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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

シーズン最多得点クラブ、個人最多ゴール…最終戦でリヴァプールとマン・シティが挑戦する3つの記録!

順当に勝てばマンチェスター・シティ。対戦相手のウエストハムが番狂わせを演じ、リヴァプールがニューカッスルを倒せばリヴァプール。プレミアリーグ2013-14シーズンも、いよいよ明日、決着がつきますが、この両クラブがそれぞれ2つずつのシーズンレコードにチャレンジしているのをご存じでしょうか。まずは、「シーズン最多ゴールクラブ」。過去の最多ゴールチームは、2009-10シーズンに優勝したチェルシーです。今季、レアル・マドリードで指揮をとり、スペインでもさっそく年間100ゴールを達成したアンチェロッティ監督のチームは、ドログバ29点、ランパード22点、マルダ12点、アネルカ11点で、年間トータル103ゴールを奪っています。

この年は、当時チェルシーにいたスタリッジも1点、決めています。ああ、チェルシーの首脳陣に先見の明があれば…と、話がそれないうちに戻しましょう。最終節を前にして、マンチェスター・シティは100ゴール、リヴァプールは99ゴールと、両者の差はわずか1点。明日の試合が「マンチェスター・シティ4-1ウエストハム」「リヴァプール5-1ニューカッスル」などというスコアになる可能性は充分ですよね(クリーンシートではないところがリアルだと思いませんか)。それぞれ、今季何度も披露してきたバカ勝ちゲームを実現できれば、チェルシーの偉大な記録を更新できます。1点を争う緊張感の高いゲームに「どちらが優勝するんだ!?」とやきもきするのもいいですが、攻撃的なチームらしいゴール祭りにテンションが上がり、「あと1点で104だ!」と盛り上がるのも、もうひとつの楽しみ方です。とりわけ、今季のプレミアリーグを盛り上げてくれた「記憶に残る」リヴァプールとSASには、10年経ってもいろんな記事を見て思い出せるよう、より多くの爪痕を残してもらえればと思います。

さて、今季プレミアリーグのファイナルで、どちらか、あるいは両チームが大量得点をしたとしましょう。おそらくその試合は、エースが何点か、決めているのではないでしょうか。そこで、次の記録のお話です。リヴァプールのスアレスは、シーズン最多ゴールまであと3点。そして、あまり知られていませんが、マンチェスター・シティの心臓ヤヤ・トゥレがハットトリックを達成すれば、ランパードが持っているMFのシーズン最多ゴール、22点を抜き去って「プレミアリーグ過去最高MF」の栄誉を手に入れることができるのです。それぞれ、ランキングはこちらです。

■プレミアリーグ・シーズン最多ゴールランキング
1位:1993-94 アンディ・コール(ニューカッスル)34
   1994-95 アラン・シアラー(ブラックバーン)34
3位:2013-14 ルイス・スアレス(リヴァプール)31
   1995-96 アラン・シアラー(ブラックバーン)31
   2007-08 クリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)31

■プレミアリーグ・MFのシーズン最多ゴールランキング
1位:2009-10 フランク・ランパード(チェルシー)22
2位:2013-14 ヤヤ・トゥレ(マンチェスター・シティ)20
3位:2008-09 スティーブン・ジェラード(リヴァプール)16
   1995-96 アンドレイ・カンチェルスキス(マンチェスター・ユナイテッド)16
5位:2009-10 セスク・ファブレガス(アーセナル)15

どうですか?スアレスとヤヤ・トゥレ。どちらのランキングも、こうして見ると錚々たる顔ぶれです。今季はリヴァプールにぜひとも優勝してほしい私としては、「リヴァプール5-1ニューカッスル/スアレス4ゴール、マン・シティ3-4ウエストハム/ヤヤ・トゥレ3発」という着地を希望しているのですが、ウエストハムに4点は無理ですかね。がんばれ、キャロル。古巣リヴァプールへの借りを返す時がきた。君は4回、首を縦に振ればいいのだ。

ところで、このランキングを眺めていて思ったのですが、1995-96のカンチェルスキスとシアラー、2009-10のランパードとセスク、2013-14のスアレスとヤヤ・トゥレと、フランスのワインのような「ゴール最多ランキングの当たり年」があるんですよね。これは単純に、「攻撃的なサッカーが席巻した年」という理解でいいのか、おもしろい偶然なのか…。調べてみようか、と思いましたが、結構大変そうなので、やる・やらないを決めるところからシーズンオフに先送りします。話をふっておきながら、失礼しました。分析しても何も出ないという、空振りの予感満載です。

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“シーズン最多得点クラブ、個人最多ゴール…最終戦でリヴァプールとマン・シティが挑戦する3つの記録!” への4件のフィードバック

  1. りーく より:

    更新お疲れさまです。
    シティがレッズの得点を抜かしていたとは驚きました!
    最終節はドラマが生まれそうなにおいがプンプンしますね!!

  2. makoto より:

    りーくさん>
    マンチェスター・シティはナスタシッチ以外ベストメンバーですね。私もドラマを期待していますが、どうなるでしょう?

  3. あいん より:

    初コメントです。
    いつも楽しく拝見させて頂いております。
    >「リヴァプール5-1ニューカッスル/スアレス4ゴール、マン・シティ3-4ウエストハム/ヤヤ・トゥレ3発」
    リバプールファンの私としては願ってもない素晴らしい最終節笑
    是非こうなることを祈りつつ、気合いを入れて観戦したいと思います。
    今からワクワクが止まらない!

    僭越ながらも最後に一つ
    ジェラードの所属がブラックバーンとなっていますよ。

  4. makoto より:

    あいんさん>
    ジェラードの件、失礼しました!訂正させていただきました。ありがとうございます。いよいよ、最終節です。ほんとうにワクワクですね。今日は、PC、タブレット、TVフル稼働の四元生中継体制で観戦しようと思ってます。

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