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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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初出場の北アイルランド、ドイツを倒したアイルランド…佳境のユーロ予選は続々と出場国決定!

チャンピオンズリーグでプレミアリーグ勢が苦戦を強いられている一方で、ユーロ予選ではプレミアリーグ所属の選手を多数抱える英国4協会とアイルランドが好調です。ガレス・ベイルの獅子奮迅の活躍と堅い守りでベルギーの上をいくグループBのウェールズは、2試合を残して予選突破決定。現地時間8日には、グループEの北アイルランドがベルファストのホームゲームでギリシャを3-1と下し、こちらもウェールズ同様にユーロ本大会初出場を決めています。

北アイルランドのスターティングメンバーでプレミアリーグで活躍中なのは、マンチェスター・ユナイテッドのマクネア、WBAのガレス・マッコーリーとクリス・ブラント、この日のゲームで2ゴールを決めたサウサンプトンのスティーブン・デイヴィスといった顔ぶれ。元気ならばここにジョニー・エヴァンスが加わるところですが、うーん、地味ですね。選手の多くがチャンピオンシップ所属の代表チームに敗れ、9試合して1勝もできないギリシャの絶不調ぶりがひときわ目立ちます。

そして、昨日最大のトピックスは、ダブリンで戦ったアイルランドがドイツを1-0で倒したことでしょう。アイルランドのプレミアリーグ所属選手は、ストークのウォルターズとシェイ・ギブン、ウィーラン。サンダーランドのオシェイやウェストハムのGKランドルフの名前もあります。エヴァートンからはジェームズ・マッカーシーとギブソン、マクギーディに、今回は参加できなかったシェイマス・コールマンまでおり、シブめながらも北アイルランドに比べると華があります。それにしても、このチームがトマス・ミュラー、エジル、マルコ・ロイス、ゲッツェ、ギュンドアン、トニ・クロースがいる世界王者を完封するとは思いませんでした。試合はジャイアントキリングにありがちな、強者が攻めあぐんでいるうちに隙を突かれてゴールを許すパターン。70分、GKランドルフからのロングフィードに反応して唯一のゴールを決めたのは、クラブでも途中出場が多いサウサンプトンのシェーン・ロングでした。彼らはこれでプレーオフ進出は確実。ポーランドを交えた三つ巴の争いは、最終戦決着です。

英国勢でグループリーグ敗退が決まったのは、アイルランドとポーランドに上にいかれたスコットランドのみ。本日は、8戦全勝のイングランドがエストニアと戦います。既に本大会を見据えているホジソン監督は、今回も数多く招集した若手にチャンスを与えるでしょう。楽しみなのは、セインツのバートランド、トッテナムのデル・アリ、リヴァプールのダニー・イングス、そして常連となりつつあるスウォンジーのシェルヴィ。ルーニーが離脱したFWは誰を起用するのでしょうか。ジェイミー・バーディとウォルコットという超速2トップを観たいのですが…。チャンピオンズリーグ以外では勘弁してほしい3時45分体制で、この試合もチェックしてまいります。(シェーン・ロング 写真著作者/Michael Kranewitter)

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“初出場の北アイルランド、ドイツを倒したアイルランド…佳境のユーロ予選は続々と出場国決定!” への2件のフィードバック

  1. queen より:

    私は代表ではポルトガルファンなんですが(ルイコスタが大好きだったからです)、センターバックとストライカーが世代交代できない立場から言えば、イングランドの現状はとてもうらやましいです。

    ドイツとアイルランドといえば2002年のW杯でロビー・キーンのゴールで引き分けた試合を思い出しました。具体的な統計を見てなくて印象論で言えばですが、ドイツはアイルランドにけっこう煮え湯を飲まされてきたのかなと思います。

  2. makoto より:

    queenさん>
    プレミアリーグのジャイアントキリングの構図に似てますね。カウンター、ロングボール、ハードマークに手を焼くというパターンで。

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