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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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アーセナル、GKオスピナ獲得間近。しかし意中のセンターMF獲得話は全滅のピンチ!

地元の新聞が「400万ユーロ(およそ5億5000万円)でクラブ間合意」とフライング気味にスクープ。ニースのジャンピエール・リベル会長自ら「まだ合意にまでは至っていないものの、決まるのはそう遠くない」と語っており、コロンビア代表GKオスピナのプレミアリーグ参入はほぼ間違いないでしょう。ニースからリヨン、トッテナムとキャリアアップしたフランス代表GKウーゴ・ロリスの後継者として、ニースのゴールマウスに立ってから6年。ワールドカップブラジル大会で、コロンビア代表のレギュラーGKとしてチームをベスト8に導いた、25歳の「ハメス・ロドリゲスの奥さんのアニキ」は、アーセナルでシュチェスニーと正GKの座を争うことになりそうです。

アーセナルのGK獲得には、もうひとつ、にわかに信じがたい話があります。先週末、とあるスペイン紙が「イケル・カシージャスがフリートランスファーでアーセナル入団を希望している」と報道。コスタリカ代表GKナバス獲得を狙っているレアル・マドリードで、第3GKにまで立場を落としかねないカシージャスが、プレミアリーグでの復活を狙って以前打診があったアーセナルにラブコールを送っているというストーリーのようですが、いやいや、これは創造力豊かな作文ですね。カシージャスがアーセナルを第一候補とする理由がみえてきません。

この話が事実だとしても、同じポジションの選手をだぶつかせてチーム内に不協和音が生じるのを嫌がるヴァンゲル監督が、代表クラスのGKを3人抱えるというジャッジはしないと思われます。GKはオスピナ獲得でリーズナブルに済ませて、今や最大の補強ポイントのセンターMFと、ヴェルマーレンが去れば層が薄くなるCBにそれなりの投資をする構えでしょう。

さて、そのセンターMFですが、イギリスメディア「メトロ」が、「Arsenal ‘could lose out on Sami Khedira’ as Real Madrid make exchange offer to Monaco for James Rodriguez(=レアル・マドリードがハメス・ロドリゲス獲得の条件としてケディラを放出し、アーセナルはこれを失う)」という記事を掲載。「デイリー・メール」は、アーセナルの第2希望であるセインツMFシュナイデルランが、昨季の上司、ポチェッティーノ監督の下でのプレイを希望し、トッテナムへ行きたがっていると報道しています。トッテナムは同時に、モナコとグリーズマン獲得で一騎打ちとなっているとも伝えられており、3人の選手を巡って3つのクラブがじゃんけんのようにバトルを展開しているという構図。それぞれの記事を信じるならば、アーセナルは絶体絶命です。

アーセナルに希望があるとするならば、「選手の交換トレードを絡めた交渉はうまくいかないことが多い」という1点ですね。多くのケースで、打診されたほうが「全額、金でくれ」といって蹴るという結果になっており、欲しい選手が双方一致し、経済的にも互いに納得という着地にもっていくのは難しいようです。さあ、スペインやフランスが動き出し、ロンドンにもにわかに不穏な空気が流れてきました。当然ですが、私は今季のプレミアリーグでグリーズマンやケディラを観たいので、ここはアーセナルとトッテナムに何としても獲得していただきたいと願う次第であります。にわかに緊張感が高くなってまいりました。いずれにしても、次のニュースを待ちましょう。(ダヴィド・オスピナ 写真著作者/Sebastian98)

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“アーセナル、GKオスピナ獲得間近。しかし意中のセンターMF獲得話は全滅のピンチ!” への7件のフィードバック

  1. londres nord より:

    ドビュッシーとオスピナは、補強ではなく補充ですから、今のとこ補強はサンチェスのみ。これでDMFを取り逃がすと、前季同様上位クラブに一つも勝てない気がします。ディアビ完全復帰が最高の補強、我々には最強のスカッドがあるのベンゲル節が出ないことを祈ります。
    シュナイデルランですが、パウリーニョ、カプー、サンドロなどのDMFがいるスパーズより、実質フラミニだけのガナーズの方が試合に出る機会が多いと思うのですが・・・

  2. ウォーカー より:

    放出の方もしっかりやってもらいたいですね、サンチェスが入り前線は明らかに過多。
    いくら怪我人が多いチームとは言えエジル、サンチェス、ウォルコット、カソルラ、ロシツキ、ポルディ、チェンボ、キャンベルと2列目が多すぎます。

  3. ゆうま より:

    アーセナルがスポルティングのウィリアム・カルバーリョに
    最初のオファーを送ったなんて話も出てきたますね。
    カルバーリョは魅力的ですが保有権が分割されている&ホルヘ・メンデス物件
    など関わりたくもない要素が満載(笑)

  4. makoto より:

    londres nordさん>
    ヴェンゲル監督は、守備的なMFを必ず入れるサッカーをしているわけではないので、比較するなら同じ2ポジションで「デンベレ、パウリーニョ、カプエ、サンドロVSラムジー、アルテタ、フラミニ、ウィルシャー、ディアビ」となるのではないでしょうか。ほぼイーブンですね、競争環境でいえば。

  5. makoto より:

    ウォーカーさん>
    アレクシス・サンチェスは、2列めもできますが、ジルーとサノゴだけでさすがに貧弱な最前線の補強と考えたほうがいいでしょう。6人は、決して多過ぎることはないと思います。ちなみに昨季のわれわれは、香川真司、ナニ、マタ、アシュリー・ヤング、ルーニー、ウェルベック、バレンシア、ギグス、ヤヌザイで9人でした。ギグスは真ん中、ウェルベックは前でも使ったことを勘案しても、8人です。

  6. makoto より:

    あ、失礼。7人でしたね。それでも、多過ぎはしないのではないでしょうか。「昨季、マンチェスター・ユナイテッドは働いていない選手が多かったじゃないか!」ということであれば、「ヤヌザイとマタを引いて、2年前のプレミアリーグ優勝チームは7人」という勘定でもOKです。

  7. makoto より:

    ゆうまさん>
    さすがに、ネタとしてどうなのかと思ってスルーした話です。マンチェスター・ユナイテッドが「高すぎる」と挫折した案件に、後からヴェンゲルさんが手を出すと思えず。

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