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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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トッテナムが2017年の新スタジアム建設を発表!これで残るはチェルシーだけ…。

プレミアリーグのクラブが、続々とスタジアムの収容人員の拡大を進めています。2月にマンチェスター・シティのスタジアム拡大計画が議会に承認され、「エティハド拡張決定!巨大化・チケット高額化が進むプレミアリーグのスタジアム考」という記事で各クラブの状況を紹介させていただきましたが、今度はトッテナムです。

彼らの本拠地であるホワイト・ハート・レーンは、収容人員数36,000人。この数字はプレミアリーグでは10位にあたり、最北の2チーム、ニューカッスルとサンダーランドを下回っています。1990年代にはプレミアリーグの中位をうろうろしていたノースロンドンの古豪も、2007-08シーズンにカーリングカップ(現在のキャピタルワンカップ)を制してからは、高値安定。毎シーズン、プレミアリーグ4位を争うクラブとなり、20年前には年間平均30,000人を割っていた観客数も、ここ数年は満員御礼状態でした。

今回、彼らが発表したのは、「2017年を目標に、ホワイト・ハート・レーンの近くに新スタジアムを建設する」というもの。収容人員は58,000人になる予定で、実現すれば、既に60,000人規模になるといわれているリヴァプールのアンフィールド、マンチェスター・シティのエティハドや、ナンバーワンのオールド・トラフォード、ノースロンドンのライバルのエミレーツに次ぐ第5位となります。これでやっと、チームの強さに対してあまりに規模が小さかったスタジアムの悩みが解消されるわけですね。レヴィ会長は、スタジアム建設発表にあたり、こんなメッセージを残しています。

「我々はサポーターから強い支援をもらっている。36,000人が入る現在のスタジアムのチケットは完売し、ウェイティングリストは47,000人を超えている。ヨーロッパでトップ20に入るクラブの中でも、トッテナムは最も収容人数の少ないスタジアムを持つクラブであり、高い期待に長期的に応えるためにも新しいスタジアムは非常に重要である」

…せっかくのベイルの移籍金も、今季冴えなかった選手たちの獲得でチャラになってしまった…と思っていた矢先の大盤振る舞いプランのリリース。トッテナムは、意外と財力があったのですね。てっきり、チェルシーがテムズ川沿いに移転する話が先に出てくるものとばかり思ってました。いわれてみれば、以前からトッテナムは「選手の売却上手」ではありましたが、近年の好成績と堅実な経営で、ここにきて投資のメドが立ったということでしょう。レヴィ会長、素晴らしい。

そうです。あとは、チェルシーです。私は、ホームでの強さはサポーターの人数と熱さに比例すると考えているので、42,000人という規模のスタンフォード・ブリッジで負けない彼らは例外的かつ驚異的な存在です。モウリーニョのチームが60,000人規模のスタジアムを持ったら、強さ爆発、大物選手獲得にもさらに拍車がかかるでしょうね。バタシー発電所跡地、アールズコートにほど近いリリー・ブリッジなど、いくつか候補地の話がありましたが、未だに計画は具体化していないようです。こちらの動向についても、引き続きチェックしてまいります。

そうそう、まだいったことがないので、今のうちにホワイト・ハート・レーンを一度観ておかないといけません。トッテナムがここに来たのは1899年ということなので、もう115年になるんですね。マンチェスター・ユナイテッドのゲームを観るとストレスがたまりそうなので、グーナーである相方のおともでノースロンドンダービーにでも潜入しますか。…どっちに転んでもいい試合は、それはそれで結構、楽しいです。(ホワイト・ハート・レーン 写真著作者/Jazza5)

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“トッテナムが2017年の新スタジアム建設を発表!これで残るはチェルシーだけ…。” への1件のコメント

  1. jafanshen より:

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