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グリーリッシュの半額…!? マン・ユナイテッドがファン・デ・ベーク獲得でクラブ間合意!

オランダの「ダ・テレグラフ」とイギリスの「スカイスポーツ」が、「クラブ・個人とも合意に至り、数日中にメディカルチェックを経て完了」と報じています。マンチェスター・ユナイテッドの補強第1号は、ジェイドン・サンチョではなくドニー・ファン・デ・ベークになりそうです。2018-19シーズンのチャンピオンズリーグで、レアル・マドリードとアヤックスを連破するアップセットに貢献したMFは、エールディヴィジでも34試合9ゴール10アシストという素晴らしい数字を残しました。26節で打ち切りとなった2019-20シーズンも、23試合8ゴール6アシストと主力として結果を出しています。

「移籍金3500万ポンド、オプション450万ポンド」という「スカイスポーツ」の記事を読んだ瞬間、ジャック・グリーリッシュの名前が頭から吹っ飛びました。前線を動かすショートパスと正確なミドルが魅力のヴィラのキャプテンは、何としても獲ってほしい選手だったのですが、プレミアリーグ残留を決めたクラブが7000万ポンドという強気な値付けをしていると聞いて、テンションが下がりました。2019-20シーズンが素晴らしい出来だったといっても、プレミアリーグ70試合9ゴール7アシストの24歳に、このご時世で7000は払いすぎでしょう。

アーセナル、チェルシー、マンチェスター・シティの順調な補強をチラ見しながら、「2020-21シーズンは全試合レギュラー固定か⁉」と焦りを募らせていたのですが、アヤックスの6番をグリーリッシュの半額で押さえられるとは、夢のような話です。中盤の真ん中を走り回り、1試合に必ず2回はタックルを成功させるプレーメイカーの最大の魅力は、ボックスの左右にタイミングよく現れるポジショニングのセンスでしょう。ストライカーを追い越してラインの裏を取るプレイが得意で、角度のないところからのフィニッシュは正確です。

引いて守るチームに対しては、浮き球を駆使した崩しのパスが冴え、ミドルレンジからの1発もあります。4-2-3-1ならポグバがセンター、ファン・デ・ビークがトップ下で、ブルーノ・フェルナンデスは左右のサイドから中央に絞るゴールゲッター。4-3-3では、オランダ代表とフランス代表が左右のインサイドに入る布陣となるでしょう。2016-17シーズンは32試合ノーゴールだった「アヤックスの6番」だけに、マティッチやマクトミネイとセンターで並んでも役割を果たせるはずです。ゴールもアシストも決められる23歳が加われば、スールシャール監督もブルーノ・フェルナンデスを休ませるという選択肢があることに気づくのではないでしょうか。

アヤックスのファン・デル・サールCEOは、数ヵ月前から「移籍金が適切なら退団を認める」と明言。29日に行われたフランクフルトとのプレシーズンマッチの後、ファン・デ・ビークの欠場の理由を問われたデン・ハーグ監督は、「チームから離れる話が進んだ」と移籍をほのめかしています。これは、決めてほしい!来季もまた、チェルシー、リヴァプール、マン・シティを見上げて過ごすのかと諦めかけていたところに、ようやく朗報が舞い込んできました。ジェイドン・サンチョを獲れずとも、ワールドクラスのCBと堅実なSBをひとりずつ押さえられれば、2020-21シーズンは盛り上がるシーズンになるのではないかとテンションが上がり始めています。われながら、単純ですね…。(ドニー・ファン・デ・ベーク 写真著作者/Femke Kruize)


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“グリーリッシュの半額…!? マン・ユナイテッドがファン・デ・ベーク獲得でクラブ間合意!” への1件のコメント

  1. ルーニー より:

    とりあえず、フェルナンデスを休められますね。
    ただ、最も重要なのはLSBとLCBなんですよね…。正直、うちとリヴァプール以外のビッグ6の補強や成長がすごいので来季も4位以内が現実的な目標かと思いますけど

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