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シソコ、ミングス…そろそろ佳境⁉ アーセナルのCB&セントラルMF補強最新事情!

そうこうしているうちに1月はもう1週間を過ぎ、2月2日に延長されたプレミアリーグの冬の移籍市場締め切りまで残り3週間。CBとセントラルMF獲得はあるのでしょうか。かれこれ7月から、動くようで動かない慎重居士のヴェンゲル監督には引き続きじらされ続けており、アーセナルの移籍情報にはついつい食いついてしまいます。年末にイギリス紙「テレグラフ」、直近は「デイリースター」が報じたガナーズの最新CB候補は、サンテティエンヌのロイク・ペラン。元々はMFだった29歳は、SB、CBと年を経るごとにポジションを変えてきた選手で、600万ポンド(約11億円)という手頃な移籍金も含め、アーセナルは魅力を感じていると伝えられています。

この話が事実だとすれば、2つほど気になることがあります。ひとつめは、サンテチエンヌが出したくないと明言していること。そしてもうひとつは、本職のCBを獲るというより、使い勝手のいい選手を獲っておくというニュアンスが強いようにみえることです。昨季のシェルストレームや、以前のアンドレ・サントス、スキラッチの匂いが漂ってくるようなお話で、頭数は揃うものの、アーセナルが明確によくなるイメージがありません。

同じく「デイリースター」が獲得に近づいていると報じたのは、ポルトガル代表のセントラルMF、ウィリアム・カルバーリョ。いやー、よく出ますね、この人の名前は。昨季はマンチェスター・ユナイテッドがオファーを出したといわれ、夏にはアーセナルがいけそうという話もありました。プレミアリーグ開幕前には、2400万ポンド(当時のレートで41億円)といわれていた選手が、今回の報道で36億円の評価といわれると、思わず眉に唾をつけてしまいます。スポルティングが財政的に行き詰っているなどの状況がなければ、元々、60億円を超える金額のオファーがないと移籍させないといわれてる選手の価格が下がることはありえないでしょう。

むしろ、おもしろいのは、イングランドで活躍する選手の獲得話です。「エクスプレス」等が報じていたムサ・シソコやタイロン・ミングス。「アーセナルは昔からファンなんだ。アイドルはパトリック・ヴィエラ」と語るシソコは、アーセナルの900万ポンド(約16億2000万円)に対してニューカッスルは2000万ポンド(約36億円)を主張しているそうで、この溝が埋まるかどうかが最大の関門とのこと。ニューカッスルで18試合に出場しているフランス代表MFなら、間違いなく即戦力として計算できます。イプスウィッチの左SBミングスは、191センチと上背もあり、以前からチェルシーがテリーの後釜として目をつけていた選手。争奪戦が激しくなると、アーセナルが勝てるかは微妙ですが、ペランのようなベテランを獲るぐらいなら、21歳の将来性を買ったほうがいいのではないかと思います。

このほか、スパルタク・モスクワのセントラルMFロムロなどの話もあり、いろいろ動きはあるようですが、MFはともかくCBのチョイスがやや不安です。今ほしいのは、ユーティリティよりも、メルテザッカーとレギュラーを争えるぐらいの本職CBではないでしょうか。プレミアリーグ4位を外すリスクを考えれば、ヴェンゲル監督は、ここはケチらずに2人獲りにいったほうがいいでしょう。追いかけてくるトッテナムの足音は、ベイルの出来に左右されていた時代よりも高らかに響いていると思うのですが…。

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“シソコ、ミングス…そろそろ佳境⁉ アーセナルのCB&セントラルMF補強最新事情!” への2件のフィードバック

  1. shu より:

    ヘヴェデスはユナイテッドという報道が多いのが残念です。アーセナル、ここは頑張って欲しい。

  2. makoto より:

    shuさん>
    ヘヴェデス、出ますかね。結局残留という話になるのではないかという気がしています。

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