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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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プレミアリーグ11月MVPはヴァーディ、最優秀監督はラニエリでレスターのダブル!

レスターがダブルです!11月のプレミアリーグMVPは、3戦3発でプレミアリーグ11試合連続ゴールのレコードを達成したジェイミー・ヴァーディ。最優秀監督にはクラウディオ・ラニエリ監督が選出されました。選ばれたおふたりと関係者の方々、レスターサポーターのみなさん、おめでとうございます!

11月のレスターは、ワトフォードに2-1、アウェイのニューカッスル戦を0-3で完勝。1位2位対決となったマンチェスター・ユナイテッド戦を1-1でしのいで、トータル2勝1分。3連勝とはいかなかったものの、内容の濃い3試合で、ラニエリ監督はリスペクトされてしかるべきでしょう。ヴァーディひとりでストークとアストン・ヴィラの総得点を超える14ゴール。右サイドから10発決めているリヤド・マフレズを足せば、たった2人でプレミアリーグ4位のマンチェスター・ユナイテッドのゴール数を軽く上回ります。彼らに大きな負傷がない限りは、レスターの快走はしばらく続くのではないでしょうか。この年末にはチェルシー、エヴァートン、リヴァプール、マンチェスター・シティと強豪との連戦が控えていますが、12月の表彰までレスターの選手が獲るようであれば、事件です。レスターがプレミアリーグ4位以内となると、7つのトップクラブのなかから3つしかチャンピオンズリーグに出られなくなるわけで、当落線上のマンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、リヴァプールや、出遅れたチェルシーは真っ青でしょう。

「目標はあくまでもプレミアリーグ残留。勝ち点40まであと8だ。それ以上のことは、数字をクリアしてから考える」と謙虚な姿勢を崩さないラニエリ監督は、チームの雰囲気に気を遣っており、失点が減らなかったチームに「クリーンシートで勝ったらピザをおごる」と持ちかけ、10月末のクリスタル・パレス戦の後に実現。先週のスウォンジー戦を0-3で完勝すると、ごほうびのクリスマス旅行と称してチーム全員でコペンハーゲンを愉しんでいます。今後、どこかで調子を落とす時期が来ると思われますが、監督がブレずに速攻主体のサッカーを徹底し、いい雰囲気をキープできれば、欧州の大会へのチケット獲得は決してない話ではありません。

ヴァーディは2ヵ月連続のMVPとなりましたが、これを達成したのは過去に5人しかおらず、ロビー・ファウラー、デニス・ベルカンプ、クリスティアーノ・ロナウド、ハリー・ケインといった錚々たる顔ぶれです。レスターの公式スポンサーである「Walkers」は、ヴァーディ人気にあやかり、「11試合連続ゴール記録達成記念・ヴァーディ塩味」の限定ポテトチップスをリリース。来週のチェルシー戦で3万2000袋を配布するそうです。ラニエリ監督もヴァーディも、ここまで盛り上がったら、ホームで戦う昨季プレミアリーグ王者とのゲームは勝たないといけませんね。くれぐれも、しょっぱい試合にならないように…。

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“プレミアリーグ11月MVPはヴァーディ、最優秀監督はラニエリでレスターのダブル!” への2件のフィードバック

  1. 爪楊枝 より:

    ヴァーディもラニエリもブラヴォですね。ヴァーディの決定力とラニエリの采配は素晴らしかったです。
    Jスポの放送枠が取られてしまうのは、ちょっぴり歯がゆいですが、今のレスターは間違いなくプレミアで一番面白いチームだと思います。
    チーム全体がいい雰囲気ですし、逆転劇も多いし、勝手も負けても点が入りますからね。両エース以外でも、ドリンクウォーターやカンテやシュルップといった光る選手がいて見飽きません。
    最近は毎週楽しみにしてます。塩試合製造機のチェルシーとも、華々しい打ち合いを演じて欲しいものです!

  2. makoto より:

    爪楊枝さん>
    首位のクラブの放送をやめろとはいえませんね。私も、カンテの守備力とパスワークには注目していました。明日のチェルシー戦、楽しみですね。

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