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偏愛的プレミアリーグ見聞録

マンチェスター・ユナイテッドファンですが、アーセナル、チェルシー、トッテナム、リヴァプール、エヴァートンなどなど何でも見てしまう雑食系プレミアリーグファンです。プレミアリーグ観戦記、スタジアム、チーム情報からロンドンやリヴァプールのカルチャーまで、幅広く紹介しています。

長きにわたる交渉の末に…ついに決定間近報道、リヴァプール左SBアルベルト・モレノ!

リヴァプールサポーターのみなさん、おめでとうございます!といってしまうと、まだフライングなのでしょうか。5月に最初の報道が出て以来、進んでは止まり、決めるといわれては否定コメントが出て…を繰り返してきた、リヴァプールのアルベルト・モレノ獲得話。本ブログで最初に「合意報道」を取り上げたのは6月10日で、かれこれ2ヵ月経っています。しかしこのたびは、地元スペインの複数メディアだけでなく、BBCをはじめとするイギリスメディアも報じているので、もう間違いないでしょう。「アルベルト・モレノは、セビージャとリヴァプールのクラブ間合意を受けて、レアル・マドリードとセビージャが戦うUEFAスーパーカップのメンバーから外れた」というニュースです。

スペインでは1800万ユーロ(約24億5000万円)+インセンティブ、イギリスでは1200万ポンド(約20億6000万円)+インセンティブと伝えているメディアもありで、最終的な移籍金については決定報道を待ったほうがよさそうです。リヴァプールの最終ラインは、かなり充実しますね。右にグレン・ジョンソン、フラナガン、マンキージョ。左はホセ・エンリケとアルベルト・モレノ。センターには、デヤン・ロブレン、コロ・トゥレ、アッガー、シュクルテル、サコがおり、コアテスやケリーまで控えているというラインナップです。コロ・トゥレにトルコのトラブゾンスポルから獲得合意声明が出るなど(真偽は不明です)、これから放出される選手も多少は出るかもしれませんが、チャンピオンズリーグで決勝トーナメントを戦いながら、FAカップなどのタイトルをめざすチームとしては、量・質ともに納得の補強なのではないでしょうか。

主力選手だけでも総勢7人(オリギ除く)、ストライカーを獲るとすれば8人というリヴァプールの大量補強に、「昨季プレミアリーグで苦戦したトッテナムのようにならないか」という声もあるようですが、攻撃陣を中心に思い切ってレギュラー選手を入れ替えるという博打にチャレンジしたトッテナムと比べて、プレミアリーグ準優勝メンバーが要所に配されているリヴァプールは、混乱は少ないものと思われます。早期に合流できそうなアルベルト・モレノは、ホセ・エンリケを抑えて秋にはレギュラーとして活躍するとみます。

チェルシーは既に「補強は完了した」とモウリーニョ監督が宣言しており、ケガ人が出るか、おいしい話を出会い頭につかむぐらいしか、新しい話はないでしょう。あるとすれば、イヴァノヴィッチをまわせるものの、やや薄めのCBかドログバ負傷対策のFWでしょうか。プレミアリーグ優勝メンバーがほとんど残っているマンチェスター・シティは、さすがに打ち止めでしょう。動くとすれば、アーセナルのCBとセントラルMF、前と後ろを補強したいトッテナム、マンチェスター・ユナイテッドの中盤より後ろ、そしてリヴァプールのストライカー。プレシーズンマッチとコミュニティシールドを終え、各チームの輪郭もみえてきたところですので、明日かあさって、「プレミアリーグの優勝クラブ&トップ4予想」をやってみようかと思います。昨季に比べて、主力メンバーから物色中のクラブが多いので、予想の難易度が高いのですが、開幕前に宣言することに意義がある、ということで、大目に見てやっていただければありがたいです。

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“長きにわたる交渉の末に…ついに決定間近報道、リヴァプール左SBアルベルト・モレノ!” への15件のフィードバック

  1. ルタレック より:

    合意発表がありましたね。個人的に一番うれしい補強です。ようやく落ち着けます。かなり長引いたので疲れました。

  2. makoto より:

