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ウィルフリード・ボニーがついに動く⁉ マンチェスター・シティが獲得間近と報道!

これは、いい補強になりそうです。ジェコとアグエロを欠いたマンチェスター・シティに、プレミアリーグ屈指の点取り屋が合流する見通しとなりました。「スカイスポーツ」などイギリスの複数メディアが獲得間近と報じているのは、ウィルフリード・ボニー。名前を聞いただけで、苦い記憶がフラッシュバックする方もいるでしょう。2014年ワールドカップブラジル大会で、右サイドからのクロスをヘッドで合わせ、日本代表から同点ゴールを奪ったストライカー。昨季、スウォンジーに入団すると、プレミアリーグ1年めは34試合17ゴール。今季も20試合で9ゴールとコンスタントにゴールを決めてきたコートジボアール代表が、ダヴィド・シルヴァやナスリ、ヘスス・ナバスらが繰り出す質の高いラストパスを得られれば、さらにゴールを量産するでしょう。打点の高いヘッドや正確なボレーもさることながら、ペナルティエリアの外からノーステップでも強烈なミドルが打てるキック力は脅威です。

移籍金は最大3000万ポンド(約54億円)といわれており、ボニー本人が「全ての選手たちの希望は、チャンピオンズリーグやワールドカップでプレイすることだろう。話し合いは続いており、うまく進んでいる。今はコートジボアール代表に集中して、いいニュースがくるのを待ちたいね」と交渉を認めています。ボニーがマンチェスター・シティに移籍するとなると気になるのは、スウォンジーとマンチェスター・シティのトップ問題。前者は「誰を獲るのか」、後者は「誰を出すのか」です。

今季のスワンズのストライカーは、ボニーを除くと1ゴールしか決めておらず、プレミアリーグで16試合を費やしても2点めが決められないバフェティンビ・ゴメスをそのままレギュラー昇格させるわけにはいかないでしょう。50億円をそのまま使えれば、いいストライカーを獲れそうですが、彼らが誰を狙っているのかはまだ不明。ボニーの話が決まれば、一気に次の話が動きそうです。現在、リヴァプールと勝ち点で並ぶ9位につけているウェールズのクラブの動向を、引き続きチェックしたいと思います。

そしてマンチェスター・シティのFW事情ですが、彼らは今季、ファイナンシャルフェアプレー(FFP)のペナルティで移籍金の赤字に上限が設定されており、ボニー獲得と同時に前線の選手を放出すると報じられています。「デイリーメール」が名前を挙げているのは、バレンシアにレンタル移籍しているアルバロ・ネグレドと、ようやくプレミアリーグの水に馴染んできたステファン・ヨヴェティッチ。ネグレドのレンタルにはシーズン終了後の買い取り義務がついており、その額は2500万ポンド(約45億円)といわれています。この額が、ボニーの移籍金と行って来いになればOK。さらに誰かを売る必要があれば、負傷者が復帰するとダブつくことになりそうなヨヴェティッチが出されるという見立てです。これは厳しいお話ですね。プレミアリーグ11試合出場と、与えられた時間は少ないながらも5ゴールを決めているモンテネグロ代表は、本領を発揮しないままにマンチェスターを去ることになるのでしょうか。

強くなりそうですね、マン・シティ。単純なゴール数では、ボニーはジェコを上回るでしょう。ライバルクラブからすれば、ボニーが合流してアグエロも復帰してくる2月を前に、マンチェスター・シティを叩いておきたいところ。今週末から始まるエヴァートン、アーセナル、チェルシーの3連戦に注目です。昨季プレミアリーグ王者が、ここで3連勝などしようものなら…。

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“ウィルフリード・ボニーがついに動く⁉ マンチェスター・シティが獲得間近と報道!” への2件のフィードバック

  1. ぺじぇり より:

    ヨヴェティッチはゴール数云々より怪我で稼働率が低いのも問題なんでしょうね

  2. makoto より:

    ぺじぇりさん>そうですね。結果的に、貢献度の面積が小さいということになってしまうのかもしれません。

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