターンオーバーして
    若手にもチャンスをあげて欲しいです

    —–
    更新お疲れ様です。
    すごく納得の記事でした。シティがバイエルンをアウェイで破った時、アグエロのショートカウンターが冴え渡っていた気がします。ボニーを取ったのだからロングボールをもう少し入れてもいいと思います。意外にも裏抜けうまいですし。

    一つ思うのはバルセロナがユナイテッドを破ったあのCL決勝は、私たちが思っている以上にイングランドに衝撃を与えたんだと思います。

  7. VOO より:

    すみません何で二重投稿になっているんだろう・・・。二つ目のは何かのミスです。消してもらえたらありがたいですm(_ _)m

  8. ガナユ より:

    アーセナルには押し込んだ後のアイディアやこじ開ける力が不足してますし、実際バルセロナも押し込むだけじゃ勝てなくなったのでショートカウンター使い始めてCL王者に返り咲いてます。もう少し戦術に柔軟性持っても良いのかもしれないですね。

  9. makoto より:

    chop-マンUファンさん>
    そうですね。「リーグ戦で出してないメンバーをいきなり欧州」はきついですね。アンドレアス・ペレイラを観たいです。

    にわかスパーズファンさん>
    マンチェスター・シティの左右からのグラウンダーは、中を固める中堅クラブには読まれていることも多いと思います。おっしゃるとおり、ボニーのときはもっと高さを活かしてもいいですよね。

    VOOさん>
    お気遣いありがとうございます。承知しました。

    ガナユさん>
    そうですね。絶対的な戦術などないわけですし。

  10. より:

    この前のシティvsユベントスの試合もシティのチャンスはショートカウンターからばっかりでしたよ。
    しかもオンゴールで先制点を入れたらシティ側はラインを下げてユベントス側にポゼッションさせてました。
    ただライン下げて守ってても入れられちゃったのが問題ですよ。
    シティのカウンターもユベントスは少ない人数できちんとシュートコースを限定させてました。
    ポゼッションとかカウンターとかスタイルの問題よりもシティは両SBが穴になってました。最低評価点数だったシルバも最多回数のボールを奪われてました。
    逆に普段からいかにシルバに頼った攻撃をしている事になります。

  11. パチ より:

    ロングボールに関しては中盤の選手だけじゃなくCBからフィードが出るかどうかというのも重要なんじゃないかなと思います。

    ヨーロッパ上位のバルサ・マドリー・バイエルンはもちろんドイツ勢もCBからのパスでチャンスを作り出すことができますし、それによって中盤のパサーに頼り過ぎないサッカーを出来ているというのもプレミアとの違いかなと。
    チェルシーはイバノビッチがCBだとフィードが出るのですがモウがやらないのでセスクが封じられると機能不全に陥りアザール頼みになりやすく、シティは中盤+コンパニやコラロフがいてスターリング・アグエロ・ナバスと裏へ抜け出す選手はそろっているので監督次第で、アーセナルもやり方次第かと。
    その中でユナイテッドは昨シーズンからCBも積極的にパス回しにからんでいくようになってたので注目はしていたんですが、ミスが多いしあくまでサブなので中盤のパサー・キャリックがいないとどうしようもなかったのが、シュバイン・シュナイデルランの加入とスモーリングの急成長で落ち着きが出てきたことによってファンハ-ルの理想に近づいてきた…、と感じてただけにショーの長期離脱が残念でならないですね…。

  12. プレミアリーグ大好き! より:

    モウリーニョはマドリー時代はアロンソ起点に、アロンソがマークされたらラモスかペペからのロングフィードで試合を作ってうまく機能していましたから、当然そういう戦術もできますが、チェルシーでは違うやり方をしています。イバノCBなんてのは前季のテリーのMVP級の活躍をみれば、実際に練習を見て選手を見てマネジメントする監督からしたらそんな単純な話でないことは明らかですしね。イバノは前季はサイドバックとして素晴らしい働きをしてましたし。

  13. makoto より:

    あ さん>
    ポゼッションを取りにいくチームは、前でボールを取りにいくのでうまくいっているときはショートカウンターが増えることになります。あの試合の前半は、ストゥラーロを狙い撃ちして迫力のある攻撃をしていたと思います。後半の失点は、後ろが薄いところを突かれた感があり、前半のサッカーで走るのか、きちんと受けるのかが中途半端だと思いました。複数の戦術を操る、というレベルまでいっていないという印象です。

    パチさん>
    コンパニは素晴らしいですよね。マンチェスター・ユナイテッドも、ブリントが後方からの支援で機能すればコンバートした甲斐があります。

    プレミアリーグ大好き!さん>
    セスクがうまく散らせないゲームでも、ウィリアンやオスカルが動いて迫力がある攻撃をできていたのがチェルシーの昨季前半戦だと思います。うまくいかない要因が複数ありそうなので、強い彼らが戻ってくるまでには少し時間がかかりそうです。

  14. 実はグーナー より:

    プレミアの問題は攻撃面じゃなくボールを取られた後の対応でしょうね
    明確な目的や意図がない
    他リーグの上位はちゃんとしてる
    例えばバイエルンはボール取られたら一番近い選手がプレス
    2番目と3番目の選手がバックパスや横パスコースを消す
    チーム全体で1すぐさまボール奪取、2それが出来ない場合はGKにバックパスをさせGKの苦し紛れのクリアボールを拾う、3それも出来ない場合は全体で引いて守るというのを徹底し共有してる
    しかも1、2、3の切り替えが速い
    5秒くらいで「これは1、2無理だな」と感じたらすぐに3に切り替えて引きますからね
    唯一そういう守備をちゃんとしてるチェルシーだけがCLで勝てるのはこういう事だと思います

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