    ルタレックさん>
    ストライカーより左SBが重要とおっしゃっていたので、このニュースを喜んでらっしゃるのではないかと思っておりました。早く正式発表をみたいですね。

  3. リバサポ より:

    これで、両SBが5年は安泰かと思います。
    右はマンキージョとフラナガンがしのぎを削り。左はエンリケとモレノのスペイン人コンビがスタメン争いをしながらアカデミーの選手が3番手として台頭してくれれば、スムーズに世代交代は完了です。

  4. makoto より:

    リバサポさん>
    そうですね。今季、チャンピオンズリーグの出場権をキープして、安定飛行状態になれればいいですね。プレミアリーグで優勝できれば最高ですが、そこまでいけなくても昨季のアーセナルのようにFAカップあたりを獲れると盛り上がりそうです。

  5. ぺじぇり より:

    スーパーカップの試合後チームメイトがモレノを囲って円陣してましたね
    モレノが号泣してた姿は印象的でした

  6. makoto より:

    ぺじぇりさん>
    ご覧になったんですね。そんなシーンがあったのであれば、確実ですね。

  7. より:

    ちょうど円陣してるところは見当たりませんでしたが泣いてるところは動画がありました
    https://vine.co/v/MYegI5jqD2j
    https://vine.co/v/MYeWx03Ih1Q
    https://vine.co/v/MYeWbDaqYeT

    —–
    これで中盤から後ろは揃ったので、後はストライカーですね。
    戦力外通告されたというチチャとかどうでしょうか・・・。

  8. 管楽 より:

    リバプールの守備陣まじで良いですね!素晴らしいクオリティー!
    ロブレンを軽く取っていったのが信じれません笑
    ネームバリュー強し!

    —–
    イアゴ・アスパスをローンしたならモレノの移籍の際に入れればよかったのにと思ったのは私だけでしょうか?

    欧州サッカーはリーグ数,選手数がすさまじく多いわりに複雑なトレードが成立しませんよね?三角トレードのような。
    複数の選手を移籍にかませることにより話を複雑にすれば実質的な移籍金を下げられる可能性も生まれるわけですが・・・

    スアレス、サンチェスの玉突きも同様に感じました。アーセナルの余剰戦力をリバプールに移籍させて三角にすれば面白そうとか思ったんですがw

    まあ、サッカーは即戦力を求められるため、将来性という曖昧な物は交渉の際にカードにあまりなりえないし、能力を定量的に評価しにくいから結構難しいですよね。移籍市場期間も短いし・・・
    アメリカンスポーツと欧州サッカーの移籍の違いについての考察とかも面白そうです。あっちは大物と大物のトレード、三角トレード、大物と数名の若手トレードとか沢山ありますしw

  9. makoto より:

    ぺじぇりさん>
    情報ありがとうございました!

  10. makoto より:

    ご さん>
    いいですよー!と、おすすめするのもなんですが(笑)

  11. makoto より:

    グナさん>
    ロジャース監督が素晴らしいのでしょうね。相当、先みながらチームづくりをしているように感じます。

  12. makoto より:

    管楽さん>
    1)異国間交渉であること
    2)それぞれの選手の契約内容が細かく、詳細な条件をつぶしにいかないといけないこと
    あたりが、交換トレ―ドを難しくしているように思います。国内であれば、トッテナムとスウォンジーがデイビスとシグルズソンでやりとりしたように、交換に近い話がときたまあります。

  13. 名無し より:

    モレノがエンリケからポジションを奪うことはないですね。
    エンリケが怪我しない限り実力が違いすぎます。

  14. 名無し より:

    モレノがエンリケからポジションを奪うことは難しいですね。

  15. makoto より:

    名無しさん>
    なるほど。ホセ・エンリケがアルベルト・モレノを凌駕したら、そのときは相当、左サイドは強い状態。なおさらレッズは盤石ですね!私はモレノが勝つと思いましたが、エンリケが抑え込む可能性も十分あると思います。

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