イングランドのプレミアリーグ(ときどきチャンピオンズリーグ)専門ブログ。マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、リヴァプールetc.

偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

プレミアリーグ明暗!アーセナルはオスピナ獲得発表、リヴァプールはロイク・レミー取りやめ報道!

これもまた、寝耳に水です。プレミアリーグでこの夏、最も積極的に補強に動いている2チームから、対照的なニュースが聞こえてきました。アーセナルが、予定通りコロンビア代表GKダヴィド・オスピナの入団を発表した一方で、リヴァプールのロイク・レミーはどうやら取り止めとなったようです。

「BBC」「スカイスポーツ」「テレグラフ」が一斉に報じたのは、メディカルチェックで問題が発生したというお話。どんな移籍でも、メディカルでストップという可能性は等しく存在するわけですが、昨季のプレミアリーグで活躍し、ワールドカップのメンバーにも選ばれていた選手のメディカルチェックアウトには、正直、びっくりしました。心臓、ふくらはぎ、膝といくつかの情報が錯綜しており、どこで引っかかったのかは不明。はっきりしているのは、これによってこの夏のロイク・レミーの選択肢はQPR残留しかなくなったということです。

アーセナルのオスピナは、早ければ8月2日・3日に行われるエミレーツカップでお披露目があるとのこと。ワールドカップを見た限りではありますが、シュートへの反応、キャッチングに関してはシュチェスニーより安心して観ていられるでしょう。逆に気になるのは、放り込みやサイドからのクロスに対して、守備範囲が狭いように見受けられるのと、時折ゴールキックをDFに蹴らせていたこと。最終ラインを高く保ちたいチームは、GKにはDFラインの後ろのスペースのフォローや、ビルドアップ参加を要求したいものです。

オスピナが早期にプレミアリーグにフィットしてくれるかどうかで、メルテザッカーとコシールニーの出来も変わってくると思われます。「経験も豊富でニースとコロンビア代表で十分な実績を残している」とヴェンゲル監督はコメントしていますが、25歳の新守護神はエミレーツ・スタジアムのゴールマウスに立つのか、ファビアンスキと同じ椅子に座り続けることになるのか。シュチェスニーとのポジション争いは、ハメス・ロドリゲスの奥さんのアニキが勝つのではないかと思いますが、「ようこそオスピナ!」と無邪気にFacebookに掲げている昨季のレギュラーGKは、相当神経が図太そうなので、予断を許さないバトルとなりそうです。

早期の新GK獲得発表で、カシージャスのプレミアリーグ参入はなくなりそうですね。レアル・マドリードは、噂どおりコスタリカ代表のナバスを獲るのでしょうか。ハメス・ロドリゲスとトニ・クロースをがめた世界一お金を使うクラブのGK事情など知ったこっちゃない、といいつつ、ノイアーの前に世界最高のGKといわれていたベテランの去就も気になるところではあります。

そしてリヴァプールは、レミー断念で、サンダーランド移籍がささやかれていたボリーニを残留させるかもしれません。それにしても、スタリッジ、リッキー・リー・ランバート、ボリーニでは、チャンピオンズリーグ上位進出もプレミアリーグ優勝も心もとないですね。現在、移籍市場に出てきそうなめぼしいFWは、チームのアジアツアーに帯同していないパリ・サンジェルマンのカバーニ、インテルやアトレティコ・マドリードが狙っているといわれているチチャリート、1トップなのに4人のFWがいるチェルシーのルカクあたりでしょうか。カバーニは超高額、他の2人はプレミアリーグのライバルクラブ所属で、好条件で譲ってもらえるとは思えません。代理人が残留を明言したボニーは望み薄、フンテラールはランバートとキャラかぶり感ありで、悩ましいところです。

攻撃的MFをみても、シャキリとマルコ・ロイスは本人が残留を明言。ディ・マリアはマンチェスター・ユナイテッドとパリ・サンジェルマンのオファーが話題となっており、食い込むのは大変そうです。リヴァプールの補強では、私の推しはディ・マリアだったのですが、ロイク・レミークラスのFWが獲れないとなると、マルコヴィッチやララナを獲って充実度が上がったMFより、いま一度FWに特化してアタックしたほうがよさそうです。

…そうそう、ひとり、いました。お金さえ用意すれば獲れそうな匂いがプンプン漂っている、強豪国の代表チームでエースを張っている選手が。ACミランの、あの男はどうでしょう?プレミアリーグ経験もあり、身体能力が高く、パスセンスもあります。スタリッジの相棒としては悪くないと思いますが、いかがでしょうか。ガリアーニCEOは「バロテッリの移籍は99.9%ない」といっておりますが、アーセナルに移籍金ディスカウントを持ちかけたという報道もあり、ロビーニョ売却がはかどらずに補強が頓挫している彼らは、結局は金次第ではないかと思われます。「トラブルメーカーは前任者でこりごり」といわれれば、あまり強くは推せませんが…。リヴァプールがどんな答えを出すのか、結論はプレミアリーグ開幕直前まで引っ張りそうな雲行きです。

おもしろいと思っていただけた方は、お時間あれば、下のブログランキングバナーをクリックしていただけると大変うれしいです。所要時間は5秒です。何とぞよろしくお願いいたします!


“プレミアリーグ明暗!アーセナルはオスピナ獲得発表、リヴァプールはロイク・レミー取りやめ報道!” への4件のフィードバック

  1. londres nord より:

    嘘か真か、ミランは移籍金+キャンベルで、バロテッリをアーセナルに押し付けようとしているとの報道もありますが、アーセナルでのプレーを切望しているキャンベルを一度のチャンスも与えずに、売り払うのは鬼がすることです。

  2. リバサポ より:

    レミーの詳細は発表されないでしょう。
    巷では、早期発見できてよかったみたいなニュアンスの報道もありますから。

  3. レミー好きなんだよな。
    非常に頑張ってほしい

  4. makoto より:

    londres nordさん>
    A.サンチェスFIXした瞬間、バロテッリはなし、というジャッジだと思いますが、まさか!?

    リバサポさん サッカーのスーパプレイさん>
    「レミーにとって公表されたくない個人情報」の可能性が高いので、真相は永遠に藪の中ですね。アーセナルも、同じような情報があってレミーから撤退したのでしょうか。私も、レミーにはがんばってほしいです。

londres nord へ返信するコメントをキャンセル